概要
セガサターンの一人視点アクションゲーム。
OVAのようにストーリーを短期間で連続展開していくというコンセプトで展開された作品であり、「戦慄のブルー」「蒼を受け継ぐ者」「裁かれし者」の三部が発売された。
当時のガンダムゲームはアニメのストーリーを追体験する物が主流であり、新規のストーリーをゲームで展開する手法は「クロスディメンション0078」を経て本作で確立された物である。その方向性はのちに展開される「機動戦士ガンダム外伝」シリーズをはじめとするガンダムゲームにも受け継がれており、ガンダムゲームの雛形の一つとしてその名が知られている。
また、外伝作品として映像作品化はされていないものの、ノベライズ、コミカライズ、HGUCによるプラモ化、SS・PSソフトギレンの野望シリーズやPS3ソフト機動戦士ガンダムサイドストーリーズへの収録など各種メディアへの露出も多く、高い知名度を誇る。
なお、発売当時のタイトルは単に「機動戦士ガンダム外伝」であり、ザ・ブルー・ディスティニーの副題は後にノベライズなどで設けられたもの。
漫画版は高山瑞穂による講談社版、たいち庸によるKADOKAWA版の二種があり、前者は連載誌の廃刊に伴い第2部で終了となっており、現在でも第3部は描かれていない(ただし「ギレンの野望」のアンソロジーで作者が本作の最終決戦を第三者の視点から見た話として描いている)。
あらすじ
一年戦争末期、連邦にとって未知の兵器であったモビルスーツの運用を試験するための実験部隊「モルモット隊」に所属する主人公ユウ・カジマは、作戦中、敵味方の区別なく攻撃して回る謎の蒼いMSと交戦・停止させることに成功する。
ユウの出会った機体は試作型MS「ブルーディスティニー」シリーズの初号機であり、彼はその戦闘能力を買われ、機体のテストパイロットを務めることになった。
そこからユウは、機体に搭載された「EXAMシステム」をめぐる数奇な運命に巻き込まれていく…。
キャラクター
地球連邦
ロゴージン(小説版のみ)
マオ(小説版のみ)
パク(小説版のみ)
ジオン公国
ジル・ジグラ(KADOKAWA漫画版のみ)
メカニック
地球連邦
RX-79BD-1 ブルーディスティニー1号機
RX-79BD-3 ブルーディスティニー3号機
RGM-79G ジム・コマンド
RB-79 ボール
RX-75 ガンタンク
RX-77 ガンキャノン
RX-78 ガンダム
ジオン公国
MS-05 ザクⅠ
MS-06 ザクⅡ
MS-06K ザクキャノン
MS-06R 高機動型ザクⅡ
MS-07B グフ
MS-08TX[EXAM] イフリート改
MS-09 ドム
MS-14 ゲルググ
MSM-03C ハイゴッグ
MSM-07E ズゴックE
RX-79BD-2 ブルーディスティニー2号機