プロフィール
正式名は『ザ・テリーマン』。
身長190cm。 体重95kg。 超人強度95万パワー。
名前とキャラクターのモチーフは連載当時の人気プロレスラー「テリー・ファンク」。
テーマ曲は、串田アキラの歌う「テキサスブロンコ」。
南部アメリカを代表する「テリー一族」の御曹司である、テキサス出身のスーパーヒーロー。ガッツリぶ厚いミートパティにかぶりつくハンバーガーが好きで、親友のキン肉マンが好物としている牛丼のことは「薄くスライスした肉の汁かけライスなんて男の食い物じゃねえ」と全否定している。
初期の巨大化して怪獣退治をやっていた頃から登場するキン肉マンの良きライバルで、序盤ではミート君・キン肉マンと三人でつるんでいることが多かった。
初対面時にはキン肉マンを「オー、マッスルマン!」と呼び、子供が泣く泣く貯めた小銭で怪獣退治を依頼しようとしたら即座に蹴り倒し「ボーイ おとなをからかっちゃいけないよ!」と高笑いするというゲンキンなキャラだった。
ちなみに初台詞は「オーノー ひどいすまいだ まるでウサギ小屋だ」。さすが土地持ちのボンボンである。
超一流と呼ばれる実力もさることながら、燃えるガッツとファイティング・スピリッツが最大の武器。その闘志は、試合中に両腕を奪われてすらいささかも衰えることはない。
また、あらゆる分野の知識に詳しく、試合観戦時には解説役にまわることもしばしば。
「そういえば聞いたことがある」
傷だらけの姿が、これほど美しく映える男はそうそういないだろう。
個人タイトル歴
- テキサス超人ヘビー級
- 全米超人レスリング選手権
- 第20回超人オリンピック第3位
- 人気超人世界一決定戦優勝
異名
- テキサス・ブロンコ
- テキサスの荒馬
- 巨漢(ジャイアント)ハンター
2代目キン肉マングレート
初代キン肉マングレートことプリンス・カメハメより、グレートのマスクを引継いだ姿。
テリーマンがグレートとして戦った準決勝と、決勝戦3本勝負の1本目は、まさにテリーマンが主役であり、「夢の超人タッグ編」の中盤を大きく盛り上げた。
ザ・マシンガンズ
最大のライバルにして親友のキン肉マンと組んだ珠玉のタッグチーム。
詳細はザ・マシンガンズの項があるため、ここでは割愛する。
得意技
早撃ち
「それは得意技なのか」と言いたくなる気持ちはあろうが、初期の必殺技(文字通りの意味で)である。
リボルバー式拳銃共々巨大化し、敵を撃ち抜く。巨大な怪獣でもたちどころにバラバラに吹き飛ばしてしまうほどの威力である。
スピニング・トーホールド
テリーマンの代名詞ともいえる技。仰向けに倒れた相手の脚を自分の脚に絡め、テコの原理で締め上げる。
テリーマンのモデルであるテリー・ファンクが一族で得意としていることから「伝家の宝刀」と呼ばれる。
ナックルパート
テリーマンのファンがもっとも熱狂するであろう必殺技。
前進しながら、ただひたすらに嵐のようなパンチの連打を浴びせる。
左手を振り回して打ち込むとどめの一撃は「テキサスブロンコ」と呼ばれる。
この技が出たら「いった! いった! テリーがいったーっ!」と叫ぶのが通。
なお、テキサスの男が強さを示す際は、もっとも原始的で勇気のある方法として殴り合いで雌雄を決する。
(これを「テキサスフィストデスマッチ」と呼ぶ。)
テキサス・コンドルキック
プリンス・カメハメとの組み木の特訓で会得したとされる必殺の蹴り技。
両の開脚により相手のガードを開かせ、ガラ空きになったアゴめがけて両膝を叩き込む。
(ガードを開かせるモーションを省略して、単発で撃つこともある。)
テキサス・クローバー・ホールド(四つ葉固め)
グラウンドにおけるテリーマン最強の関節技。
スピニング・トーホールド同様、テリー・ファンクの得意技でもある。
数々の強豪をギブアップ寸前に追い込んでいるが、この技でフィニッシュしたことはない。
ブレーン・バスター
使ったのは一度のみだが、ベストバウトとして名高いザ・摩雲天との戦いに終止符を打った大技。
「巨漢ハンター」の異名にたがわず、巨大な摩雲天を高々と持ち上げリングに沈めた。
Web漫画で連載されている新シリーズでは、完璧・無量大数軍の一人マックス・ラジアルにも試合を決める一撃として使用した。
カーフ・ブランディング(仔牛の焼印押し)
テリーマンの技の中で、もっともKO率の高いフィニッシュ・ホールド。
初期は普通のブルドッキング・ヘッドロックだったが、のちに相手の後頭部に膝をあてマットに顔面を叩きつける荒技へと進化した。
その他
タッグトーナメント編ではマッスルドッキング絡みでキン肉バスターやキン肉ドライバーも披露している。
主な関係者
お互いに一番の親友でありライバルと認め合う関係。
会えば常にケンカばかりしているが、お互いの呼吸を知り尽くしており、まさに息の合った珠玉のコンビネーションをみせる。
アメリカ北部を代表する超人。お互いを認めあい、よき友人関係であったが…。
あまり語られることはないが、テリーマンとアシュラマンは、シングル・タッグあわせて三度も戦っている。
内容も、テリーの1勝1敗1分であり、まさに拮抗したライバル関係と言っても過言ではない。
夢の超人タッグ編にて、彼と共に「ニュー・マシンガンズ」を結成するが…。
物語の序盤で出会った頃から、お互いを意識しあう関係。
原作では、終盤に登場しなくなってしまったが、続編のⅡ世でめでたく結ばれたことが明らかになった。
何かにつけて、偉大な父親に反抗する愚息。
しかし、心の内ではテリーを尊敬しており、その偉大な父がタイトルに関しては不遇であることに対する裏返しでもある。
実力的には父に及んでいない感もあるが、テリーマンゆずりのファイティング・スピリッツを持つ。
アメリカ・テキサス超人学校の格闘科でテリーマンに教えを受けていた生徒。
優等生らしく、テリーマンから授業の代行を求められる場面もある。
先生 テレビはこれくらいにして スピニング・トゥ・ホールドのかけ方をおしえてください