概要
ドラゴンクエストシリーズに登場する2回攻撃可能な武器。初登場は『ドラゴンクエストⅡ』。
公式ガイドに描かれた形状は「紫色の柄と鍔に隼の意匠が施された細身の直剣」と言うデザインで一貫している。
軽くて強い特殊な金属で作られ、手にするとはやぶさの如くスピードで攻撃することが出来る剣。
武器自体の攻撃力は低いが、自分の攻撃力がある程度高く、相手の守備力がある程度低ければ真価を発揮する。
ただし、作品によってはダメージ0.75倍補正があって使い勝手は微妙(しかも、隠し補正なので説明文がゲーム中はおろか攻略本にも記載されていないので性質が悪い)。キラーピアスがある作品でそれが装備できるキャラならそちらを装備すると良いだろう(キラーピアスはダメージ補正がかからない)。
しかし補正の有無にかかわらず、1回攻撃するごとに相手の守備力の判定を受けるため、守備力の高い相手には思ったよりダメージがかなり通らなくなる。
登場作品
ナンバリングタイトル
シリーズ初登場。テパの村で購入できる。価格は25000G。
攻撃力は+5、リメイク以降は+7。ローレシアの王子、サマルトリアの王子が装備可能。
また、最強の破壊力をもつ「はかいのつるぎ」に2回攻撃の効果を持たせた『はかぶさの剣』というバグ技が有名(吉崎観音の漫画『ドラゴンクエストモンスターズ+』では、この「はかぶさ」を意識した技が登場)
攻撃力+5。勇者、賢者、商人、盗賊(リメイク版から追加)が装備できる。
購入アイテムだが、アレフガルドで販売されているため入手は終盤になるが普通に遊ぶとルカニを使ったり低防御の敵でもなければおうじゃのけんの攻撃や高位呪文の方が手間をかけずにダメージが出るため装備するのは趣味の領域になるがゲームボーイカラー版では「はやぶさのけん」を装備しながら「ドラゴラム」を使うと強力な炎攻撃を2回くりだせる。価格は前作同様25000G、ファミリーコンピュータ版(こちらのみラダトームでも販売)とリメイク版共にリムルダールで購入可能。
FC版では未登場だが、PlayStation版から追加された。カジノでコイン65000枚と交換できる。
攻撃力+67。勇者とライアン、そしてピサロが装備可能。ピサロの初期装備であるため、面倒ならピサロの物をもらってしまうのもひとつの手段である。
ちなみに、本作には同じく2回攻撃可能な「キラーピアス」が登場している。
メダル王からメダル30枚と交換できる。
攻撃力+67。人間キャラではピピンが、仲間モンスターではスライムナイトなどが装備できる。
ロンガデセオ、欲望の町にあるカジノの景品。コイン10000枚で交換可能。
攻撃力+67、かっこよさ+32。ハッサンとチャモロ以外が装備可能、攻撃力の高い武器で「せいけんづき」や「ばくれつけん」など繰り出す方が強いため他のシリーズと比べるとリメイク版含めて微妙。
コスタールのカジノの景品。コイン10000枚で交換可能。
攻撃力+67、かっこよさ+32。主人公、メルビン、アイラが装備可能、攻撃力の高い武器で「ばくれつけん」や「つるぎのまい」など強い攻撃手段が幾らでもあり他のシリーズと比べると『ドラゴンクエストⅥ』以上にリメイク版含めて微妙。
ベルガラックのカジノの景品。コイン10000枚で交換可能。
攻撃力+37。本作では、この剣と「ほしふるうでわ」を合成し「はやぶさの剣・改」(メイン画像、柄が赤くなっている)が作れる。攻撃力は+55にアップ。 これを装備した状態で、剣特技の一つ「はやぶさ斬り」を行うと4回連続攻撃を仕掛けることができるうえ2回目以降の攻撃に「バイキルト」は適用しないがテンション上昇は適用され作品自体が『ドラゴンクエストⅥ』や『ドラゴンクエストⅦ』と違い特技偏重を見直したため使い勝手は良くなった。
エンディングを迎えた後、セントシュタインで購入可能。
攻撃力+12。2回攻撃のほか、ドラゴン系の魔物に有効。
前作同様「はやぶさの剣・改」も登場(作り方も共通)。攻撃力は+26。
ダメージ補正が廃止になり使い勝手が大幅に向上したほか、上記の他の作品と異なり2回目以降の攻撃にも「バイキルト」による攻撃力上昇が適用されるのも追い風。
前作同様にはやぶさコンボも発動可能。「はやぶさぎり」の一撃当たりのダメージ上限は1999なので、テンション次第では「無心こうげき」を使った方が合計値がでかくなるが、使いやすさと言う意味ではダブルはやぶさコンボの方に軍配が上がる(消費MPはたったの2)。
この為、高難易度ダンジョンでのお供としてプレイヤー達には重宝され、「はやぶさの剣・改」を最強の剣と仰ぐプレイヤーも少なくはない。
ただし、「天地のかまえ」を使ってくるヴァルハラーなど反射系のスキルを持つ相手には使い所を見極めて使用すること。
職人システムにより比較的早い段階で装備することができる。
バトルマスターの二刀流をもってすれば通常攻撃で四回の攻撃を加えることも可能になる
防御力の低い相手ならば通常攻撃だけでも十分なダメージを与えることができる。
ただし元々の攻撃力は下位の武器である「てつのつるぎ」と同等程度で錬金で攻撃力を底上げするか会心率に期待するかは多くのプレイヤーの悩みどころ。
片手剣スキルを覚えず、通常攻撃主体の勇者姫アンルシアの武器として非常に優秀。アンルシアは力が高く、会心率アップのスキルを習得できるため、相性が抜群にいい。
宝箱から入手できる他、ちいさなメダルを集めて貰える景品となっている。
また、確率は低いが特定のモンスターを倒すとドロップ可能なアイテムとして登場。ある国の戦士が愛用している。
その他
アニメ『ドラゴンクエスト 勇者アベル伝説』では、「隼の剣」の名義で登場。
女戦士デイジィが闇のバザールで紆余曲折を経て入手し、最後まで使用した。
漫画『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』では、アルスの親友キラが「蜃気楼の塔」の修業を経て大賢者カダルから譲り受ける。後に剣王の剣技「幻魔剣」を体得するために呪いがかけられ、刀身が黒色に染まっている。こちらも最後まで使用した。
他に『トルネコの大冒険2』、『トルネコの大冒険3』、『少年ヤンガスと不思議のダンジョン』、『スライムもりもりドラゴンクエスト3 大海賊としっぽ団』、ドラゴンクエスト モンスターバトルロードシリーズなどの派生作品にも登場している。