概要
『ドラゴンクエストⅣ』より登場した、数少ない2回攻撃が可能となる武器。はやぶさの剣と似ている。
名前と関連イラストの通りアクセサリーのピアスであり、左右の耳に装着する。
シリーズ作品によって「金属製のピアス自体が武器になり、戦闘時は手に持って二刀流になる」という設定と「特殊な力の宿ったピアスを身に着けることで、二回攻撃できるようになる」という設定が混在している。
攻略本や『ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場』など公式・半公式で前者を反映したものもあるが、その見た目通り包丁ほどはある大きさと重さの刃物を耳にぶらさげていることになってしまい危なっかしいため、ギャグや説明やツッコミを入れる場合を除けば、ファンアートなどでは「特殊な力の装飾品」が採用される事も多い。
作品によるが、はやぶさの剣にはダメージ補正(隠し補正でゲーム中にも攻略本にも説明文が記載されていないのが性質が悪い)がかかって使い勝手は微妙だが、キラーピアスにはダメージ補正がかからないので非常に強力。
攻撃力も作品によって異なるが、2回攻撃が可能になるのは大きなメリットである。
ただ、1回攻撃する毎に相手の守備力の影響を受けるため、はやぶさの剣のような補正がないとは言え、守備力の高い相手には単純にダメージが通りにくい。
初登場作品である『ドラゴンクエストⅣ』のアリーナに装備させれば鬼に金棒状態になるので有名。
彼女は歴代プレイヤーキャラクターの中でも一際高い会心率の持ち主であるため、運が良ければ2度も「かいしんのいちげき」が狙える。「かいしんのいちげき」が出てしまえば守備力など関係ないのでかなりの追い風となる。素早く、発生率が高いとなれば、メタル狩りにいそしまない理由はない。
多くのプレイヤーがお世話になったのではなかろうか。
ちなみに、ファミリーコンピュータ版の『ドラゴンクエストⅣ 公式ガイドブック』にはアリーナが装備している絵が二つもあるので、公式もアリーナが一番適した装備者という認識らしい。
作品によっては、ピアスらしく「女性暗殺者が使っていた」「女性の護身用武器」などの解説がある。
『ドラゴンクエストⅧ』からは短剣扱いになり、『ドラゴンクエストⅨ』でも短剣として登場。
『ドラゴンクエストⅧ』までは女性が装備可能だったが、『ドラゴンクエストⅨ』では男性も装備可能となった。
登場作品
初登場作品。攻撃力+5。ロザリーヒルで購入可能。買値は7500G。
ファミリーコンピュータ版のアリーナは「ちから」が176以上になったらこの武器一択で良いレベルの最適武器。
攻撃力ならほのおのツメが最強なのだが、道具使用の実質無駄行動をすることがあり、ほのおのツメを処分なり預かり所行きなりしてキラーピアスにすれば無駄行動対策としても一石二鳥。他にマーニャとミネアも装備可能だが、女勇者は何故か装備出来ない。
攻撃力+35にアップ。カジノで1万コインと交換で入手可能、最終的な力の伸びがそれなりに高くなる主人公の娘やデボラや装備可能モンスターなどにちからのたねを使い「ちから」をカンストすれば雑魚戦やエスターク戦の攻撃役の主力になるのも夢ではない。
攻撃力+35、かっこよさ+32。スライム格闘場Fクラスの景品。
攻撃力+45、かっこよさ+32。魔物がドロップするほか、海賊船の店で購入可能。買値は11000G。
攻撃力+34とちょっとダウン。前述の通り短剣状となって登場。サザンビークなどで購入可能。買値は7700G。短剣スキルには二回攻撃補正がかからないのがネック。
このほか宝箱や錬金釜からも入手できる。スライムピアス+いかりのタトゥー+はやてのリングで作れる。
攻撃力+1とかなり下がった。『ドラゴンクエストⅧ』と同じく短剣状で登場。2回攻撃可能のほか、虫系のモンスターに効果的。今回は男性も装備可能。
サンマロウ、グビアナ城下町で購入可能。買値は15800G。
錬金釜ではシーブスナイフ1本、スライムピアス1つ、はやてのリング3つがあれば作れる。
攻撃力は基本45(ふしぎな鍛冶での打ち直しで上昇)。
カミュとシルビアが装備可能。つまりいつもとは違い女性が装備できない。これは『ドラゴンクエストⅨ』同様に短剣扱いで、女性陣が誰1人として短剣を武器に使わないからである。