概要
ミカン科ミカン属の常緑小高木。また、その果実のこと。
暖地に産し、葉は長楕円形。初夏に白色の小さな花をつけ、橙色の実を結ぶ。果樹として広く栽培され、多くの品種がある。一般的に「みかん」と言った場合は温州みかん(特に早生品種の「宮川早生」)を指すことが多い。更に専門的な話になると、品種によって「極早生(ごくわせ)」「早生(わせ)」「中生(なかて)」「普通」に分かれ、それぞれ出荷される時期が微妙にズレる。そして普通温州の中でも特に遅くに出荷されるものは「晩生(おくて)」と呼ばれる。
日本の代表的な果物で、素手で容易に果皮をむいて食べることができるため、冬になれば炬燵の上にみかんという光景が一般家庭に多く見られる。かつては消費量一位の果物だったが、近年はバナナやリンゴに追い抜かれている。
実の栄養価は高く、クエン酸や食物繊維を始め近年「β-クリプトキサンチン」による発ガン抑制効果が研究、発表されている。また、実に付いている白いスジには動脈硬化やコレステロール血症に効果があるとされているヘスペリジンという物質がある。基本は生食だが、地方によっては焼いたりすることもある。
皮は1年以上干して乾燥させると「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれる漢方薬になる。
胃弱など消化器の不振、咳などに果があるという。
七味唐辛子など、香辛料にも混ぜて用いられる。
漢字で書くと『蜜柑』
別名・表記揺れ
関連タグ
未完 … 同音異句
和歌山県 愛媛県 静岡県…年10万トン以上生産している産地。
「みかん」という名の人物
架空のキャラクター
みかんをテーマにした楽曲
- SEX MACHINEGUNSの「みかんのうた」