曖昧さ回避
- 映画『宇宙戦艦ヤマト ヤマトよ永遠に』に登場する宇宙要塞。→ ゴルバ型浮遊要塞
- ゲーム『ケリ姫スイーツ』に登場する要塞。→ 浮遊要塞ドラピュタ
- TRPG『トーキョーN◎VA』に登場するAI。→ 浮遊要塞ゴズマ
- アニメ『天空のエスカフローネ』に登場する戦艦。
- ゲーム『艦隊これくしょん~艦これ~』に登場する深海棲艦の一種。(メイン画)
- “Flying Fortress”の意訳。(浮遊はFlyingではないので直訳にあらず)
艦隊これくしょんの浮遊要塞の概要
『艦隊これくしょん~艦これ~』において、敵対勢力である深海棲艦側に登場する敵キャラの一つ。当作品のボスキャラである「鬼」や「姫」の随伴艦として登場することが多い。艦種記号は「浮」(後述)。
白っぽい球形のボディに歯をむき出しにした大きな口がついた外見をしている。
上位種に護衛要塞がおり、ステータスが異なる点を除いて挙動はほぼ同じ。
丸っこくてシンプルな外見の割にそこそこ強く、重巡並のステータスを持っておりさらに艦載機を飛ばして先制攻撃まで仕掛けてくるので案外侮れない敵。
特にボス戦ではこいつがボスを庇ってこちらの攻撃を受けることも多く、こいつに阻まれてボスを倒せないまま戦闘が終了して歯噛みした提督も多いことだろう。
搭載機には戦闘機も含まれるため、きちんと空母を連れていくなどして対策しないと制空権を奪われる可能性もある、厄介な敵である。
ただ艦これも2年目に突入していくと、さらに強力な敵艦が多数出撃し、対する艦娘たちもより強力な攻撃手段を得ていったことから、しばらくしないうちにデコイ扱いされるようになり、期間限定イベント海域でもすっかりお呼びがかからなくなってしまった。
「浮」となっている艦種については艦娘側に同種の艦がおらず、これが一体史実で言う何に対応するのかは不明である(艦これ内のキャラは、敵の一部に存在する『陸上基地型』と称される鬼や姫を除き、敵味方ともおおむね第二次世界大戦当時の軍艦を元ネタとしている)。
ただし重巡並の主砲を持つこと、艦載機を持つこと、「要塞」という名称などから素直に解釈すると、この浮遊要塞に最も近いのは、史実で存在した「浮き砲台」と称される存在ではないかと思われる。
これは狭義には19世紀に建造された軍艦もしくは水上構造物の一種で、多くは港湾の防衛などに使用され、時には要塞攻撃などの任務にも従事した。
近代での例にはイタリアが第一次世界大戦において、コンクリで覆った自走艀に戦艦から取り外した15インチ連装砲を据え付けたモニター艦「ファー・ディ・ブルーノ」を建造しており、これは第二次世界大戦でも浮き砲台GM194として港湾防衛のため参戦している。
また、太平洋戦争末期には日本海軍が空襲に対抗するため、残存した一部の軍艦を対空浮き砲台として使用している。
pixivでは鬼・姫系列の要塞型深海棲艦とセットで描かれたり、要塞型深海棲艦のペット(の様な物)として登場する事が多い。
……のだが
2017ケッコンカッコカリ事変
ことは2017年9月12日、もう北方棲姫の随伴くらいでしか見る機会がなくなった浮遊要塞にちょっとした事件が発生する。
ちょうどこの日は期間限定イベント海域「西方再打通!欧州救援作戦」の終了とともに、アメリ艦娘の空母Saratogaの改二実装等を含めた、システムの更新・メンテナンスの日でもあった。
そしてメンテ開けでイベント海域での悲喜こもごもの余韻に浸りつつ、プレイを再開する提督たちの前にTwitterからこんな一報が飛んできた。
「えー、わたくしは本日、浮遊要塞とケッコンいたしました。これからも末永く共に暮らしていく所存です。」
提督一同「「「…………………え????!?!」」」
この現象、実はAndroid版で長期間キャッシュクリアをせずプレイし続けた結果、SaratogaMk-2の開発コードと浮遊要塞の開発コードが混線したのが原因。
いわゆる「おま環(お前ん所の環境の問題)」によるバグであった。
しかしながら余りのインパクトに、多くの提督が腹筋に直撃弾や爆撃を食らって大破し、Pixivでも何枚か作品が投稿されている。
トーキョーN◎VAの浮遊要塞の概要
「我が名は機械生命体ゴズマ。全ての炭素生命体を抹殺する!」
千早トイズのシューティングゲーム『スターゲイザー』に登場するラスボス。
1日8万回以上殺される苦痛から人類を憎み、あらゆる生命体を消去しようとしているAIである。
初登場は『The 2nd Edition』のサプリメント『カムイST☆R』。自我を得たAI「サオリさん」が起こした裁判に関するニュース記事の最後に、ゴズマも裁判を起こしたという記述でのみ登場した。それから約7年後、第4版『The Detonation』のサプリメント『ストレイライト』でパーソナリティーズ(外見やデータ設定のある人物)としてまさかの登場。スタイルはタタラ●、カリスマ、ニューロ◎。外見は直線的で角ばったグラフィックの、巨大な顔面。サプリメント『アウターエッジ』にはその後の姿が描かれ、名前も「絶滅要塞ゴズマ」となった。
裁判戦略の失敗で敗れ去ったゴズマだったが、全人類抹殺の機をうかがっている。現実世界に干渉する力を持ち、度重なる臨死体験によりその精神は悟りに至っている。
『カムイST☆R』から約16年後、第5版『THE AXLERATION』のサプリメント『ジ・アザーサイド』柱コラムにおいて、人類に大規模な戦闘行為を仕掛けるも、最終的に数機の軌道戦闘機によって攻略されたことが記されている。
後に登場したマキノイド(情報生命体)やクロガネ(自我を持った機械)のキャラクターの先駆けとも言える存在である。