概要
1970年5月26日生まれ。A型。東京都出身だが新潟県長岡市(旧・三島郡越路町)育ち。身長182㎝の巨漢。高校時代は剣道部所属で、『るろ剣』でも競技剣道のハシリである活人剣に関する記述にそうした経験が生かされている(本人によればかなり弱かったらしく、弥彦の「強くなりてェ」という渇望は学生時代の逆境あってのものらしい)。
週刊少年ジャンプにて『るろうに剣心』を連載、瞬く間に大ヒット作になる。連載終了後はしばらく低迷するが武装錬金にて復活・新境地を築き上げる。
「エンタテイメントの基本は笑顔とハッピーエンド」という持論を持っているが、一方で鬱展開、救いのない結末を描くことも多く、概してそういう時の方が筆が乗っていたりする。
妻は小説家の黒崎薫(現:黒碕薫)。武装錬金のストーリー原案を担当したことがきっかけで結婚した。
彼の作品の単行本でのお馴染みのフリートーク欄等にて、近年彼女との相談・助言等の記述が幾度と無く見受けられる。かなりの愛妻家なのか、あるいは相当尻に敷かr(ry
2017年11月21日、警視庁の捜査によって「児童ポルノの所持」の容疑で書類送検された事が発表された。
これは別の児童ポルノ事件の捜査の過程で浮上し、本人も所持を認めた。
このニュースは「るろうに剣心」の新作「北海道編」をジャンプSQで連載中だった為、ファンの間にも衝撃が走ったばかりか集英社も同日に休載を発表する事態となってしまった。
作風
初期は少女漫画風の淡麗な絵柄だった(作中でも少女漫画風時代劇呼ばわりされていることに言及している)ものの、京都編辺りから徐々に無骨な線と黒白の明確なコントラストを付けた純少年漫画風の絵柄に変わっている。
自他共に認めるアメコミフリークで、キャラデザや描写等にその影響がよく見られる。中には見る人が見ればモチーフが一発バレ・・・どころか『チラ見バレ』するレベルのきわどいキャラもチラホラ・・・
極度のゲッターロボファンでもあり、ゲッター線のおかげで小学校高学年から中学2年生までの女の子が好きな漫画家に進化できたと公言するほどである。
また重度のゲーマーであり、特にサムスピのファン。るろうに剣心連載時より公言しており、その縁から徳川慶寅と兇國日輪守我旺のキャラデザを任された。
玩具にも造詣が深く、前述したヒーローや怪獣などのフィギュアオタクでもある。
基本的に好きなモノは何でもかんでも、パ…もとい自作に取り入れるという方針を取っており、単行本などにはキャラのコンセプトやモチーフまで明記するというある意味非常に男らしい作家。
同人作品に関しては寛容で、自身が公式に認定した他の漫画家による二次創作の作品集がある。
なお、最新作『エンバーミング』は今まで書かれてきた三作品を繋げるミッシングリンクとして機能している。鳥山明や赤松健などと同じく世界観が全て繋がっている作家といえよう。
アシスタント関連
和月自身がアシスタントをしていた作家
和月の現場でアシスタントをしていた作家
- 尾田栄一郎:『るろうに剣心』人誅編で1コマだけ『ONEPIECE』の麦わらの一味のマークが描かれているシーンがある。
- 武井宏之:上記の尾田と組んで三人で「ふんばりカレー海賊団」なるゆるキャラを作ったこともある。
- 鈴木信也
- しんがぎん
- いとうみきお:『るろ剣』や『ワンピース』においても「旅芸人伊藤幹夫」としてモブで登場している。
いずれもジャンプ誌に連載を持ち、漫画家として大成した。
その固い結束力から「和月組」とも呼ばれるが、和月自身はこの呼び方に否定的。たまたま自分が先にデビューしただけで、師弟関係ではなく、あくまで対等の友人同士と考えている。
しんがは2002年に早逝しており、今なお彼の命日には和月とそのアシスタントたちは彼の墓に参拝している。
作品
連載
読切
- 北陸幽霊小話:ホップ★ステップ賞SELECTION6巻参照
- 戦国の三日月:『るろ剣』6巻に収録
- るろうに:『るろ剣』3巻に収録、連載版とはパラレル
- るろうに(『るろうに剣心』序章):『るろ剣』1巻に収録
- メテオ・ストライク
- 週刊新マンガ日本史「ヤマトタケル」
以下『るろ剣』の番外編
- 春に桜
- 弥彦の逆刃刀
- 悪太郎前科アリ