タグとしては「デボラ」単独の方がよく使われている。
CV:朴璐美(ニンテンドーDS版『ドラゴンクエストⅤ』CM、『ドラゴンクエストライバルズ』)
あんたってよく見ると小魚みたいな顔してるのね。
概要
ゲームソフト「ドラゴンクエストⅤ』の登場人物。主人公の花嫁候補の1人。2008年7月に発売されたニンテンドーDSのリメイク版より登場する新キャラである。ほかの花嫁候補より巨乳だったりする。
フローラの姉というポジションであるが、性格は妹と対照的で非常にわがまま。リメイク版のフローラ同様、ゲーム開始直後の船着き場で出会う(が、実はここで名前が分かるのはフローラのみ。下船前にプライベートルームに押し入って話しかけてもセリフ前の名前欄はモブと同じ「*」となる)。その後、主人公が結婚相手としてビアンカとフローラの二人から選ぶという重要な決断を迫られた段階で突如割り込んでくる。あとで詳しく述べるが、非常にドSである。ツンデレという当時流行りの性格といって良いかも知れないように思えるがツンデレというにはデレの要素が少ない(分かりづらい)。
まじんのかなづちが使える為、終盤のメタルキング狩りでは非常に有用であるが、フローラ以上に選ぶプレイヤーは限られるのではないかと思われる。
主人公に選ばれなかった場合は独身で気ままで自由な生活を謳歌しているようである。
デボラの特徴
性能面
- 他の2人と違い、オールラウンダーとして活躍する(どちらかと言えば物理戦闘型)
- 「メラゾーマ」が使えないが、ちから・みのまもりのステータスは高く育つ
- レベルアップに要する経験値が嫁候補の中で最も少ない(早く育つ)
- 「まじんのかなづち」や「きせきのつるぎ」、「ほのおのツメ」など武器に恵まれている。特に「まじんのかなづち」はメタル狩りで重宝する。
- 武器防具共に専用装備が存在する
- ルドマンから贈り物が貰える。また、ルドマン邸にタダで泊まれる
キャラ面
- 幼少期のビスタ港での出会いでは、船に飛び乗る勢いでパパスに飛び蹴りを喰らわせる(フローラはPlay Station 2版と同様、パパスのアシストを受けてお淑やかに乗る)
- 子供たちの髪の色はダークグレイ
- 怪談の類が苦手
- 高所も苦手。こちらは娘のグランバニア王女と共通の弱点である
- 最後に盛大にデレるが、それまではドMホイホイ(というより上記の様にとにかく愛情表現が独自。よく台詞を見ていると頻繁にデレているのにも気づくが…)
- よく主人公に対して小魚と呼ぶのは褒め言葉でありよく聞くと物言いがキツいだけ
- フローラ同様、ビアンカに対してのみ主人公が会話するぐらいなら許容している(それ以外はめちゃくちゃ妬くが)
- 主人公の石像の売価のあまりの安さを今でも嘆いている
- 意外にも子煩悩で、良き母親。テルパドールでのグランバニア王女との会話は必見
- 子供達との会話で主人公に対する罵倒と勘違いされるようなワードは一切使用しておらず、主人公が大好きであることを全く隠さず、ストレートに褒めている
- 誘拐イベントの際、ただ攫われるわけもなく、北の教会あたりで魔物のアゴに一撃入れて一矢報いた模様
余談
DS版の実写CMでデボラの日本語吹き替えを担当した朴璐美氏は、少年時代の主人公の吹き替えも兼任している。
その後、彼女は『ドラゴンクエストライバルズ』でもおよそ10年振りにデボラ役で再登板したため、同じキャラクターでもメディア媒体毎に声優が異なる場合が多いドラゴンクエストシリーズにおいては珍しい例となった(なお、このような前例にはアニメ『ドラゴンクエスト(勇者アベル伝説)』と『CDシアター ドラゴンクエストⅣ』でそれぞれミネア役を務めた江森浩子氏がいる)。
後に同氏は『ドラゴンクエストⅩ』の「天を超えてゆけ」で女盗賊ケイト役を演じた。
ちなみに、アニメ『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』(2020版)のマトリフ役の山路和弘氏は、朴璐美の夫である。
『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡ』での「とどめの一撃」ではキラーパンサーの轢く馬車から登場と思いきや、どこからともなく現れたデボラを避けようとして馬車が画面外で事故るという登場演出になっている。これだけでも十分すごいのだが、必殺技の「烈空カカト落とし」は空中高く飛び上がったデボラがかかと落としで大神殿を真っ二つに割り、巨大化したハイヒールで敵をぶっ潰す技となっている。