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センザンコウの編集履歴

2019-01-21 09:20:54 バージョン

センザンコウ

せんざんこう

センザンコウとは鱗甲類の一種である。アルマジロとは似て非なる生き物。

概要

哺乳綱有鱗目(センザンコウ目)センザンコウ科に属する哺乳類。漢字表記は「穿山甲(山を穿つ 甲羅を帯びたもの)」。「パンゴリン」はマレー語から。 アフリカに4種、東南アジアに3種が現存している。


全身を「鱗」(爬虫類の鱗と異なり、毛が二次的に変化したもの)に包まれるのが特徴。一見すると殆ど哺乳類には見えない。「松ぼっくりに似る」とか、「歩くアーティチョーク」などと呼ばれる。なおアジア系のセンザンコウは鱗の下が若干もふもふしている。


驚くと尾を腹の下にたくし込み、丸くなって鱗を逆立てて身を護る。 四肢に鋭い爪を持ち、その爪で蟻塚を掘り返して、中のアリを長い舌で捕食する。この習性から嘗てはアリクイアルマジロに近縁(「貧歯目」という)と考えられたが、後の研究で特に類縁関係は無く、ローラシア獣類の一部で(サーバルラッコのいる)食肉目と近縁の、「ペガサス野獣類」の一種であることが判明した。

アルマジロとは見た目が似ているものの、生息域が全く違い、上記の通り進化のルーツも異なる。見た目や特徴が似ているのは進化の過程でたまたま似たものになっていったらしい(いわゆる収斂進化と呼ばれる現象)。

また、アルマジロは全身を守るものが板状の甲羅と化した皮膚であるのに対し、センザンコウのそれは先端が鋭い鱗となっている。


アフリカでは、アードウルフツチブタなど、好蟻性(ありんこ食べるのが好きなのをこういう)の生物がいるので、競合を避けるためアリを食べる。


人間との関係

食用や、鱗を護符にする民間信仰の影響で各地で乱獲され、絶滅の危機に晒されている。動物園での飼育例も少ない。なお肉について中国では「薬になるが不味い」アフリカでは「美味い」と評価が分かれている。


主な種類

  • ミミセンザンコウ
  • インドセンザンコウ
  • マレーセンザンコウ
  • オオセンザンコウ
  • サバンナセンザンコウ
  • オナガセンザンコウ
  • キノボリセンザンコウ

センザンコウのキャラクター

特撮

その他

関連タグ

哺乳類 鱗甲類

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