「ミィロ~、ミィロォ~!」
データ
属性/半獣半人型モンスター
分類/動画配信目メドゥーサ科
身長/183cm~44.8m
体重/275kg~673.8t
分布/石化の街
経験値/304
ステータス/幻獣「メドゥーサ」の伝説を司るマイナソー。呪いの瞳をスマートフォンの様に輝かせて、“ミィロォ~!”と鳴きつつ自分を見た人間達を石に変えてしまう。
シークレット/ういチャンネルを配信する龍井ういの「もっと誰かに自分を見て欲しい」と言う願望を思い詰めたマイナス感情から誕生。しかし見たら固まっちゃう位面白くない動画を配信する事が起因して、見る人間を石化させてしまう。湾刀コブランベルジュはヘビーな切れ味を誇る。
概要
頭部に蛇が絡み付いた女性が蛇の目や鱗等の意匠をあしらえたドレスを着た様な外観で、胴体は眼を見開いた怪物の顔となっている。また怪物の口内(腹部)は画面にヒビの入ったスマートフォンとなっている。
龍井ういの思念を元に作られており、クレオン曰く『上物』。元々「もっと誰かに自分を見て欲しい」と言う願望を持っていて、それを叶えるべく動画配信に勤しんでいたういだったが、その思いをクレオンに歪められ悪用される事となった。
「ミィロォ~!」と鳴きながら人前に現れ、他者の視線を自身へ集めようとする。だが見てしまったら最後、胴体の怪物が持つ呪いの瞳が輝き、その力で石化させられてしまう(※映像越しに見ても能力が発動する)。因みにこの石化能力は、視聴した人が固まってしまう程に面白くないういの動画センスへ起因するらしい。
また、戦闘では蛇の骨の意匠を持つ湾刀『コブランベルジュ』を武器にする。しかし戦闘よりも自身を他者に見て貰う事を優先する思考で、その為ならクレオン達に守って貰うのも許容する、巨大化しても必要以上に暴れずマスコミが野次馬や駆け付けるのを誘う等、言葉こそ発しないが明確な知性を伴った行動を見せている。
活躍
前話でユニコーンマイナソーとリュウソウジャーの戦いを撮影し、動画視聴数を稼げるとほくそ笑んでいたういをクレオンが発見し接触。処置を施して誕生させた。
それからしばらくして、等身大の姿で実体化して街中に出現。リュウソウジャーと交戦するも鳴き声に反応したリュウソウレッドが自身を凝視したので早速石化、行動不能に追い込む(※)。更にこれで相手をまともに見れなくなった残りのリュウソウジャーの動きが悪くなったので、コブランベルジュを手に圧倒、隙を突いて呪いの瞳を相手へ向ける。
しかし突如現れたリュウソウブラックがマブシソウルの力で放った光を浴び目晦ましを喰らう。これで生じた隙をリュウソウグリーンに突かれそうになったが、クレオンが連れて来たドルン兵の援護で難を逃れる。そしてグリーンとブラックがドルン兵を片付け、残ったリュウソウブルーとリュウソウピンクもタンクジョウが強襲して押さえ込んでいる間に、この場から立ち去った。
※なおレッド=コウは戦闘後、ブラック=バンバが使ったミストソウルの力で石化状態から回復・復活した。
その後、ういよりエネルギーを吸い上げ続け巨大化。町中に現れてマスコミや野次馬を集めてから石化能力を発動、中継映像を見ていた者も含め多くの人間を一気に石へ変えた。
それからすぐにレッドがキシリュウオーを駆って挑んでくるが、前回の戦闘で相手を凝視出来なくなった向こうのハンデは大きく、再び優位に立ち圧倒する。それを地上で見ていたブルーとピンクがトリケーンとアンキローゼを呼び出して加勢させるも、意に介さずコブランベルジュから斬撃を放って振り払う。
だが、ブルー=メルトより励ましと策を受けたトリケーンは奮起。アンキローゼと共に路面の舗装を剥がしそのガレキをブルーとピンクの元へ投げる。これに対しピンクはカルソウルの力でガレキを軽くしてメドゥーサマイナソーの胸元へ弾き飛ばす。そしてそのガレキをブルーがギャクソウルの力で舗装に戻した事で、呪いの瞳が舗装で目隠しされて石化能力を封じられてしまう。
これで相手をまともに見れる様になったキシリュウオーは、他のリュウソウジャーを乗せた騎士竜達と共にキシリュウオースリーナイツへ初合体。先程とは一転して、武器の換装を駆使する相手に圧倒されてしまう。
最後はその勢いのまま、キシリュウオーファイナルブレードを喰らって爆散した。
余談
経験値の合計数の由来は「スマートフォン」の語呂合わせ。(ス(3)マ(0)ートフォ(4)ン)
メドゥーサ(ゴーゴン)モチーフの戦隊怪人は冥府神ゴーゴン(魔法戦隊マジレンジャー)以来となる。最近では2年前の宇宙戦隊キュウレンジャーのククルーガのモチーフの一部として取り入れられている。
なお、メドゥーサマイナソーが登場した3/31のニチアサは一時間前の世界でも三十分前の世界でも女性が元になった、もしくは変貌した怪物・怪人が登場しており、(前者は微妙なラインだが)この日のニチアサに登場した敵は全員女性という珍しい事となった。
関連項目
メディアツヨインダベー、ピッチ・コック:直近の動画(映像)制作関係者戦隊怪人。前者はテレビ局のチーフディレクターを務め、後者はドキュメンタリー映画の演出家兼カメラマンを自称した。