概要
旧日本海軍の重巡洋艦の艦型の一つ、最上・三隈・鈴谷・熊野の4隻から成る。
また、これらを擬人化した『艦隊これくしょん』に登場する重巡洋艦娘の最上、三隈、鈴谷、熊野に付けられるグループタグ。
「最上&三隈」と「鈴谷&熊野」ではそれぞれ制服に違いがあるが、これは「第四艦隊事件」で最上型に強度不良が見つかったため、途中で設計変更されたという史実ネタを盛り込んだものである(そのため、担当している絵師も最上&三隈はしばふ氏、鈴谷&熊野はコニシ氏と別々になっている)。
CVは最上が洲崎綾、三隈が中島愛、鈴谷&熊野がブリドカットセーラ恵美。
史実について
最上型重巡洋艦へ。
『艦これ』における最上型
最上型の最大の特徴は利根型共々航空巡洋艦に改造できるという点である(改造に必要なレベルは最上がLv10、三隈がLv30、鈴谷&熊野がLv35)。
ただし、史実において航空巡洋艦に改造されたのは最上のみである点に注意。
性能
改造前は最大値が一回り以上低く、重巡では低性能側になる。だが改造することにとって各種最大値が大幅に引き上げられるため、他の重巡に負けず劣らずのものとなる。
改造後に装備できる艦載機は水上機に限定されるものの、索敵・航空戦・砲撃戦(含む対潜攻撃)・雷撃戦・夜戦をこなす事ができる(できないのは開幕雷撃だけ)。
また弾着観測射撃システムにおいては、瑞雲が水偵としても使えるため、敵艦隊に空母がいなければ、味方空母に頼ることなく単艦で制空権を確保、特殊射撃を発動させることができる。
この特性を活かして、2-5海域(夜戦ルート)などの攻略で重宝されるようになったようだ。
しかし、色々とできる反面器用貧乏になりやすいため装備の見極めが重要である。
また、艦載機以外では「ドラム缶」や熟練艦載機整備員も装備する事ができる。
マップ5-4「東京急行」では、艦隊全体でドラム缶4つを持っていく(&空母2隻を含み、艦隊全体を高速艦で統一する)と、ボスまでの戦闘回数が一番少なく済み、尚且つ渦潮の被害を受けず、資材獲得エリアを通るルートに固定(&資材獲得量増加)させる事ができるため、ドラム缶4つを航空巡洋艦にガン積みして出撃させる提督が続出しているようだ。
また熟練艦載機整備員によって射程が重巡最長になるほか、火力+10によって高雄をも超える火力+夜戦戦闘力を手に入れることもできる。(ただし純粋な総火力では利根型に劣る)
以上のように標準的な基本性能を持ちながらも、高い拡張性と汎用性を有する。
ただしそれらを活かすには充実した装備が必須であるため、ある意味熟練提督向け、あるいはある程度装備が揃う後半で活躍できる大器晩成型と言える。
レア度
もうひとつの特徴は「入手の難易度」である。
初期から実装されている最上はともかく、アップデートで追加された三隈・鈴谷・熊野の3人は極めて入手しづらく、三隈だけいないとか、ヘタすれば最上しか持っていないという提督も多い。
特に三隈は現在4-3と5-2のボスでしかドロップしない上、「大型艦建造」でのみ建造可能という最上位クラスの難易度を誇る。
大型艦建造では最低限の資材量(1500/1500/2000/1000と開発資材1)での入手も報告されているが、狙って建造できるものではないため、やはり入手は困難を極める。
特に大型艦建造では資材を大量に消費するため、レア艦の入手に躍起になるあまり通常の艦隊運営に支障をきたしている提督も続出している模様。
戦力的には持っていなくても特に問題無いのだが、航空巡洋艦が2隻必要となるクエストがあるため、その点がややネックとなっている(利根型は入手が容易な反面、航空巡洋艦への改装には勲章と引き換えに入手可能な「改装設計図」が必要であり、改造可能レベルも70と最上型に比べてかなり高い)。
ただし、最近では鈴谷・熊野は比較的難易度の低い5-4ボスからもドロップ出来るようになったため、こちらを狙うのもいい。
その場合はドラム缶担当として最上改あるいは夕張改が活躍する事になるだろう。
艦娘
- 一番艦「最上」
ボーイッシュな僕っ娘の長女。衝突ネタ持ち。あまり長女っぽい威厳はない。
一番入手が容易であり、改造も簡単など、新米提督にやさしい重巡。
- 二番艦「三隈」
おっとりお嬢様気質な次女。「くまりんこ♪」が口癖。最上とは衝突ネタで因縁がある。
通称「三隈砲」と呼ばれる強力な20.3cm(3号)連装砲を改になると持ってくるありがたい存在。同時に入手難易度は四人の中で最難。
姉の最上とはコンビネタが多い。
- 三番艦「鈴谷」
ギャルっぽい三女。プレイヤーを性的に挑発するような発言が目を引く。
二次創作では処女ビッチ……というよりは、性的行為には強いが相手の本気に弱い純情ビッチとして描かれることが多い。
そして如月と並んで口から砂糖吐くような純愛エロが多い。
妹の熊野とはコンビネタが多い。
- 四番艦「熊野」
高飛車お嬢様気質な四女。世間知らずな面もあり、戦闘時の奇声がよくネタにされている。
姉の鈴谷とはコンビネタが多い。
二次創作ネタ
大艦巨乳主義的見地から
バストカップはBと明言されながらも改二でスケベボディぶりを晒すことになった古鷹型以下、全体的にはスレンダー寄りとされる妙高型も含め出るところの出た高雄型までの重巡(ドイツ製のプリンツ・オイゲン(アドミラル・ヒッパー級)を含む)に対して、最上型はやや低年齢化した印象を受ける。
これは最上型がもともと、条約の軽巡洋艦の残り枠を使って建造され書類上二等巡洋艦に属しているためとされる(古鷹以降重巡洋艦は基本的に一等巡洋艦)。
そのため命名基準が一等巡洋艦の山岳名ではなく、軽巡と同じ河川名になっている。
(一等巡洋艦で河川名を名乗っているのは、5500トン軽巡最終艦から持ち越した加古のみ)
このため艦娘においても本型は、しばふ艦はスレンダー体型、コニシ艦はロリータフェイスという軽巡的な特徴で描かれていると言われる。
ただ、ひとり鈴谷だけは初期型組を明らかにしのぎ高雄・愛宕にも引けを取らない豊満ボディで描かれている。理由は不明。三隈がしばふ艦の為スタイルが解りにくいのがこれを助長しているが、しばふ艦でも正規空母や大井などははっきりと巨乳に描かれていることを考えると、最上ともども「敢えて巨乳というほどでもない」という結論に落ち着く。
煽りで熊野が貧乳扱いされることが多く、だいたい最上と姉妹中の最貧乳の座を奪い合っている(三隈がこれに加わることは少ない)。
ちなみに次級の利根型も軽巡枠を使う予定で、予算計上・条約批准国への通告の際には天龍型代艦とし、二等巡洋艦として起工された。
しかし利根型はbob艦ということもあってムッチムチ。しかも改二であの衣装。長身の筑摩はもちろんのじゃロリ枠の利根も巨乳説派と貧乳説派がいまだに相容れない状況なので……どうしてこうなった。
関連タグ
最上(艦隊これくしょん) 三隈 鈴谷(艦隊これくしょん) 熊野(艦隊これくしょん)