概要
『天元突破グレンラガン』は、ガイナックス、アニプレックス、コナミデジタルエンタテインメント製作のロボットアニメで、2007年4月1日から9月30日まで放送された。全27話。
その後、『劇場版 天元突破グレンラガン 紅蓮篇』が2008年9月、『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』が2009年4月に公開された。
「ドリルは男のロマン」を主題に、ドリルと人間劇にド正面を切って挑んだ作品。
その内容はバカバカしいまでに荒唐無稽であり、同時に人間は自分と仲間を信じることができれば何だってできるいう、重厚かつ爽快な人間賛歌ともなっている。
監督自身が「ゲッター線を浴びた」と豪語することから分かるように、往年の大作ロボットアニメ『ゲッターロボ』からの影響も非常に強い。この辺りについては、劇中でここぞというシーンの熱さからも見て取れる。
書籍外伝作品に『天元突破グレンラガン -紅蓮学園篇-』『天元突破グレンラガン 男どアホウ!編』(パラレルワークスのコミカライズ)がある。
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ストーリー
遥か未来。人類は何百年もの間地上での生活から追いやられ、地下に穴を掘って共同体を形成して細々と暮らしていた。
そんな辺境の穴倉ジーハ村で暮らしていた少年シモンは、いつものように穴掘りをしていると、小さなドリルと巨大な顔を見つけた。それを兄貴分と慕うカミナに見せようとしたその時、村の天井が崩れ落ち、巨大なロボットとライフルを持った美少女が舞い込んできた。
これは、一人の男の運命を描いた一つの物語である。
登場人物
主要キャラクター
大グレン団・新政府
リーロン・リットナー(CV:小野坂昌也)
ダヤッカ・リットナー(CV:中村大樹)
アイラック・コイーガ(CV:桐井大介)
マッケン・ジョーキン(CV:神永レオ)
アーテンボロー・コアチッチ(CV:桐井大介)
テツカン・リットナー(CV:水島大宙)
その他
獣人軍
螺旋四天王
反螺旋族
主題歌
オープニングテーマ
「空色デイズ」
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 斎藤真也 / 歌 - 中川翔子
エンディングテーマ
「UNDERGROUND」(第1話 - 第15話)
作詞 - 高橋大望 / 作曲・編曲・歌 - HIGH VOLTAGE
「みんなのピース」(第17話 - 第27話)
作詞 - カッチャン / 作曲 - アッキー / 編曲 - アフロマニア、塚崎陽平 / 歌 - アフロマニア
挿入歌
「happily ever after」
作詞 - meg rock / 作曲・編曲 - 黒須克彦 / 歌 - 中川翔子
メカとしての天元突破グレンラガン
「因果の輪廻に囚われようと!」
「残した思いが扉を開く! 」
「無限の宇宙が阻もうと!」
「この血のたぎりが定めを決める!」
「天も次元も突破して!」
「『掴んで見せるぜ己の道を!』」
「天元突破グレンラガン!!!」
「『俺達を誰だと思ってやがる!!!!』」
アンチスパイラルとの最終決戦において、超銀河グレンラガンに大グレン団全員がスピンオンしたグレンラガン最終形態。
全長が約52.8億光年((グレンラガンのサイズ×10)の5乗)という大きさを誇り、グレンラガンの能力どころか、パイロットそれぞれの能力も再現可能で、銀河を生み出す程の出力を誇る。この形態を持ってしてもグランゼボーマには押されていたが、ロージェノムが生命と引き換えに生み出した膨大な螺旋力を取り込みパワーアップ。アンチスパイラルを倒すことに成功した。
劇場版『螺巌編』では一瞬の隙を付かれグランゼボーマにバラバラにされてしまうが、それぞれのパーツが天元突破するという事態に!そして…
余談
・リーロンやアーテンボローら普段はダイグレンなどの制御などを行い個々の戦闘用ガンメンに乗ることがなかったキャラクターたちが初めて個人コクピットに乗ったガンメンである。
・確率変動弾は敵が防御するあらゆる確率を無視して着弾させることができるという無茶苦茶な能力。
・よく対比で出されるゲッターエンペラーにかなり似ている。やはり上記にもあるようにこの作品がゲッターから多大な影響を受けているのは明白である。
・初登場時のBGMが劇場版とTV放映版では異なっている。これは監督の今石洋之氏が『Libera me from hellにしようか迷ったが大グレン団集結のシーンならこの曲だ』と、お前の×××で天を衝けに変更したからである。結果的にとても合っていたのでこの変更に関しては文句を言う者は誰一人としていなかった。