ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

中間棲姫の編集履歴

2015-08-13 04:00:50 バージョン

中間棲姫

ちゅうかんせいき

中間棲姫とは、深海棲艦の一人。

ノコノコト…マタ…キタノカ…フフ…フ…。

「ノコノコト・・・マタ、キタノカ・・・フフ、フ・・・」


CV:川澄綾子


艦隊これくしょん』2014年イベント海域、AL作戦/MI作戦にて新たに登場した「キャラクター


概要

AL作戦/MI作戦E-3の北太平洋海域「決戦!MI作戦発動」に中ボスとして登場。

この立場と名前から深海における中間管理職か何かだと捉える向きもあるが、おそらく北太平洋海域の要衝、ミッドウェー島に由来するものと考えるのが妥当だと思われる。

ミッドウェーは英語でmidway、すなわち太平洋を囲む北米とアジアの中間に位置する島という意味だからである。


それまでのボスクラスを上回る高いHPと耐久を持ち、雷撃も出来ない陸上施設系の深海棲艦である。浮遊要塞を率いてボス前に立ちはだかり、自軍の消耗を狙う。中ボスとは言えここで艦載機が消耗しすぎれば後の戦いで制空権が確保できなくなる事態もあり得るので、油断は禁物。

他の陸上施設系深海棲艦同様、三式弾を弱点とする。


もっとも、ここでの目標はあくまで海域の最奥部に控える空母棲鬼を倒す事であり、中間棲姫の撃破は必須ではない事から、必然的に戦略における優先順位は低くなる。そのため能力の割に地味な初陣となったのは否めない。


続くE-4では彼女自身がボスとなり本領発揮する

・・・かに思われたが、本人はともかく随伴艦がとても弱く、ボスマスまでたどり着ければ勝利は難しくないという、あっけない結末に終わる。

以降の登場は無く、提督達の攻撃目標は強化を遂げて再戦を挑む空母棲鬼に絞られてゆく事となる・・・


中間棲姫センシティブな作品

ちなみに彼女は敵味方を通して装備スロットが5つある初めてのキャラクターでもある。

ただし、その5番目のスロットには何も装備していない。いずれフル装備した状態で現れるつもりがあるのだろうか。


他のボスクラスに目を向ければ、これまでの間に同期の北方棲姫が通常海域へのレギュラー入りを果たしている事と2015年の春イベントで港湾棲姫が再登場した事により、特定の場所に由来するボスであっても移動が可能(あるいは同名の別人が存在)であると明らかになった。

そのため中間棲姫との再戦にも期待(あるいは不安)が高まりつつあるが、登場一周年となる上に、過去のボスが多数参戦しさながらボスラッシュとなった2015年夏イベントに彼女の姿は無かった。何かと不憫な最強候補の明日はどっちだ?


容姿

中間様中間棲姫さん2

港湾棲姫に続き、出るところの出た女性の姿をしているが、ムチムチな港湾棲姫とは異なり、基本的な骨格はスレンダーな印象である。

髪はウェーブした白いロングヘアで、先行する飛行場姫に近い、斜めに短いを左右1本ずつ持つ。角の色合いは飛行場姫と異なり、白色部分が多くなっている。

服装は姫袖に大きく波打った白いロングドレスと、ほかの姫達に比べやや優雅な出で立ちだが、顔の下半分は武骨な鉤爪状の艤装に覆われている。 足元は黒のパンプス。

元を大きく開き谷間を見せているようだが、ドレスと顔の鉤爪は繋がっているようにも見えるので、繋胸の部分の布地だけが薄いタートルネックという可能性もある。もちろん、鉤爪が体から直接生えたものである可能性も否めない。

体を3本の滑走路で取り囲み、バックには大を開けた艤装、さらに周囲には浮遊砲台を配置している。他の深海棲艦より内に籠る印象を受ける戦闘態勢からは、姫らしさと耐久力の高さを醸し出される。

詳細は後述するが、3本の滑走路はミッドウェー島に実在した三角滑走路に由来している。史実とキャラ性を両立させた中間棲姫のデザインは、正に見事の一言に尽きるだろう。

本気モードになると外装からドレスの裾を摘みながら外に出てくるが、このときいひび割れのような線が走る。これはタートルネックの部分やドレスの一部にも見られる。


セリフ

「ノコノコト・・・マタ、キタノカ・・・フフ、フ・・・」

「トラエテ・・・イルワ・・・」

「誘爆シテ、沈ンデイケ・・・」

「バカメ!」

「何度デモ、沈ンデイケ・・・」

「ソレコソ、慢心ネ・・・」

「ソンナ・・・ワタシガ!?・・・オチルト・・・言うの?」


センシティブな作品

「誘爆」「慢心」といったキーワードや、正気に戻ったともとれる轟沈時の最期のセリフから、その正体は史実のミッドウェー海戦で沈んだ旧日本海軍正規空母赤城だとする説もある。しかし「基地」である中間棲姫の正体が「空母」の赤城という解釈には、担当声優も実際には異なっていたことも含めて、信憑性は低く、詳細は不明。

(ただし声優に関しては、容姿がそっくりな春雨と駆逐棲姫も異なるため、確証とまでは言い切れない。空母から基地に関しても、一部姫の撃破時のセリフから考えたドロップシステムの推論から、基地に艦艇の怨念が宿ったのではという説もある。)


上記の台詞は、生前のミッドウェー海戦にて、ヘンダーソン飛行場があの現場で空母たちが沈んでいく様子を目の当たりにしたからこそ、深海棲艦として現世に復活、MI作戦で南雲機動部隊を煽り嘲笑する為のものとも捉えられる。


色々と考えることはできるものの、公式ではっきりと確定していないため、現時点ではどれも推論の域を出ないのが現状である。しかし確定情報が出るまでは、どの説も間違いであると完全に否定することはできないため、自論と異なる説を否定するのも禁物である。


アニメ版では

11話での飛行場姫の登場により、「ミッドウェー海戦がモチーフなのに出番ないのかよ!」とツッコんだ視聴者の予想の斜め上をゆく登場を果たした。


攻勢に打って出た艦娘達の猛攻により滑走路を破損し、戦闘不能になった飛行場姫。さらに撃ち込まれた三式弾であえなく焼死したかに思えた。


だが、その時。焼け爛れた衣装は変形し、どこからともなく貝殻状の装甲が現れ、ついでに身長アップとバストアップも果たし、満身創痍だったはずの飛行場姫はより凶悪な姿、中間棲姫へと進化を遂げたのである。

絶望感溢れるその登場は、どこぞのラスボスを彷彿とさせる。

CVは飛行場姫から引き続き榊原良子女史。


飛行場姫を凌ぐ猫艦載機の猛攻と、砲撃を喰らっても即座に再生するというセル並の生命力でこれまた艦娘達を圧倒するが、隻眼ヲ級が吹雪に倒されたのと併せて急速に弱体化。さきほどまでの再生力はどこへやら、出血や爆裂を多発した末にひでぶさながらの醜い肥大を起こしてあっけなく爆死した。


過剰なまでに原作に準拠した台詞が用意され、ダメージ描写も服がはだける程度の原作に準拠していた艦娘達に対し、ほとんど呻いているだけであった上に、欠損描写や苦痛を感じる姿だけはしっかりと描き込まれていた中間棲姫。

敵役とは言えキャラクターものの作品としては異例の扱いの落差に、前後の流れもあってファンの間では阿鼻叫喚とも言える様々な意見や感想が飛び交う事となった。

中間棲姫艦これアニメお疲れさまでした!


川澄さんはどうしたとか飛行場姫は別の基地がモデルだったんじゃないのとか結局何で弱体化したのとか、いくらかの謎を残しつつ、退場した中間棲姫。

深海棲艦の闇は深まるばかりである…。


史実「ミッドウェー島」および「ヘンダーソン飛行場」

冒頭でも記述したように、中間棲姫のモチーフは「ミッドウェー島」であると考えられる。

島自体の解説は単独記事が存在するのでそちらに譲るが、本項目で注目すべきはそこの飛行場である。


先述の通り、中間棲姫を印象付ける三角滑走路は、ミッドウェー諸島にあるイースタン島に実在した物である。

所有者は米軍で、正式名を「ヘンダーソン飛行場」と言った。(英語外部リンク

「ヘンダーソン飛行場」と言えば、飛行場姫のモチーフとされるガダルカナル島の物と同名である。


これは偶然の一致では無い。両者は共に米海軍のロフトン・R・ヘンダーソン少佐(ミッドウェー海戦で戦死)にちなみ、同海戦後に意図的に命名(改名)された結果なのである(英語外部リンク)。


この事から、中間棲姫と飛行場姫は同じ父を持つ、正に姉妹であると言えるのかもしれない。(ちなみに建設順序で言うと、イースタン島の物がガダルカナル島の物より古いため、中間棲姫は飛行場姫より年上=姉であると言える。)

それを踏まえると、アニメ版のあの展開も実は計算されたものだったのでは…と思えなくもない。もっとも、姉妹関係と成長や進化は当然の事ながら別物である上、公式からの発表も一切無いため、結局の所現時点では詳細不明と結論付けざるを得ない。


なお、米軍が「ヘンダーソン飛行場」と命名した飛行場はもう一ヶ所存在する。ミッドウェー諸島サンド島の飛行場で、イースタン島の物が廃棄、ガダルカナル島の物がホニアラ国際空港と改名された現在、同飛行場のみがヘンダーソン飛行場(ヘンダーソン・フィールド)を名乗り続けている。


関連イラスト

センシティブな作品

中間棲姫


*関連項目

艦隊これくしょん 深海棲艦 AL作戦/MI作戦 深海の令嬢

北方棲姫 飛行場姫 港湾棲姫 空母棲鬼(空母棲姫) ミッドウェー島

陸姫姉妹 中間空母 ほぽちゅう

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました