ドーギュン
どーぎゅん
Space.32「オリオン号よ、永遠に」に登場するフクショーグン・ククルーガが直属で従える配下。チョウコクシツ座系・惑星シャコキ出身。「ギュギュ~ッ」が口癖。機械と生物学を愛する、宇宙一の生物学専門科学者。
ボルトが埋め込まれた頭に髭が生えた様な口元と一つ目が特徴の面構えで、まとっているアーマーは両肩と両腰部分に内部の機械が見えるスリットが付いている。
シャコキ星人特有の『E・モノアイ』で見定めた機械に対し、背中に背負った『コーギュン箱』から取り出した工具で改造する事で機械を狂暴化・暴走させる…というのは見せ掛けで、実際はコーギュン箱内で培養している紫色の不定形生物『液状生命体マトリック』を工具型の武器を介して融合させていた(※マトリック自体は非常に脆弱で、キュウレンジャーの武装で簡単に排除可能)。
本人は『宇宙一の科学者』を自称しているが、紛らわしい事に専門分野は機械工学では無く生物学である。
戦闘では工具型の武器を使って多彩な攻撃(ハンマーで地面を叩きまくっての衝撃波等)を繰り出すが、実力は大した事無い。ちなみに武器のスペアは無駄に多かったりする。
キョダインロウはアーマーの右腰部分に付けている。
ある目撃証言によると、ドーギュンの肩と腰のアーマーの隙間から、機械の駆動する光が眩く漏れていたと言う。
ドン・アルマゲが全星系のカローへキュウレンジャー討伐を促す演説を行い、ジャークマター全体がキュウレンジャー抹殺に動く機運の中ククルーガの命でチキュウへ来訪。Space.21以降機能を停止していたモライマーズにマトリックを融合、暴走させての自爆でチキュウを破壊しようとする。
その過程でキュウレンジャーを抹殺するべく街中に出現、同じく暴走させた家電製品に住民を襲わせていた所を狙い通り察知して現れたラッキー・スティンガー・ガル・ナーガ・ハミィ・ツルギと交戦。同じく暴走させた家電製品をぶつけて翻弄するもラッキー/シシレッドには掻い潜られて反撃され、その勢いのままレグルスクラッシュを撃たれる。
だがその一撃は機能停止寸前のオリオン号を何としても直したいと考えるラプターに阻止された為、この隙を逃さず逃走した。ラプターは傍らより、機械を改造している様に見えたドーギュンならオリオン号を直せるのではないかと考えたのだが、直後にツルギから暴走の仕組みを明かされ落ち込む事となる。
その後何処かのモライマーズ密集地帯に出没、一定時間後一斉自爆によって広範囲が破壊される様にモライマーズを暴走させる。その上で先程と同じ方法でキュウレンジャー5人を誘き出し交戦(ラッキーはラプターを追い掛けて別行動中)、今度は時間制限に焦る相手をククルーガの援護も借りて圧倒し変身解除へ追い込む。
そのままモライマーズの一斉自爆をキュウレンジャーへ見せ付けようとしたが、実は既に立ち直っていたラプター/ワシピンクとレッドがボウエンキョウキュータマを使っての空中狙撃でモライマーズに取り付いたマトリックを排除、作戦は失敗していた。そしてそれを済ませた上で自身の前へ現れたラプターから聞いたドーギュンは激昂、シシレッドオリオンを始めとしたキュウレンジャー7人と交戦。
武器を叩き落とされつつもスペアを次々と取り出して抵抗するがまるで敵わず(その際グリーンに「なんでそんなに武器持ってるのよ!?」と質問された際、彼は「なんかかっこいいかなぁと思って」と返答した。多分嘘なのでシルバーからは「そうでもない」とカメラ目線ツッコミをされた)、「あなたが期待をさせるから!!」と憤慨するピンクからは飛び蹴りや高速飛行しながらの射撃まで喰らってしまう。
そしてその勢いから止めのインフィニッシュブラスト・オールスタークラッシュ・フェニックスエンドを喰らって敗北する。
今度はキュータマジンにマトリックを取り付かせようとするが、放ったマトリックは全て両手のブースターからの炎で焼却、直接戦闘でも全く敵わず再び武器を叩き落とされる。
すると、ドーギュン自身はこのまま敗れ戦死してしまうのを悟ったのか背負ったコーギュン箱からマトリックを直接放出。それを周辺のモライマーズへ取り付かせる事でスーパービッグモライマーズを生み出し、それを宇宙空間からチキュウへ落とそうとする。
そして予想通り、この状況を良しとしない相手よりキュータマジンメテオブースターを喰らい、「ククルーガ様、ごめんなさ~い!ギュギュ~ン!!」という断末魔を残して爆散した。
一方のスーパービッグモライマーズは返し刃で宇宙空間に急行したキュータマジンが放ったアルティメットメテオブレイクすら物ともせずチキュウへ迫る。
だがそれはキュウレンジャーの戦いを見て奮起、機能停止寸前から単独起動したオリオン号に食い止められる。そしてそのままチキュウより離れた場所へ運ばれた後、自らの意思によるオリオン号の自爆に巻き込まれて爆散・崩壊した。
「スーパーヒーロー戦記」
再生怪人として登場。たくさんでてくるモブの一人だが、鈴木福演じる謎の少年に、「ペンは剣よりも強し」とばかりに鉛筆で剣を止められるシーンがCMや雑誌の広告でよく取り上げられている関係で、必然的に目に触れる機会が増えた。