概要
登場作品によって違うが小さな火の玉を投げ、敵1体に10ポイント程度のダメージを与える。10ダメージというのは初期レベル+初期装備では届かないダメージであり、呪文のインパクトを与えるために絶妙な加減となっている。
初登場はDQ3。DQ6ではバーバラの専用魔法だった。
DQ8でのゼシカとリーザス村の女の子のやりとりから察するに、メラは基本的な呪文に位置する模様。
漫画や小説などのメディアミックス作品においても、登場人物が初めて使えるようになる魔法として見せ場になる事も多い。
本編では主人公のほか、ヒロインポジションのキャラが覚えることが多く、一時期「DQのヒロイン=メラ使いの法則」と言われたこともある。
英語版では「Frizz」という。
漫画の前日譚であるアニメ版ロトの紋章では、主人公アルスが未熟だった頃が描かれており、武器を失った状態で何度も失敗を重ねたメラの魔法を土壇場で成功させ、魔物にとどめを刺している。
漫画ダイの大冒険の初期においても、主人公ダイは竜の紋章を発動しない状態で魔法が成功した試しがなかったが、マァムの故郷ネイル村の村長から指導を受け、魔力で出来た炎を叩いてブン投げるという力技ながらメラを習得。獣王クロコダインとの戦いで牽制にこれを使い、その成長ぶりで彼を驚かせた。
そして終盤、大魔王バーンが(術者によりダメージは変化しないという当初のDQのルールを無視して)メラゾーマと見紛うほどの威力のメラを放つ。
このときのバーン陛下の台詞はあまりにも有名。
「今のはメラゾーマではない・・・・・・ メラだ・・・・・・」
ちなみに実際、DQ8から術者のステータスや戦闘システムの変更や追加によって呪文のダメージを強化できるようになったりあがったりするようになった(DQ8では「かしこさ」上昇やテンション、DQ9以降では「こうげき魔力」上昇やテンションや魔力暴走、DQ11では「こうげき魔力」上昇や魔力暴走)。
とはいえDQ8では約22前後、DQ11では約36前後で頭打ちになる。(両作品とも喰らった相手が無耐性で味方が強化手段などを施さずに普通に唱えた場合)
DQ9はこうげき魔力が999ならばメラミの初期ダメージを上回りDQ10ではメラミの初期威力にちょっと劣る程度まで伸びる…が、バーン陛下ほどの威力アップには到底及ばない。残念。
とはいえDQ9では使用者のテンションを上げて敵の呪文の耐性を下げて炎弱点の敵に使うなどの工夫を施すと999を叩きだしFF並みにダメージ上がる。
更にDQ9以降は派生呪文として「メラストーム」が追加。メタルブラザーズなど一部のモンスターのみが使用する。
イベントでも使用されることの多い呪文で、DQ8ではゼシカが初対面で主人公(DQ8)に放ったり、トロデーン城のイバラを焼き払う際に使用したりしている。
DQ10では主人公の幼馴染のシンイが村に侵入した魔物を追い払う際にスタイリッシュにこの呪文を放つ。
DQ11では終盤のとあるイベントである人物が大切な人のチカラを受け継ぐ際にこの呪文で火を灯すなど印象的な使われ方をしている。