概要
名称は例年通り「○○スマッシュ」で統一される(幹部級は除く)。
物語が始まる10年前、火星で発見された謎の物体パンドラボックスが作動させられたことによって出現したスカイウォールで三つに分断された日本列島のうち、東都にしか出現しない謎の未確認生命体。なぜ誕生したのか、何を目的としているのかは謎に包まれている。
その実態は謎の組織の実験で生み出された存在で、その正体はスカイウォールの地下から湧き出る未知の成分ネビュラガスを注入された生身の人間。ようは一種の改造人間のような存在。
スマッシュにされてしまった者は基本的に一切の意思疎通が不可能になり、無差別に人間を襲い、辺りを破壊し尽くす。また、一度スマッシュにされた事のある人間に再びスマッシュの成分ガスを注入すると、より強力な力を発揮する事が出来るようになる。
全体的な姿を見るとメカニカルな意匠を持つのが特徴。
また、倒されると緑色の炎を上げて爆発する。
ビルドに倒されフルボトルに成分を採取されると無事に元の人間の姿へと戻れるが、スマッシュという異形の者へ変異させられた時の記憶は残っていない。
また、変貌した人間の身体が虚弱だった場合、スマッシュとしては特に支障はないがガスを注入された時点で人間としては死に、成分を採取されてもそのまま消滅してしまう。また、第9話の描写から、ガスを浴びてスマッシュになれる程度の耐性がある人間でも、一度スマッシュとして倒された状態で更にガスを浴びると同様に粒子化して消滅してしまう(体力が消耗した状態でガスを浴びたせいなのか、耐性を超えてガスを浴びたせいなのか詳細は不明)。
他の過剰投与の負荷としてスマッシュになっている間以外の記憶まで消えてしまうという事から、当初は全ての記憶が消えてしまう深刻な物だと思われていたが、後にせいぜいスマッシュ化した前後数時間の記憶が消えるに留まると言うことが第16話で判明している。
当初はガスが漏れ出る地点に存在する実験施設にて生み出されていたが、その施設の放棄後、また別の施設が用意されており、更にファウストの幹部らが持つスチームブレードがあれば設備無しでも即席で人間をスマッシュに変えられる事が判明している。
この事は怪人を倒してスマッシュとなる成分を抜かれたとしても、必ずしもその人間を助ける事が出来る訳ではないという事を示しており、以前の作品に登場した似たような存在たちとは一線を画した存在とも言える。
なお、被験者のネビュラガスに対する耐久力を段階的に分けたものを劇中ではハザードレベルと呼称しており、ネビュラガスを注入されて間もなく死に至るのがハザードレベル1、異形化してスマッシュに変異するのがハザードレベル2となる。
しかしごく稀に、ハザードレベル2以上の耐久力を持つ人間もおり、そういった人間はネビュラガスを注入されても怪物化せずに人間の姿と記憶を保ったままであるらしく、ファウストにとっても貴重なサンプルとなっている。
また、葛城巧の遺したデータによると、ビルドドライバーはハザードレベル3以上で変身できるようになるらしい。
第1話以前にもスマッシュの姿は確認されているらしく、ビルドによって既に何体かは撃破されている模様。
しかし第16話ラストでは、自我を保ったまま自在にスマッシュに変身できる人物が登場しているが、
第17話にてドーパント、ゾディアーツのように変身アイテムを使用して変身したものだと明かされる。
スマッシュ一覧
通常スマッシュ
強化スマッシュ
ハードスマッシュ
また、ビルドが持っているラビット、タンクなど放送以前から所持しているフルボトルに対応する、元になったスマッシュがいたのではないか? と推測できる。これまでのライダーの装備品同様に、戦兎が施設から持って逃げてきた=スマッシュから調達したわけじゃないという可能性もあるが。
そして、同じような境遇で生身の人間なのにスマッシュ反応が出ていた龍我の存在もあり、戦兎自身がスマッシュなのではないかという疑念も序盤から上がってきていた。これは第6話で龍我共々別の意味で正しかったことが判明する。
余談
デザインは篠原保が担当。
スマッシュという名称は仮面ライダーの必殺技の名称として極稀に使われており、過去には「クリムゾンスマッシュ」、「ノックアウトクリティカルスマッシュ」などがある。
通常スマッシュのスーツのボディは下半身の足が太めの物、足が細めの物の2種類が用意されており、何度も流用されている。 リペイントや改造も多く、ファンガイアのようにスーツの改造前提で制作されている模様。
関連リンク
バグスター→スマッシュ→???