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センシティブな作品

マクロスΔ

まくろすでるた

『マクロスΔ』とは、河森正治・スタジオぬえ原作の日本のアニメーション作品である。

概要

超時空要塞マクロスから続く『マクロスシリーズ』第7作。

前作『マクロスF』がシリーズの中心的要素をまとめた作風だったのに対して本作ではマクロスプラスマクロス7の要素を掛けあわせた独特な作風が特徴。

タイトルのΔ(デルタ)は、「歌」「戦闘」「三角関係」というマクロスシリーズの3つの要素を忘れないよう敢えて付けられた物である。

世界観は「F」から8年後を舞台としているが、移民船の都市ユニットを舞台としてきた既存のテレビシリーズとは異なり、本作では可変戦闘機を自由に飛ばす目的で最初から移民が完了している「惑星ラグナ」を主な舞台とする。

また、本作では「ケイオス」と「空中騎士団」二つの勢力の衝突が描かれるが、キャラクターデザインを勢力によって変更するという試験的な試みも行われている。

放送時期は2016年4月。先行放送特番を行ったTOKYO MXで放送されるほか、BS11毎日放送テレビ愛知テレビ北海道TVQ九州放送でも放送予定。また、dアニメストアでも配信される。

また、第1話の放送に先駆けて、劇場版マクロスF『イツワリノウタヒメ』・『サヨナラノツバサ』をTOKYO MXで地上波放送。その翌日となる大晦日に本編第1話を含めた先行特番が放送された(先行特番で放送されたバージョンは「先取りエディション」としてバンダイチャンネル及びマクロスポータルサイトで配信、dアニメストアでも1月7日に配信された)。

あらすじ

西暦2067年、人間が我を失い凶暴化する奇病「ヴァールシンドローム」が猛威を振るう銀河辺境の地。

対抗手段として結成された戦術音楽ユニット「ワルキューレ」は、「ヴァールシンドローム」の症状を歌で鎮めるため、星々を駆けめぐり、ライブ活動を展開していた。

一方、時を同じくして、「空中騎士団」と呼ばれる「風の王国」のバルキリー部隊が動き始め―。

プロトカルチャーの遺産の謎が絡み合い、星系を超える熱きチームワークと恋の物語が幕をあげる。

(公式サイトより)

登場人物

戦術音楽ユニット・ワルキューレ

フレイア・ヴィオン(CV:鈴木みのり

メインヒロイン。戦術音楽ユニット『ワルキューレ』に憧れる少女。

美雲・ギンヌメール(CV:小清水亜美

ボーカル担当。ヴァールシンドロームを沈静化する歌声を持つ謎多き少女。

カナメ・バッカニア(CV:安野希世乃

元アイドルの経歴を持つワルキューレのリーダー

マキナ・中島(CV:西田望見

ワルキューレメンバー。ケイオスのメカニックも担当する。

レイナ・プラウラー(CV:東山奈央

感情起伏が少ないハッカー。マキナとは仲が良く同棲している。

ケイオス

ハヤテ・インメルマン(CV:内田雄馬

主人公。職や住処を次々に変えてきた根無し草の少年。才能を見出したアーネストの誘いでΔ小隊へ。

ミラージュ・ファリーナ・ジーナス(CV:瀬戸麻沙美

戦術音楽ユニット「ワルキューレ」の護衛を任されるΔ小隊の紅一点。マクシミリアン・ジーナスの孫娘。

アラド・メルダース(CV:森川智之

Δ小隊隊長。自らメンバーのスカウトも行っているが、何れも才能に恵まれるものの曲者ばかり。

チャック・マスタング(CV:川田紳司

Δ小隊のムードメーカー。惑星ラグナ出身のラグナ人。平時は家族と共に「裸喰娘々」を切り盛りしている。

メッサー・イーレフェルト(CV:内山昂輝

Δ小隊のエース。死神のパーソナルマークが描かれたVF-31Fを乗機とする。

アーネスト・ジョンソン(CV:石塚運昇

ケイオス・ラグナ支部マクロス・エリシオンの艦長。ゼントラーディと地球人のハーフ。

ベス・マスカット(CV:沢井美優

マクロス・エリシオンのオペレーター。紫の髪と眼鏡姿が特徴的な女性。

ミズキ・ユーリ(CV:金魚わかな

マクロス・エリシオンのオペレーター。頭に乗ってるクラゲ型の髪飾りが特徴の女性。

ニナ・オブライエン(CV:辻美優

マクロス・エリシオンのオペレーター。眼鏡をかけた赤毛の女性。

ガイ・ギルグッド(CV:佐々木義人

マクロス・エリシオンの整備士。金色のメッシュが特徴のちょび髭の男性。

ハリー・タカスギ(CV:木村良平

マクロス・エリシオンの整備士。ニット帽が特徴の若い男性。

ウィンダミア王国

ハインツ・ネーリッヒ・ウィンダミア(CV:寺崎裕香

ウィンダミア王国を治める王族の一人。空中騎士団のエース、キースの異母弟。

グラミア・ネーリッヒ・ウィンダミア(CV:てらそままさき

ウィンダミア王国国王。ハインツ、キースの父。

ロイド・ブレーム(CV:石川界人

ウィンダミア王国宰相。眼鏡に強い拘りを持つ。

空中騎士団

キース・エアロ・ウィンダミア(CV:木村良平

白騎士の異名を持つ孤高のエースパイロット。国王の庶子。

テオ・ユッシラ(CV:峰岸佳

ザオの双子の兄。商家の出身。

ザオ・ユッシラ(CV:峰岸佳)

テオの双子の弟。兄に比べ好戦的な性格の持ち主。

ボーグ・コンファールト(CV:KENN

部隊の最年少。5人の姉の下に生まれた末っ子。

ヘルマン・クロース(CV:遠藤大智

ボーグの訓練生時代の教官。彼からは「マスター」と呼ばれている。

カシム・エーベルハルト(CV:拝真之介

部隊メンバーの一人。厳つい顔が特徴。

登場メカニック

ケイオス/新統合軍

VF-31

VF-171

VF-1EX

グラージ

リガード

クァドラン・レア

マクロス・エリシオン

グァンタナモ級宇宙空母

ウラガ級護衛宇宙空母

ノーザンプトン級ステルスフリゲート

ステルスクルーザー宇宙巡洋艦

スヴァール・サラン

ウィンダミア王国

Sv-262

専門用語

  • ヴァールシンドローム

銀河辺境域で発生している謎の奇病。

発症した者は自我を失い、破壊衝動に突き動かされた暴徒と化す。

感染者は血管が浮き出し、全身の筋肉が異常に隆起する事が確認されている。

  • ケイオス

戦術音楽ユニット「ワルキューレ」を有し、ヴァール感染者の鎮圧を主任務とする民間企業複合体。

芸能部門や軍事部門など様々な事業を抱えており、ワルキューレ及びΔ小隊は「レディM」と呼ばれる存在からの指示を受け行動する。

銀河辺境に幾つかの支部を持ち、ラグナ支部はバレッタシティ山間部に直立したマクロス・エリシオンに置かれている。

  • ワルキューレ

ヴァールシンドローム治療を模索する目的で結成された戦術音楽ユニット。

詳細はワルキューレの項目を参照。

  • Δ小隊

ワルキューレの護衛を担うケイオス所属のバルキリー部隊。

作戦行動時には戦闘の他、戦域に展開されるマルチドローンへのエネルギー供給、ワルキューレのライブパフォーマンスなど、多岐に渡る任務をこなす。

運用するVF-31ジークフリードはワルキューレの存在をアピールする目的で派手なカラーリングが施されており、その任務が軍のそれと異なる事を物語っている。

  • ウィンダミア王国

ブリージンガル球状星団の惑星ウィンダミアを拠点とする王政国家。風の王国とも呼ばれる。

2027年に新統合政府との国交を開くが、その際に交わされた条約の内容を不服として2060年の独立戦争で新統合政府から独立。次元兵器の投入もあって戦争は休戦状態となり、以後は他星系との交流に制限を設ける鎖国政策を実施。その後、7年の沈黙を破って統合政府に宣戦布告。ブリージンガル球状星団内の反統合機運の高い星に対して共闘を呼びかける。

規制によって自国内の地球文化を排斥している一方、SV-51の後継機であるSv-262ドラケンⅢを主力とした「空中騎士団」を戦力として保有する。

  • 空中騎士団

Sv-262ドラケンⅢを主力としたウィンダミア王国の精鋭部隊。

詳細は空中騎士団の項目を参照。

  • 惑星ラグナ

銀河辺境域ブリージンガル球状星団に位置する惑星。豊かな海産資源に恵まれた海の惑星。

港湾都市の一つであるバレッタシティにはケイオスのラグナ支部であるマクロス・エリシオンが直立している。

バレッタシティの飲食店「裸喰娘々(らぐにゃんにゃん)」はラグナ支部の男子寮も兼ねており、Δ小隊のチャック・マスタングとその家族が切り盛りしている。

  • ウィンダミア人

ウィンダミア星を母星とする地球外人類。頭に「ルン」と呼ばれる触角状の器官を持ち、感情に合わせて起伏・発光するが、その性質上ルンから感情を読み解かれる事も多く、これを凝視されたり、触られたりする事を嫌う。

身体能力に優れる種族であるがその反面寿命が短く、平均寿命は30年前後。その為に他種族と比較して早婚の傾向が強い。

  • ラグナ人

ラグナ星を母星とする地球外人類。海の多いラグナ星の環境に適応し、水中での生活能力を持つ種族であり、浅黒い肌や天然パーマ気味の頭髪の他、エラや水かきなど水生生物としての特徴も持ち合わせる。

関連動画

「マクロスΔ(デルタ)超時空製作発表会」

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