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サマルトリアの王子の編集履歴

2019-03-21 16:48:21 バージョン

サマルトリアの王子

さまるとりあのおうじ

「ドラゴンクエストⅡ」の登場人物。

CV:佐々木望(ドラマCD版)/堀秀行(ラジオドラマ版)

概要

サマルトリア国の王子。のんびり屋で寄り道好き。ローレシアの王子に出会う為に旅立ち、何度かのすれ違いの末に、リリザの宿屋でようやく仲間になる。ちなみに、彼がいないと「ローラの門」を抜けられないので、攻略するためには仲間にする必要がある。

なお、であるサマルトリアの王女がいる。


FC版では赤毛でクリリンのような顔をしていたが、SFC版以降は金髪になり容姿もイケメン化した。


その強さ、微妙につき

“HP”と“MP”がそこそこあり、ローレシアの王子ほどではないが、やや強い武具が装備でき、なおかつ回復呪文も覚える僧侶寄りのキャラ。ムーンブルクの王女ほどではないが、攻撃呪文も使える。


ファミコン版では、「剣と魔法、その両方が使える万能キャラ」という触れ込みだったが、実際は器用貧乏の振りをした単なる貧乏と評される程に能力値が低い。理由としては、以下の三点が挙げられる。


“ちから”が弱い

ムーンブルクの王女よりはマシだが“ちから”が低く、直接攻撃で与えられるダメージは微妙。おまけに、当時の最強武器は、序盤に買える「てつのやり」(攻撃力+20)というのが象徴的。一応、総合ダメージなら「はやぶさの剣」が上回ることもあるのだが、買値が非常に高く、普通にプレイする範囲だとコスパが悪いので、採用されることは稀だった。


打たれ弱い

最強の防具「みずのはごろも」と「ふしぎなぼうし」は、基本的に1品ものであり、ムーンブルクの王女は装備できる武具が少ないので彼女に取られがち。また、LV25を過ぎるまではムーンブルクの王女と同程度のHPしかないため、終盤で敵が多用する炎系のダメージを軽減出来ずに大ダメージを受け、そのまま死ぬことが多い。


当時はパーティ全員が均一で敵に狙われる仕様だったのも拍車をかけている。

彼が死んだ状態でサマルトリアの国王と話すと「荷が重かったか」とまで言われる始末。


呪文が弱い

HP回復用の呪文は、移動中に限りやくそうと大差ない効果のベホイミ止まり。蘇生用呪文のザオリクは移動中専用のため使いづらく、最強の攻撃呪文ベギラマは、なんとバギと同じ程度の威力しかないスクルトの効果は8%(最大で50%)しか受けられず、ザラキは覚える頃に戦う敵で効くのは数種類というありさま。回復役である彼がメガンテを使うはずもなく……と、あんまりにもあんまりなラインナップである


以上のように、戦闘面では頼りない彼だが、実はLV40あたりから、“HP”と“ちから”が一気に伸びる大器晩成タイプのキャラ。また、パーティの立て直しに必要なルーラやリレミト、ザオリクは彼の専売特許であり、パーティの生命線として欠かせないキャラでもある。


つまり、いかに彼を死なせないようにするかが、攻略の鍵を握ると言っても過言ではない。


冷遇の先に得た光

リメイク版で、彼は覚醒した。「ひかりのつるぎ」や「ロトのつるぎ」等の強力な武器が装備可能になり、既存の武具の性能も強化。各種呪文は効果やダメージが上方修正され、特に攻撃面に於いて飛躍的に使いやすくなった。但し防御面に関しての脆さは残る為、防具は十分に吟味しよう。強化された事でより柔軟な立ち回りが出来る様になったとは言え、過信はしない様に。

また、ベラヌールの宿屋に泊まると彼がハーゴンの呪いとやらで一時的に離脱してしまうイベントが追加された。離脱したまま宿屋に放置し、ローレシアの王子とムーンブルクの王女2人旅でクリアすることもできる。


手段を問わなければ…

しかし手段を問わない、いわゆるバグや仕様の穴を突いたネタで有名なのも彼。あくまで正規の手法では無い為実現できる機種は当然限られるが…


装備技(FC版)

ハーゴンの城でのハーゴンの幻術による仕様と、その仕様の抜け道を応用したバグ技。

詳細ははかぶさの剣を参照の事。


サマルトリアの最強装備はFC版では「てつのやり」の為、はやぶさの剣の2回攻撃を+20の攻撃力で行うと言う形になる為恩恵が薄く、どちらかと言えばこのネタに関してはローレシアの王子の方が有名である。

しかし後述するDQM+では、彼がそのネタを元にした活躍を見せる事となる。


マヌーサザラキ(SFC版)

ムーンブルク王女のマヌーサ、または光の剣の道具効果とザラキを用いた技。

プログラムミスによる仕様の穴により「マヌーサ状態の有無でザラキの命中判定を行う」為、マヌーサ状態の敵には確実にザラキが命中する様になっている。加えて当時のザラキは「敵に254のダメージを与える」ものとなっており、多くの雑魚敵はこれで一撃、そうでない相手にも壊滅的なダメージを与えられる仕様なので、手段を問わなければまさに凶悪なアタッカーと変貌する。


DQM+では

名前はサトリ、素早さに秀でており「彼の速さから逃げられる者はいない」と称されるほど。


剣術にも優れており、ロランとルーナと共にバズズを倒すべく挑み逃げるバズズを壁を走って追撃し

【古流剣殺法 二文字~サマルトリア仕立て~】で翼を破壊し『俺の剣は、二度破壊の風が吹く・・・』と決める。

更に自己犠牲呪文に対しても『この世界で、まだこんな呪文を使わないといけないことがあるなんてな・・・』と否定的であった。(過去に自分が使った経験を暗示している)


名前

ローレシアの王子に合わせてデフォルトネームが決まっている。


各作品における彼の名前設定は以下の通り。

ゲームブック(エニックス):カイン

ゲームブック(双葉社):クッキー

小説版:コナン

CD:コナン

DQM+サトリ

いたストDQ9:クッキー


小説版ではムーンブルクの王女に想いを寄せていたが、彼女はローレシアの王子と恋仲だったため身を引く。その後、ルプガナで魔物に襲われていた少女と結ばれた。


余談

彼の「不器用貧乏」な印象から、後のシリーズ作品、場合によってはドラクエ以外のRPGにおいても「何でもできるが何をやらせてもパッとしない」キャラを「サマル」と呼ぶことがある。

ドラクエシリーズでは6、7の「魔法戦士」という職業がこれに近いと良く言われる。

また、死にやすいイメージが強いのか棺桶というあんまりなあだ名で呼ばれてしまうことも…。


ゲーム内では残念さが目立つが、以降の作品への出演は割と多く、バトルロードやいたストシリーズのほか、DQ9ではリッカの宿屋のゲストとして登場。DQ11(3DS版)では冒険の書の世界で相変わらずローレシアの王子を探して彷徨っている。


関連イラスト

ルビスの護りロトの末裔

DQ2ローレシアがミナデイン…だと?


関連タグ

ドラゴンクエスト ドラクエ DQ

ドラゴンクエストⅡ ドラクエ2 DQ2

サマルトリアの王女 ローレシアの王子 ムーンブルクの王女

ヘタレ グリーンヒーロー 器用貧乏 魔法戦士


ポップ:三条陸作「ドラゴンクエスト~ダイの大冒険~」の登場キャラ。 イメージカラーと大器晩成ポジションが共通

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