「覚醒せよ!オーブオリジン!」
概要
ウルトラマンオーブ・オーブオリジンが使用する必殺武器である長剣。
惑星O-50の秘境「戦士の頂」に鎮座する光輪に手を差し入れたガイの手の中に出現。ガイをウルトラマンオーブへと変化させた。
だがこの時点ではまだオーブリングを所持していなかったため、当初はオーブカリバーだけで変身していた。そのため強化武器でありながら本来の変身アイテムに相当するという特異な立ち位置にある。
第1話冒頭でマガゼットンとの戦いでオーブが持っていた光り輝く剣の正体。この戦いで周囲を巻き込む大爆発を起こしてしまった末砕け散ってしまったのは、力を制御できず暴走してしまったためであるという(理由は不明だが、恐らくナターシャが巻き込まれた怒りで冷静さを失ってしまったためと思われる)。
第17話にてガイがオーブオリジンのウルトラフュージョンカードをオーブリングでリードした際に、ゼッパンドンの尾(切断されたマガオロチの尾)から出現。約100年ぶりにガイの手に戻ってきた。
マガゼットンとの戦いで砕け散ったはずのオーブカリバーがマガオロチの尾の中にあった理由は今のところ不明である。
その威力は他の形態の技が一切通じなかったゼッパンドンにさえまともなダメージを与えられるほどのものであるが、相応の重量があるらしく通常攻撃は大振りとなる。第21話では回避された刃が地面にめり込んでしまいすぐ抜けなくなるという一幕もあった。
カリバーホイールという中央のリングを回転させることで、オーブカリバーに宿る火・水・土・風の4つの属性の技を操ることができ、刃をオーブリングでリードすることでオーブオリジンの力を合わせた必殺技を放つことができる。また、刃先から衝撃波を放つ、盤面を盾のようにして攻撃を防ぐ、ホイール自体に光を纏わせ間合いが近すぎる敵を攻撃するなどの使い方も可能。
『THE_ORIGIN_SAGA』では光で文字を投影しミッション内容を伝えたり、手にした者の宇宙飛行を可能にするなど、戦闘以外でも特殊な力を発揮している。
オーブオリジンはオーブカリバーで繰り出す技が最強と言った感じの形態であり、オーブカリバーを使用しない肉弾戦では劣勢になる場面が多かった。そういう意味では力をお借りした先輩のあの武器と似ているところがある。
しかしオーブはこのオーブカリバーに選ばれたからこそウルトラマンとなれたのであり、(一度暴走させてしまったものの)その力を最大限引き出せるのは選ばれるに値する高い素質があった事の証明である(実際、ジャグラーはガイより先にたどり着いたものの拒絶されており、彼は他にも何人もの人々が挑んでは拒絶された事を語っている)。
また、オーブオリジンの初期の姿はオーブカリバーによって変身するものの武器として使用する様子が見られなかったため、使いこなすために絶え間ない努力を重ねたであろう事も想像ができる。
発動する必殺技についてはオーブオリジンの記事を参照。
形態
通常形態
オーブオリジンのカードが変化して現れる、短剣状の形態。玩具版とほぼ同サイズ。
ガイが操作するのはこの形態のオーブカリバーである。
大剣形態
オーブオリジンが実際に振るう大剣状の形態。通常形態と比べリングが大きく、刀身が長い。
長剣形態
『ウルトラヒーローズEXPO2017 ニューイヤーフェスティバル』のライブステージでガイが使用した形態。通常形態よりもリングが小さく、刀身が刀のように細く長く伸びている。
ガイはこの形態のオーブカリバーを用いてジャグラーの蛇心剣と激しい剣戟を演じた。
考察
前述の「なぜゼッパンドンの尾からオーブカリバーが出現したのか」だが、視聴者からは様々な理由が考察されている。以下はその一例。
1.「ゼッパンドンの元となったマガオロチを出現させるのにマガゼットンを使ったから」説。マガゼットンのオリジナルであるゼットンには光線吸収能力がある為スプリームカリバーを放った際に暴走したオーブカリバーを吸収、その後ジャグラーによりカード化されてマガオロチに…というもの。
2.「ジャグラーがダークリングの製造に使っていた」説。ゼッパンドン撃破後にダークリングが消滅したため、オーブカリバーを維持に使っていたのではないかという説であるが、100年前の(オリジンがカリバーを失っていない)時点でマガゼットンが出現したということはジャグラーがダークリングを使用したという事でもあるため確実性に欠ける。
3.「マガオロチの尾から新たに生成した」説。マガオロチは全の属性を持つ魔王獣でありその出現に使用された魔王獣達もオーブカリバーと同じ属性を持っているため、オーブオリジンのフュージョンカードに反応して新たに作られたのではないかという説。
余談
- ゼッパンドンを構成するマガオロチの尾から現れたことから、この剣のモチーフは三種の神器の一つ、天叢雲剣だと推測されている。また、持ち主を選定し、一度は砕け散るも再び現れるという経緯からエクスカリバーもモチーフになっていると思われる。必殺技の一つでビームも出すし。
- 中央の円盤部分に描かれている四属性の紋章はそれぞれ、火・水・土・風の漢字が元になっている。
- 風上旬の漫画『ウルトラ怪獣擬人化計画 feat.POPComiccode』の51話で、このオーブカリバーをモチーフにした「デュエルルーレット」なる機械が登場する(主人公のメフィラスからは「どこかで見たようなデザインだな」とツッコまれていた)。
関連タグ
エボルトラスター、ダークエボルバー、ナイトブレス、ギンガスパーク、ダークスパーク……歴代ウルトラマン(一部闇の巨人)が変身に使用する、刀剣を模した変身アイテム。
ナイトメビウスブレス、ナイトティンバー、エクスラッガー、ベータスパークソード……強化ウルトラマンが使用する剣。
デンカメンソード……機能が似ている剣。ある意味中の人繋がりでもある。
モナド……技を使うとその技に対応する漢字が中央のプレート浮き出るという共通点の他、形も似ている剣。