データ
身長・体重・別名・出身地は『メビウス』と『X』とで共通。
概要
ウルトラマンメビウス
第7話「ファントンの落し物」に登場。
カタツムリのような突き出た両目を持った友好的で陽気な性格の宇宙人。
深刻な食糧危機に陥っている母星を救うため、食糧探しの旅をつづけながら非常用の食料「シーピン929」の開発を行っていた。
だが母星に帰る途中で完成したシーピン929に狙いを定めたボガールによって宇宙船が故障した上に地球に落っことしてしまったため、宇宙語を使った通信でGUYSに事情を話し捜索を依頼。
「食べる」という事を神聖な行為と捉える特殊な文化を持ち、食前には神様への感謝の祈りと踊りを行い、食べ終わったら少ない食料から得られるエネルギー節約のため睡眠をとる。また食器の概念がないのか、皿ごと食おうとして周囲から止められていた。
宇宙語翻訳機「パンスペースインタープリター」を使用して地球人と会話するが、かなり訛っている為機械では読み取れずテッペイ隊員が通訳を行う。
シーピンの騒動が終わった後はGUYSに宇宙語で「僕 君 友達」を意味する「キエテ コシ キレキレテ」を告げて去って行った。その際、青い巨人の本性と目的を教えている。
第49話ではサイコキノ星人カコと共にGUYSの危機を救うため再来。ザムシャーが倒したインペライザーの破片をシーピンの圧縮技術を応用してつぶし、再生能力を封じるという活躍を見せた。
外伝『ヒカリサーガ』ではハンターナイトツルギにボガールの存在を教えた。またザムシャーにツルギの事を教えたのも彼らである。
肥大食料シーピン929
ファントン星人が開発を進めているタンパク質を主成分とした非常食。
普段はサッカーボール大に圧縮されているが、摂氏10度以上の環境で8時間以上放置すると圧縮が解除され、ブルトンやバルンガみたいな気持ちの悪い外見になる(実際にバルンガをモデルにした怪獣(?)である)。しかも、大気中の窒素や二酸化炭素を吸収する事で無限に成長するため、下手すれば惑星一つを潰しかねない危険がある。
ある学校の体育倉庫で発見され、いざ回収しようとした途端にボガールの攻撃でカプセルが壊れたことで圧縮が解除されてしまう。
再度圧縮するには宇宙船が必要で今は大気圏突入が無理なため、メテオール「重力偏向盤」で大気圏外まで送られる作戦が展開。横取りに来たボガールの妨害もあったが、ウルトラマンメビウスによって阻止され、無事にファントン星の宇宙船に送り届けられた。
その後、自分の半年分の食券を使って御馳走してくれたトリヤマ補佐官にお礼として「『シーピン929』一年分確保でき次第お送りします」というメッセージがファントン星から送られたが、地球人が食べても大丈夫な代物なのかは不明である。
ウルトラマンX(ファントン星人グルマン)
『ウルトラマンX』に登場する個体。
初代と違って地球の言葉を流暢に喋ることができ、普通に地球人とも会話ができるが、相変わらず食いしん坊で悪食な所があり、研究員の開発したものを勝手に飲んだりしてトラブルを引き起こしてしまう事もある。また、自室が和室(昭和臭漂うちゃぶ台と食器棚つき)だったり、食事後の昼寝に入るとテコでも起きなかったりとお茶目な面も。
防衛組織Xioの設立に大きく関わった人物で、地球人に自身の持つオーバーテクノロジーを提供して武装やメカニックなどの開発に携わった(武器や装備にファントンの名がついているのもそのため)。また、エックスがデータの集合体だという特性を利用して、サイバー怪獣の鎧「モンスアーマー」を提案、実現したのも彼である。
ナックル星人バンデロが襲撃してきた際の大地の行動に何か感づいたのか、ウルティメイトゼロを基にしたゼロアーマーを完成させた際に、彼一人に後片付けを命じて他のメンバーを飯に誘うなど、あたかも「変身しやすい状況」を作っている。ただし、彼とエックスの関係をすべて把握していた訳では無く、大地をエックス救出の為の電脳空間への転送の際、彼がいつの間にか姿を消した時には責任問題になるとして慌てていた。また、経緯は不明だがウルトラマンゼロや、何故かウルトラマンマックスのことも知っていた模様。
基本的なデザインは『メビウス』の時と同様だが、体色は『メビウス』に登場した個体と比べて地味なものとなり、口元の造形もややリアルになっているのが特徴。
サイバーファントン星人
玩具版のみに登場するサイバー怪獣。
体色はオリジナルと同じで全身にピンクのラインが走っている。
両肩に頭文字の「F」がきざまれている。
関連項目
岩本博士・・・過去のシリーズで科学者でありながら、防衛チームの隊員達に指令を与える権限を持つ人物繋がり