概要
声:小松由佳
TVアニメ『ドラゴンボール超』に登場するキャラクター。
第6宇宙にある惑星サダラ出身の女性サイヤ人で、サダラ防衛隊の元隊長レンソウの妹。
容姿は大きな黒目とボサボサな髪型が特徴的。サイヤ人でありながら尻尾を持たない。
服装は赤紫のチューブトップと紫色のズボンを着用している。
普段は惑星サダラの不良達のトップに立ち舎弟達を男勝りな性格で仕切っている。
仲間思いな面を持ち、舎弟の一人ケールに修行の一環とはいえ罵声を浴びせたキャベに怒ったり、出会って間もないヒットのピンチに駆けつけようとしている。
だが一方で、考えるより先に体が動く直線的な思考の持ち主でもあり好戦的である反面、それにより時折勘違いを起こしたり、女性らしくない罵声を相手に浴びせることもある。
戦闘面に関しては折り紙付きで兄レンソウをはるかに上回る高い潜在能力を持つ。
名前の由来は野菜の「カリフラワー」。
戦闘力
第6宇宙のサイヤ人達の中でもトップクラスの戦闘能力を持つ。
身体に眠る潜在能力もかなり高く、修行による成長スピードは非常に速い。
気弾やエネルギー波の色は赤色をしている。
初めは超サイヤ人の存在を知らなかった為、変身出来なかったがキャベに指導を受け、すぐに覚醒。その際、従来の「怒り」による変身ではなくキャベが普段変身する際の「背中に気を集中させる」というコツを参考に覚醒し、そのポテンシャルの高さを披露した。
またケールが伝説の超サイヤ人に覚醒し暴走した際には、超サイヤ人に覚醒したばかりにも関わらず、新たに超サイヤ人2へと覚醒している。
その戦闘力は初めて超サイヤ人に覚醒した時点でキャベを倒せると自負するレベルで超サイヤ人2に変身した際には同じく超サイヤ人2に変身した悟空と互角の勝負を繰り広げている。
なお超サイヤ人2については一度覚醒した後、コツを忘れ悟空にそれを教えてもらうまで再び変身する事は出来なかったが、その間にカリフラは悟空やトランクスが精神と時の部屋で数か月かかって開発した超サイヤ人第3段階への覚醒を一日足らずで遂げている。流石にその弱点までは見抜けなかったようだが…。
その成長の速さには悟空も期待しており、すぐに超サイヤ人3への変身も可能になるだろうと予測している。
活躍
第88話で初登場。足を痛め、さらに防衛隊を辞め力が衰えている為、「力の大会」への誘いを断ったレンソウが自身の代わりとしてカリフラを連れて行く事を提案し、キャベからスカウトを受けることになる。
スカウトでは当初は興味がなく断ったがキャベが「超サイヤ人」を披露しカリフラ自身も「更なる上」を目指せると言われ、興味を持つ。そしてキャベの指導により超サイヤ人へ覚醒し、力の大会への出場を決意し、同時に妹分のケールも超サイヤ人化させ共に出場する事を決めた。
ケールへの特訓では「私なんか…」と悲観的になるケールを説得し、背中に気を集中させたり、キャベに軽い罵倒を浴びさせたりするが中々変身出来なかった。しかしカリフラと親しくするキャベへの嫉妬や罵倒への怒り、そして自らの不甲斐なさで遂にケールが覚醒し、大幅にパワーアップしたその姿に喜んだ。
その後、ケールは暴走状態に陥りキャベを倒そうとするがカリフラは即座に超サイヤ人2に変身しキャベを救う。そしてキャベにひっかからないと宣言し「流石は私の妹分だぜ!」とケールを褒めて、彼女の変身を解いた。
その後、キャベやヒットなど第6宇宙の代表選手達と共に「力の大会」の開催場所である無の界へ出向く。大会が始まる前には第7宇宙のサイヤ人である悟空に握手を求められるが、全宇宙最強を決めに来たので馴れ合ってはいられないと拒否。さらに第11宇宙のプライドトルーパーズの面々が到着した際には、その中の一人「ジレン」の気に驚く悟空やベジータに対して第7宇宙のサイヤ人も大したこと無いと吐き捨てた。
力の大会が始まるとケールと共に行動を取り、超サイヤ人に変身するコツが分からず第10宇宙の選手達に苦戦していたケールを助け出す。そして第9宇宙のトリオ・デ・デンジャーズとの戦いで悟空とベジータが変身した超サイヤ人ブルーに興味を持ち、悟空にブルーの変身のコツを聞くべく戦いをしかける。
悟空との戦いでは一度目覚めたはずの超サイヤ人2に自分の意志では変身できなくなっており、代わりに超サイヤ人第3段階を用いるも、過去の経験をもって弱点を知っている悟空にはあっさりと破られてしまう。しかし悟空はカリフラに可能性を感じ彼女を倒さず超サイヤ人2の変身のコツを指示し変身可能になったカリフラと再度拳を交える。
超サイヤ人2同士の戦いを楽しむカリフラだったが、戦いに夢中になるあまりケールにないがしろな態度をとってしまい、ケールは悟空の邪魔者扱いもあり自分からカリフラを取った悟空への怒りで再び暴走状態になってしまう。カリフラはその風圧で場外へ飛ばされそうになってしまうが、ヒットの時飛ばしにて事なきを得る。その後もケールに襲われそうになるが第11宇宙のジレンがケールを気絶させた為これも免れる。
その後はケールの回復を待ち岩陰にいたところ、トッポ攻撃を食らい飛んできた悟空と再び対面。悟空を狙い集まってきたカーセラルらプライド・トルーパーズの戦士達に狙われる。その中でカリフラはケットルと対峙するが彼の巧みな戦闘テクニックの前に劣勢となる。さらにケールがココットの「ココットゾーン」に捕まり、同時に勝利を確実にする為ケットルの助けにきたカーセラル達に囲まれピンチに陥る。
そんな中でもケールを守ると宣言するカリフラだったがゾイレーの竜巻攻撃を食らいダメージを負ってしまう。その様子を見たケールはカリフラに守られてばかりの自分への怒りで通常の超サイヤ人へと覚醒、「ココットゾーン」を打ち破る。その後さらに超サイヤ人の力を物にしたケールと共にカーセラル達4人組のエネルギー波とぶつかり合い、共に超サイヤ人2と暴走状態へと変身しこれを打ち破った。撃破後は伝説の超サイヤ人をコントロールしたケールと共に悟空の前に現れるがケールは疲労により気絶。さらに強くなって悟空達と再戦するのを約束し去っていった。
ゲームでの活躍
スーパードラゴンボールヒーローズ
第6弾で初登場。超サイヤ人2の状態で登場し、それ以外の形態は6弾現在未登場。URの性能は、アタッカーにするとそのラウンドのみガードが5000アップしキャベかケールがいると気絶しなくなるアビリティ「姉御肌なサイヤ人」・超トリプル効果で攻撃した相手に2.5倍のダメージを与えるCAA「サイヤ人のトリプルアタック」・通常状態のケールとキャベと組むと永続的にユニットメンバーの必殺技ダメージが2倍になるアルティメットユニットの「第6宇宙の精鋭ユニット」の能力を持っている。
余談
アニメ初の女性超サイヤ人
これまで『ヒーローズ』や『ゼノバース』などゲームでは女性の超サイヤ人が多数登場しているが、アニメ及び鳥山明デザインのキャラの中では、彼女は初の女性超サイヤ人である。ちなみに彼女が覚醒した次の回にはケールも覚醒し2人目の女性超サイヤ人へとなっている。
女版カカロット?
第6宇宙の人々はフリーザとフロスト、ブロリーとケールの様に第7宇宙の人々と似たような人物が存在する。その為一部ではカリフラは第6宇宙の孫悟空(カカロット)ではないか?と噂されている。共通点としては天才的な戦闘能力・特殊な髪型・兄より強い妹(弟)・大勢の人が寄ってくるカリスマ性・制御不能な超サイヤ人と良くも悪くも関係が深いなど多数ある。しかし性格面ではあまり似ておらずその性格は悟空というよりバーダックに近く、制御不能な超サイヤ人をコントロールするというその立ち位置はパラガスと似ており何とも言えない要素である。