概要
スパークドールズとなった怪獣をビクトリーランサーでリードすることによって、なんと右腕をその怪獣の一部に変化させ、自らの武器として使うことができる。
敵怪獣の力を奪って積極的に利用するウルトラ戦士は当然ながら過去に例がなく(怪獣そのものになったウルトラ戦士はいたが)、むしろ少し前の仮面ライダーっぽくもある。
ウルトラ6兄弟の力を操れるウルトラマンギンガストリウムとは、まさに正反対の能力である。
この能力はショウの精神状態に影響するようで、第4話では敵戦力を使うことに迷いを抱いていたため一時的に使用できなくなっていた。
ウルトラマンギンガビクトリーも使用できる他、ビクトリーキラーがキラートランスとしてコピーしている。
pixivでは本編に登場しない怪獣のウルトランスを想像してみたイラストも少なからずある。
ウルトランス一覧
EXレッドキングナックル
第1話で初使用。EXレッドキングでウルトランスした巨大な拳。
高い打撃力を持つほか、必殺技のフレイムロードも使用可能になる。最初に手に入れたためか使用率が高い。
エレキングテイル
第3話で初使用。エレキングでウルトランスした尻尾。
キングジョーランチャー
第4話で初使用。キングジョーカスタムでウルトランスしたペダニウムランチャー。唯一の怪獣の部位ではなく武器腕にして光線技以外の飛び道具。
オリジナルと同様、一撃で怪獣を倒せるほど威力が高い。
グドンウィップ
第5話で初使用。グドンでウルトランスした鞭。
エレキングテイルに比べ小型のため、扱いやすく接近戦に向いている。しかしエレキングテイルと用途が被るためか2回しか使われていない。
サドラシザース
第8話で初使用。サドラでウルトランスしたハサミ。素早い攻撃を得意とし、相手の手足などを挟みつける攻防一体となった武装。
地味にボスクラスの敵や強敵相手に使われており、そこそこ活躍しているウルトランス。ビクトリーキラーがキラートランスとして使用した際にはナイトティンバーを左右から挟み真剣白羽取りするという芸当を見せた。
第10話で初使用。シェパードンの魂が宿ったクリスタルスパークドールズをリードすることによってウルトランスした剣。他のウルトランスと異なり純粋な手持ち武器として出現する。
詳細はリンク先を参照。
ハイパーゼットンシザース
第15話で初使用。ハイパーゼットンでウルトランスした腕。元々味方であるシェパードンを除けば唯一、後半で敵から手に入れた怪獣の力。
敵へ突き刺した後、零距離から火球を叩き込むというえげつない武器であり、他の攻撃が全く通用しなかったビクトルギエルの胸部装甲を抉り取るダメージを与えた。ウルトラマンギンガビクトリーも使用している。
どう見てもハサミじゃないだろ、つーか被ってるんだからハイパーゼットンクローとかでいいだろなどと突っ込んではいけない。
公募
毎年テレビマガジンとてれびくんで行われる公募では、2014年の案が「ウルトラマンビクトリーウルトランスアイデアコンテスト」だった。
タッコングファイヤーボール
テレビマガジン賞。
タッコングを丸ごとウルトランスし、炎を纏って殴り倒したりする。
ちなみに原作では一度も火を噴かない内に帰ってきたウルトラマンに倒されている。
バルタンセンジュカノン
てれびくん賞。
バルタン星人が千手観音のように腕を無数に分身させた姿で上半身だけウルトランスし、大量の光線で敵を殲滅する。
応募名は「せんじゅかんのんバルタンばさみ」。改名したスタッフは天才だ。
玩具では
DXビクトリーランサーを使ってウルトランス遊びをする際、劇中で実際にビクトリーが使う怪獣以外は音声がランダムで決まるため、例えばバルキー星人テイルみたいな意味不明な音声が流れる事がある。また、ウルトラ戦士でも問題なく行える。ハイパーゼットンは実際にビクトリーが使う怪獣ながら音声が固定されないため、少なくとも玩具の発売開始時には存在しなかったウルトランスと思われる。
尚今のところ報告されている音声は以下の通り。
ガン、ランス、ナックル、ウィップ、テイル、クロー、ドリル、セイバー、レーザー、ミサイル、アックス、パンチャー、ダイナマイト、シールド、ランチャー、アロー、シザース
他にもあるかもしれない。
また、この能力を再現したアクションフィギュアも販売されている。
関連項目
ウルトラマンエックス - 同じコンセプトの能力モンスアーマーを持つ