概要
一個人による「聖闘士星矢Ω」の続編を描いた二次創作であり、無印のハーデス編を土台としてストーリーが描かれているが、ロストキャンバス、黄金魂、LoSのネタも仕込まれた事で大胆なアレンジが加えられている。そのため星矢ファンなら思わずニヤリとくる展開が待っている。(さらにいえば星矢Ωの後番組・「のたり松太郎」のオマージュキャラまで登場している)ちなみに執筆者はこのお方。
大まかなあらすじ
激闘を潜り抜けた光牙、ユナ、蒼摩、龍峰、栄斗、エデンら若き新世代の青銅聖闘士は皆それぞれの青春を謳歌していた。
しかし、かつての聖戦で敗れた冥王ハーデスの妻・冥妃神ペルセポネが復活し、同じく滅んだ筈の108の魔星を宿した新世代の冥闘士も覚醒した。
サターンの仕掛けた罠の後遺症で神性を大きく消耗したアテナ、パラサイトに勝利するも戦力を大きく疲弊し未だ満足な補充も整っていない聖域、と芳しくない状況の中、聖闘士たちは大いなる運命に立ち向かう。
一方、聖闘士とも冥闘士とも異なる、人智を凌駕する力を有する者たちもまた聖域軍・冥界軍にそれぞれ与し、自身の陣営に貢献しつつも各々の目的のために動き出していた…。
第一章 聖域編
冥妃神ペルセポネと108の冥闘士の復活を確認した聖域。蒼摩、栄斗、龍峰、ユナたちは各地で冥闘士と交戦し、その後に聖域へ召集される。しかし光牙とエデンだけは、アテナからの勅令により、聖域に近づくことを禁じられていた。
そんな折、警戒態勢が敷かれた聖域の内部に冥界軍の刺客が現れた。新・十二宮およびパラサイトの戦いで死んだはずの蟹座のシラー、魚座のアモール、山羊座のイオニア、獅子座のミケーネ、蠍座のソニア、天秤座の玄武らかつての黄金聖闘士が、先代の牡羊座であるムウに率いられ、旧聖戦のサガやシオンらと同じ冥闘士の尖兵として十二宮侵攻を開始した。
パラスの願いによりアテナの聖闘士の助太刀に駆け付けたタイタン、自身の延命のためにペルセポネの冥闘士に加わったミラーなど、サターンの元・重臣たちも加わり、十二宮全体に激震が走る。
玄武たちの流した慟哭の血の涙は何を意味するのか?
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第二章 冥府砦編
ペルセポネに代わって冥闘士をまとめる青年・冥府卿アドニスの策略により、アテナはその生命力を徐々に削られていく呪いをかけられてしまう。
アテナを救うため、光牙たちはペルセポネと冥闘士の本拠地である巨城「冥府砦」への突撃を敢行する。
しかし冥府砦の地下は、歪められた時空によって形成された階層が幾重にも渡って敷かれ、更に一層一層に、旧聖戦の舞台となった冥界の獄(プリズン)を再現したトラップが仕掛けられていた。
イミテーションされた地獄である敵陣に乗り込む光牙たちアテナの聖闘士だが、待ち受ける冥闘士や新世代の冥界三巨頭の力の前に一人また一人と脱落していく。
さらに冥府砦の最深部であるジュデッカの階層に到着したユナは、ペルセポネによってその肉体を奪われてしまう。
ペルセポネの憑代となってしまったユナを相手に光牙たちは…?
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最終章 アルカディア編
全ての黒幕は叡智の神・ヘルメスであった。彼は、禁忌の聖衣である「13番目の黄金聖衣」を神聖衣に進化させ、天界の聖山・オリンポスの麓にある理想郷アルカディアへと逃亡した。
過ちに気付いたペルセポネ、そして星矢たち12人の黄金聖闘士の協力により、光牙たちは冥府砦とアルカディアを結ぶとされる神と天上人以外は登れない「慙悔(くやみ)の梯子」を登り、天界のアルカディアにたどり着く。
しかしそこで彼らを待っていたのは、ヘルメスに仕える天上人の戦士・智闘士(ワーロック)であった。一人一人が、あのタナトスとヒュプノスを同時に倒せるほどの小宇宙を有し、その圧倒的な力の前に打ちひしがれていく光牙たち青銅聖闘士。
だが地上に残ったアテナ、シャイナ、パラス、エマ、羅喜、鋼鉄聖闘士、さらにフロディら神闘士の祈りや想いが、天界に居る光牙たちに届いた時、粉々にされたはずの青銅聖衣に変化が起きた。それはあの神衣をも超える大いなる聖衣の覚醒であった。
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