「心配はいらねえ、俺らに任せろ」
「忘れたかっ!? 俺にテメェらの攻撃は効かねぇよ!」
データ
役職/フクショーグン(キュウレンジャー担当)
出身/惑星ケツァルコ(ペルセウス座系)
身長/199cm(ヒカエオロー身長/55.0m)
体重/179kg(ヒカエオロー体重/494.0t)
装備/ククルガン、メドウサーベル
分類/サイボーグ宇宙人
概要
宇宙幕府ジャークマター最高幹部・フクショーグンの一人にして、その中でも最強の実力者。ペルセウス座系惑星・ケツァルコ出身。
Space.22のラストシーンにて、テッチュウ・アキャンバーと共にショーグンドン・アルマゲから召集され、鳳ツルギの抹殺の勅命を受ける。
パイプを配した鋼鉄の左半身を持つサイボーグである、宇宙の荒くれ者。
ケツァルコ星人特有の超強靭な肉体で、かなりのダメージと負担がかかる強化改造手術を耐え抜き、竜の爪をあしらったキャノン砲『ククルガン』を左手に装備する事が出来た(※逆を言えば彼の種族自体は大した特殊能力も無い為、そこまでの改造手術を受けなければ現在の地位へ伸し上がれなかった)。戦士としても自らの体一つで武功を挙げて来た、根っからの叩き上げである。
斬撃を飛ばす事も可能な若干曲がりくねったシルエット(※柄の所々よりくねったケーブルが複数伸び刀身に絡んでいる)を持つ片手剣『メドウサーベル』が武器で、剣先は長く伸ばす事も可能で遠い間合いの敵を刺突する。
また、ククルガンからは赤黒い破壊光線を撃ち出す他、敵のエネルギー攻撃を吸収して撃ち返す事も可能で、事実上攻防一体の武器である。ただし吸収中は身動きが取れなくなる弱点もある。
それ以外にも全身を発光させて紫色のビームを放つ攻撃手段も持つ。
アルマゲに対して平伏してはいる物の、上記の様に不遜な口の利き方をする自信家。その一方で自身の配下や協力者への義理は持っておらず、自らの都合を優先して撤退、そのせいで仲間が戦死しても全く気に留めない薄情な面がある。
また、作戦の中で敵を困惑させる目的に偽者の導入を行なう事も多いが、看破された時にはあっさりと種明かしをして、余計な情報も付け加えて悠々と語る等口が軽い所もある。
笑ったり激昂した時等、感情が高ぶった際「ククルーガ!」と自分の名前を言って存在を誇示する癖がある。
各話の活躍
Space.28
チキュウで行動するアキャンバーと合流し、彼女に歪んだ感情を解放され、戦いを楽しみながらインダベーやツヨインダベーと交戦するダークナーガの様子を見物。
ナーガを使ってキュウレンジャーを壊滅させようとするアキャンバーの作戦に納得している様子であった。
Space.32
だが結局、Space.31においてダークナーガは元に戻ってキュウレンジャーに奪還された事でアキャンバーの作戦は失敗。これを受けてドン・アルマゲは全星系のカローに対し、成功した者をフクショーグンへと昇格させる事を踏まえながらキュウレンジャー抹殺の号令を下す演説を行うが、それにより自分達の立場が脅かされる可能性が出てきたにもかかわらず呑気に笑っていたアキャンバーを「お前が失敗したからだろ!!」とツッコミながらドツいた。
その後、カロー達に遅れをとらぬ為にと自身も配下であるドーギュンを招聘し動き出す。彼の手で密集したモライマーズが一斉自爆するのを止めようとするツルギ達の前に姿を現して交戦、ドーギュンと共に波状攻撃を仕掛けて変身解除へ追い込む。モライマーズの爆発が迫る中、勝利を確信し「クククッ、ククルーガ!じゃあな、キュウレンジャー!」と言って撤退する。
結局、これでククルーガの援護を失ったドーギュンは敗北・戦死。しかしその過程でキュウレンジャーの母艦であるオリオン号が轟沈、キュウレンジャーは拠点を失ってしまう。
Space.33
母艦を失ったキュウレンジャーが新たな動きを始めたと、部下のインダベーより報告を受ける。それを阻止すべく出向こうとした際、前話の演説に同調してチキュウへ来訪して来たオヒツジ座系カロー・マゲラーが自身へ接触。彼と協力関係を結びキュウレンジャーを襲撃する。
そこでマゲラーのマゲマゲパワーにより性格の捻じ曲がったバランス・ハミィ・スパーダ3人に、「お前ら、ここで何をしていた? 何か探していたのか?」と質問した事で3人から『ここにはすごい宇宙戦艦が眠っている』と言う情報を獲得。
そこで一旦引く事でキュウレンジャーを地下にある宇宙戦艦=バトルオリオンシップに乗り込ませた後、マゲラーが連れて来たビッグモライマーズやモライマーズを使い地上から砲撃、バトルオリオンシップごとキュウレンジャーを生き埋めにしようとする。
そして地下より現れて、マゲラーの足止めを掻い潜ったラッキーの前へ出現。オライオンの墓の前でシシレッドと交戦するがレグルスクラッシュの一撃をククルガンで吸収して撃ち返す等して圧倒、変身解除へ追い込む。更にその勢いで止めの斬撃を放つが、やはりそれでも諦めないラッキーが傍らに転がっていたオライオンの棍棒を構えた際、それを介して現れたオリオンキュータマに斬撃を防がれてしまう。
そしてすかさず、ラッキーがセイザブラスターにオリオンキュータマを装填した事でオリオンボイジャーが誕生。
それからの攻撃で吹っ飛ばされたので、今回は不利を悟ったのかマゲラーの事はそっちのけで自身一人だけ撤退した。そしてそれが合体して起動したバトルオリオンシップにビッグモライマーズ艦隊が全滅、更にそれが変形したオリオンバトラーにマゲラーが倒されてしまう。
こうして結局、キュウレンジャーにみすみす力を与えてしまったククルーガだが、その後アキャンバーへ連れられかつて自分達フクショーグンが改造された施設・ジャークマターラボに赴く。
Space.34
ジャークマターラボに眠っていたロボット兵士・牛型汎用破壊兵器ゼロ号をアキャンバーに起動させて貰う。それを従えつつククルガンからのビームで衛星軌道上のバトルオリオンシップを攻撃、誘き出したキュウレンジャーへチャンプに擬装させたゼロ号と共に襲い掛かる。
しかし、ゼロ号が突如現れた謎の戦士・ヤギュウジュウベエに正体を暴かれ、彼やサソリオレンジ・オオカミブルーと戦闘する中、シシレッド・ホウオウソルジャーと交戦。
2人からのダブルスターインパクトを吸収して撃ち返す事で優位に立つが、不利を感じたレッドにヒカリキュータマで目晦ましをされて逃げられる。
その後、ゼロ号と共にヤギュウジュウベエとスティンガー・ガルの前へ出現。ククルガンからの攻撃等で相手を圧倒、2人を変身解除へ追い込んだが、間一髪で放たれたシシボイジャーの攻撃に吹き飛ばされる。
程無く復帰後、スティンガーの言葉よりヤギュウジュウベエと言う仮の姿を解いたチャンプ/オウシブラックも含めたキュウレンジャーと交戦。
援護にモライマーズロボを2体も召喚したが、ショウ司令にハミィ・スパーダ達が繰り出したリュウテイオーに抑えられる。
今度はレッドとソルジャーにコグマスカイブルーを含めた3人と戦闘するもやはりククルガンの吸収・反射能力で優位に立つ。そこでレッドはシシレッドオリオンへとチェンジ、スカイブルーやソルジャーと共に強力な一撃を撃ってククルガンの能力へ抵抗しようとするがククルーガは余裕で3人の攻撃を吸収する。
しかし、「シシとオリオン、奇跡の力を舐めるな!」と叫ぶシシレッドオリオンの攻撃は吸収し切れず、それにより身動きが出来ない隙を突いたスカイブルーとソルジャーがククルガンを攻撃、破壊してしまう。これにより防御能力が低下、抵抗するも形勢逆転したキュウレンジャーに攻め立てられた末、結局ゼロ号と共に一所へ纏められインフィニッシュブラスト・オールスタークラッシュ・フェニックスエンドを喰らって敗北する。
だが致命傷にはなっておらず、「ククルーガッ!勝った気でいるんじゃねぇぞ!」と悪態を吐きながらヒカエオローで巨大化。同じく巨大化したゼロ号と共にキュウレンオー・リュウテイオー・ギガントホウオー・オリオンバトラーの四大スペースロボと交戦するが、相手の連携により悉く自分達の攻撃を潰された上で反撃される。
そしてそのまま再び追い込まれた後、四大スペースロボの必殺フォーメーション技『オリオンビッグバンキャノン』をゼロ号諸共浴び爆散した。
Space.36、37
しかし持ち前の頑強な身体故に肉体は無事で、密かに回収された後ジャークマターラボで『博士』と名乗る者(CV:田代哲哉)によって蘇生手術を施されて復活を果たす。
更にその際のやり取りでかつて、ラッキーの生まれ故郷のシシ座星系惑星・カイエンを侵略・制圧していた事も判明。
今度こそラッキーをこの手で始末する為にカイエンへと向かい、当惑星を含むシシ座系惑星を統率するカロー・ジューモッツが居を構えるビッグモライマーズへと赴く。
そこでジューモッツからラッキーはカイエンの元統治者・アスラン王の実の子供であると言う事を聞き、自身を一度打ち倒した男がかつて自らの手で故郷より追い出した奴だったのを知るや、より復讐心を燃え上がらせたククルーガはこの情報を利用しない訳にはいかないと策謀を巡らせる。
そして、アスラン王の真実を確かめるべくカイエンへ辿り着いたラッキーにガル・怪盗BN団・スパーダ・小太郎・ツルギと交戦。自身は因縁のあるラッキーと対決し、そこで自身がかつてカイエンを制圧した事、アスラン王が民を裏切ってジャークマターに降り、自身に命乞いした事等を言い放ってレッドを挑発。
更にククルガンから放った光弾がレッドがもし避けたらカイエンの人達に直撃する様仕向けて逃げられない状況を作り、動けないレッドにククルガンの連射攻撃で変身解除に追い込んだ。
すると直後に雨雲が発生し、ジューモッツ等が退散した為インダベー達に気絶したラッキーを運ばせ、自身も退散した。
そのあとカイエン全域とバトルオリオンシップに、『明日、アスラン王が王子であるラッキーを抹殺する公開処刑を行う』と言う演説を流し、自分の手を汚す事無く最愛の父によって殺される事でラッキーを絶望に叩き落そうと目論む。
翌日、ラッキーの公開処刑を実行しようと段取りを進めるが、案の定ラッキーを救出しようとツルギ達が再度襲来。ジューモッツと彼が作り出したツヨインダベーが交戦する中、自身は止めを刺す様にククルガンで放った光弾でツルギ達を変身解除させて鎮圧。
そのままアスランが剣を振りかざし処刑を実行に移そうとした直後、ラッキーは「こいつは父さんなんかじゃないっ!」と目の前にいるアスランが偽物であると喝破する。ククルーガに捕まってアスランに対面した際、自分の流した涙がアスランの手の一部を溶かした所を目撃、偽物であると確信していたのだった。
だが、見抜かれても動揺する事も無く余裕の表情を見せるククルーガは「父さんをどうした!」というラッキーの問いに対し、「本物の国王は俺がとっくに始末してやったわ!!」と既にアスランを殺害した事を暴露する。だが、ラッキーは絶望するどころか「よっしゃ、ラッキー…!」といつもの口癖を呟く。
真実を聞かされたのにもかかわらず、その言葉が出た事に「イカれちまったか?」と呟くが、「だって、そうだろ? 父さんの無念をこの手で晴らせるんだからな!」と、ラッキーは心が折れる事もなく、逆に己の闘争心をより強く燃やしていた。
小癪なラッキーの態度に憤って自身で処刑しようとするも、ラッキーの思いが通じたかの様に突然雷雲が立ち込め、自身に雷が直撃。演説台から転落してしまう。
直後にハミィにラッキーを救出された挙句、建物の陰に隠れていたチャンプ、ラプター、スティンガーがミズガメキュータマ・ポンプキュータマ・クジラキュータマを使って発動させた水流を浴びたアスランは溶解して消滅し、ジューモッツが砂で作り出した土人形であると露見してしまう。民衆もようやく自分達が偽の王に騙されていた事に気付いた。
これで完全に作戦を潰され、怒り心頭のククルーガはジューモッツと彼が作り出したツヨインダベーと共にキュウレンジャーと決着を着けるべく決戦に乗り出す。
ラッキーが変身したシシレッドオリオンと対決するも、シシレッドオリオンのマントに捕まり建物に叩き付けられ、追い討ちを掛ける様にキューソードの斬撃を食らい、続け様にシシレッドオリオンの放ったキューザウェポンの連続攻撃を受けてしまいジューモッツと一所に纏めて追い詰められてしまう。
いよいよ余裕が無くなったか「偶然に頼ってジャークマターを倒せると思うな!」と悪態をつくも、「偶然なんかじゃない! 俺は…、俺たちが宇宙を救えるって信じてる。そうやって運を呼び込むんだ。 それが父さんが教えてくれた力なんだ!」と叫ぶシシレッドオリオンのインフィニッシュブラストとオールスタークラッシュとフェニックスエンドを合わせた一撃を喰らってジューモッツと共に敗北。
しかしまたしても耐え抜いたククルーガは「てめぇら、キレたぜ!!」と更に怒りを爆発させ、ヒカエオローを果たして巨大化。オリオンバトラーとスーパーキュウレンオーと交戦するも、連携やキュウボイジャーの切り替えを駆使して目まぐるしく攻撃する2体の巨大ロボには手も足も出ず、メドウサーベルは弾き飛ばされククルガンも壊されて、遂に彼の命運も尽きる。
それでも往生際悪く全身からビームを放って抵抗するが焼け石に水で、最期はオリオンダイナミックストライクとスーパーキュウレンオーファイナルブレイクの合体技を喰らい「おのれぇぇっ……!ジャークマター、バンザァァァイ……!!」と最後の言葉を残し爆散、戦死した。
彼が戦死した事で、キュウレンジャー抹殺の勅命を受けたフクショーグンは全滅、完全な敗北を喫する事となった。
Space.42
だが肉体はジャークマターラボへ再度回収されており、アントン博士の手によりSpace.36時点で既に回収されていたテッチュウ、アキャンバーと混ぜ合わされる形でサイボーグ体・アキャチューガへと改造される。
惑星サザンクロス内部へと突入したキュウレンジャーに対して投入され、先の復讐戦とばかりにスペースロボ達相手に暴れ回るが、負けじと使える限りの巨大戦力を投入した相手との総力戦に敗北。他の2人と共にジャークマターを讃える言葉を叫びつつ、本当の最期を迎えた。
因みに前話で、ククルーガに殺されたはずのアスランはドン・アルマゲ(の分身)に憑りつかれた形で最凶の戦士ドン・アスランとなっていた事が判明。
結局Space.37でのククルーガの暴露は嘘だったのだが、これが改造・蘇生手術時に記憶を消されていた為か、当時今だ心折れぬラッキーを追い込むべく咄嗟にかましたハッタリだったのかは不明で終わった。
過去Ver.(Space.29、30)
トケイキュータマの力で333年前へ渡ったラッキーの前に姿を現した過去のククルーガ。姿はあまり現代と変わらないが、左腕のククルガンが装着されておらず、メドウサーベルのみで戦う。
この時代のアキャンバーやテッチュウと共に、ドン・アルマゲを倒し損ねて弱体化した過去のツルギ一派や未来より来訪したキュウレンジャーを抹殺しようとする。
Space.29
アルマゲにオリオン号ごと撃墜されたキュウレンジャーへ止めを刺す為チキュウへ来訪。墜落したオリオン号の傍らで動かなくなっている目標を狙ったが、ラッキーや彼と邂逅したオライオンに妨害された隙に意識を取り戻したキュウレンジャーがオリオン号に乗って逃走。ラッキー達もタイヨウシシレッドの放つ光で目晦まされ逃してしまう。
その後、過去のツルギ達に攻められ弱体化している筈のこの時代のアルマゲを倒す事を決めたキュウレンジャーと対決。一度は変身解除へと追い込み、トドメを刺そうとするもキュウレンジャーへ同調したオライオンによって攻撃を防がれて失敗。
その流れでフクショーグン3人ともキュウレンジャー達に食い付かれる中、状況打破の為にテッチュウへヒカエオローを行わせて巨大化させる。しかしシシレッドとオライオンによりアキャンバーが爆散、巨大化したテッチュウもリュウテイオーとギガントホウオーに倒されてしまい袋の鼠に。
最期に止めを刺されそうになるも、キュウレンジャーを妨害したアルマゲによって事なきを得た。
Space.30
アルマゲの参入で形勢は逆転したが、隙を作られてキュウレンジャー達へ逃げられたのでこれを追撃。しかし消耗しながらも抵抗する相手に手こずったので一旦引き、アルマゲと合流した後改めて進軍。ラッキーが蘇生するまでの時間を稼ごうとするキュウレンジャー達と交戦するも今度はアルマゲの規格外な戦闘力によって追い込んだ。
だが止めを刺すギリギリで蘇生したラッキーが乱入。彼とオライオンの心のシンクロから誕生した最高の救世主・シシレッドオリオンに臆さずメドウサーベルの剣先を伸ばして貫こうとしたが相手の空間操作で剣先を自身に当てられてしまう。
更にそこから相手にマントを巻き付けて引き寄せられ、その勢いのままキューソードで斬られつつ後方へ放り投げられて爆散、瞬殺される。
しかしこの状況に動揺し始めたアルマゲの手で、前話で倒されたテッチュウやアキャンバー諸共巨大化した姿で再生。今度はギガントホウオーにリュウコマンダー中心で操るキュウレンオーと交戦するが、ラッキーの復活とパワーアップに沸くキュウレンジャー相手には分が悪く一方的に圧倒され、最後は他の2人諸共キュウレンオーメテオブレイクとギガントホウオーブレイジングを同時に喰らっても耐え抜いたが、ギガントホウオーの斬撃でとどめを刺されて爆散した。
余談
モチーフはメキシコ・マヤ文明に伝わる羽毛の生えた蛇の姿をしたマヤの最高神にして太陽神・ククルカン。一般にはケツァルコアトルの名で知られ、こちらは出身星の名前に使われている。
また、出身星座系のペルセウス座はギリシャ神話に伝わる英雄の1人であるペルセウスをモチーフにした星座。カシオペア(アキャンバーの出身星系であるカシオペア座のモチーフ)の発言に怒った神々によりケートス(くじら座のモチーフ)の生贄にされそうになったアンドロメダ(アンドロメダ座のモチーフ)を見つけ、ケートスを以前退治した蛇の怪物・メドゥーサの首を見せる事で石に変えて、アンドロメダを助けた。
上記のペルセウス座の伝説に因み、ペルセウスが倒したメドゥーサのモチーフも取り入れられている(左半身を張り巡るチューブは蛇で、左肩がメドゥーサを模していると思われる。メドウサーベルもよく見ると鍔の部分がメドゥーサの顔をしているのが解かる)。
デザインイメージとしては、肩鎧としたメドゥーサに左半身を侵食されたペルセウスの成れの果てと言う物で、そこから侵食部をメカへ置き換えている。
また、顔部分はマヤの遺跡都市パレンケ、その墓所に安置されていた王のミイラが付けていた翡翠のマスクがモデルとされている。
そしてミステリーモチーフは、上述したククルガンの顔と太陽を象った『ケツァルコアトル像』で、顔周り(右半分)に生えた鬣状のパーツへと反映されている。
声を演じる内田氏は、スーパー戦隊シリーズ第4作目にあたる電子戦隊デンジマンで俳優として緑川達也/デンジグリーン役を演じており、戦隊OB声優としては最年長。戦隊シリーズの出演は炎神戦隊ゴーオンジャーの敵怪人である「雷剱」・「雷々剱」の声を担当して以来となる。そして次の出演は3年後、『魔進戦隊キラメイジャー』のキンコ邪面役となった。
関連タグ
凱力大将ブランケン…こちらも重ねに重ねた改造強化によって、戦闘員の身分から高い地位を得た叩き上げ幹部。
カジメリ星人ベン・G…同じく左半身を機械化した宇宙人である戦隊怪人。
ペルセウス・ゾディアーツ…ペルセウス座モチーフのライダー怪人。こちらも左腕にメドゥーサの意匠を取り入れている。