ククルーガ「久しぶりだな、キュウレンジャー‼︎」
テッチュウ「嬉しいぞ。こうやって貴様らを葬れるのだからな」
アキャンバー「アキャキャキャキャ…!!」
アントン博士「見たか! 我が天才的頭脳を! 3人のフクショーグンをまぜまぜしてやったわ‼︎ ひゃっひゃひゃひゃひゃ‼︎ さぁ、潰せぇー‼︎」
データ
役職 | フクショーグン(惑星サザンクロス・コア担当) |
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出身 | ジャークマターラボ |
身長 | 112m |
体重 | 1008t |
装備 | バキュームトライアングル、ククルガン、再ブレイクマイク、テッキュウ |
分類 | 改造フクショーグン |
CV | 内田直哉、小宮有紗、土田大 |
スーツアクター | 伊藤茂騎 |
概要
キュウレンジャーに敗北、戦死したフクショーグン達3人(テッチュウ・アキャンバー・ククルーガ)の肉体を元にアントン博士が製造したサイボーグで、ジャークマターの本拠地であるミナミジュウジ座星系・惑星サザンクロスの中枢を防衛する巨大兵器にして宇宙のフクショーグン。
融合元である3人の個性と長所を1つに統合した逆三角形の上半身が目に付く身体の上に、フクショーグン3人の頭部がそのまま生えている異形かつ悪趣味な外観をしている。
名前に関しても『アキャ』ンバー、テッ『チュ』ウ、ククル『ーガ』と3人のフクショーグンの名前の一部同士を掛け合わせたものになっている。
武装はフクショーグンの使っていた最強武装を用いており、右腕に近~中距離対応のチェーンメイス『テッキュウ』、左腕がエネルギー攻撃の吸収・反射能力を持つキャノン砲『ククルガン』、左肩へは敵の感情を刺激して暴走させる超音波を放つ『再ブレイクマイク』を装着している。
それへ加えて胸部に、必殺クラスの攻撃エネルギーすら吸収してしまう『バキュームトライアングル』を搭載。これで敵の攻撃を飲み込んで防いでしまう。
更に取り込んだエネルギーを体内で破壊エネルギーに変換して撃ち返す破壊光線『トライアングルバースト』を必殺武装として持つ(※特性的にククルガンから派生した武装と考えられる)。
3人が1つの身体に統合されてもフクショーグン達の意識は個々にあり、戦闘では各人が判断し個々の武装を使い分け戦う。その一方、明らかに残酷な姿へ改造されているにもかかわらず、フクショーグン達の精神はいつも通りの為、そこにはある種の悍ましさが漂っている(※もっとも、この表現は『戦死する度に蘇生・再戦させられる』『肉体改造に加え記憶操作まで施されている』等々のフクショーグンの描写より仄めかされていた)。
あるいは、ドン・アルマゲが最終目的の準備を終わらせていた事情から、蘇生と修復の繰り返しで使い回して来たフクショーグンを「最早用無し」と判断、急ごしらえの改造で時間稼ぎの駒に変え処分したとも解釈出来る。
活躍
前回の戦いでサザンクロスの中枢へ突入し、数々のモライマーズロボや巨大ツヨインダベー、ゼロ号を撃破したキュウレンジャー達へ急速接近して襲来、立ち塞がる。
そのままアントン博士からの命令で、プラネジュームが圧縮されたコアの爆発を阻止しようとするキュウレンジャーを叩き潰すべくキュウレンオー、リュウテイオー、ギガントホウオーと交戦。
遥かに巨大な体から繰り出される攻撃に加え、トライアングルバーストでラッキーが発動したタテキュータマのバリアをも破壊し、スペースロボ達の合体を解除させて圧倒。
状況打破の為にツルギ達はキュータマジンへと再度合体し、ラッキーはシシレッドオリオンにチェンジしてオリオンバトラーで戦うも、アキャチューガはキュータマジンのアルティメットメテオブレイクをバキュームトライアングルで吸収して無効化、目からビームを放って2機を怯ませる。
更にドン・アスランがラッキーを襲撃したのも重なり、オリオンバトラーの機能が停止してしまい、最大の戦力が戦えない状況をついてキュータマジンを追い詰めるも、ラッキーを救助するべくツルギが合体を解除しオリオンバトラーへと急行。残ったショウ司令達が再々合体させたリュウテイキュウレンオーの放ったオールスタースクランブルブレイクをトライアングルバーストで相殺するが、その際の爆発で見えなくなった隙を突かれキュウレンジャーの一時退却(※コギツネキュータマの力を用いたステルスでバトルオリオンシップを隠す)を許してしまう。
その後、ステルスの効果が切れる時間を見計らって待ち伏せし、標的が姿を現したと同時に襲撃するがスーパーキュウレンオーから砲撃を受ける。
この攻撃を咄嗟に気付き軽々と躱すも、ギガントホウオーの不意討ちを受けて地上へ落下、今度はスーパーキュウレンオー、リュウテイオー、ギガントホウオーと対決。
テッチュウがテッキュウで3体を拘束するも、ラッキーが呼び出したオリオンバトラーの攻撃を受けてテッキュウの鎖を切られてしまう。だがすかさず放たれたキュウレンジャーの攻撃をククルーガのククルガンで吸収、カウンターで3体にダメージを与えた上でアキャンバーの再ブレイクマイクから放たれる音波攻撃により、オリオンバトラーを暴走させ同士討ちを起こさせる。
しかし、スーパーキュウレンオーのスーパーキュウレンオーファイナルブレイクで再ブレイクマイクを破壊される。これで正気に戻ったオリオンバトラーからのオリオンダイナミックストライクで、ククルガンをも壊されてしまい大幅に戦闘力が低下、その流れで4体のスペースロボの同時攻撃を受けてしまう。
最期は死に物狂いでトライアングルバーストを放つも、四大スペースロボが対抗して放ったオリオンビッグバンキャノンで相殺されてそのまま直撃。「「「ジャークマターよ、永遠なり!!!」」」と最後の言葉を残して爆散、再び完全敗北した。
余談
モチーフは南米・フロリダ沖にあるとされる魔の海域、バミューダトライアングル。一説にはあらゆる物を飲み込むブラックホールが発生しているとされ、これがバキュームトライアングルの能力の元になったと考えられる。
また両肩のパーツはこの海域で沈没した船の穂先、足首は行方不明となった航空機を模っている。そして、これらの部位を人型へ纏める腿と背中の部分はフクショーグン達の付けていた肩当てと同じ(海獣・ケートスを象った物)になっている。
あと、一時間前にまぜまぜするやつとは多分関係ない。
関連項目
サイボーグ/フレッシュゴーレム:フクショーグンの遺体を元とした兵器なので、これ等に該当すると思われる。
グア:幹部3人の頭部をそのまま持つ異形の姿繋がり。
ゴッドマキシマムゲーマーレベルビリオン:上半身が強調された横幅のあるシルエットが類似、しかも変身者は元ゾンビにして、累計100回以上死んだ経験も持つ。
ゼンカイオーブラックジュラガオーン:4年後の戦隊に登場した味方のロボのフェイクで、身体を分割させて造り出す疑似ブラックホールで相手の攻撃を吸収、そっくりそのまま跳ね返せる。登場時点での最強の相手の集中砲火の必殺技をまるごと跳ね返した。
イズマエル:ウルトラマンネクサスに登場する最強のスペースビースト。今までに倒されたスペースビーストの死骸が黒幕によって融合され誕生した。