曖昧さ回避
- ロックマンエグゼシリーズに登場する機械の1つ。
- 特命戦隊ゴーバスターズに登場する敵怪人。
ロックマンエグゼ
「ロックマンエグゼ6」に登場した特殊な機械で、このロボットに向けてネットナビを送り込むことによって外見がそのネットナビに変化し現実世界でも活動できるようになる。
但し、外部充電式であるため長時間の活動はできない。
人間が活動出来ない様な特殊環境にも耐える様式になっており、耐熱、防水加工もされている。
また、悪用されるのを考慮してナビの能力はある程度制限される模様。
才葉シティを中心とした開発が進められているが、実は開発者はDr.ワイリーであり、3での作戦に失敗したワイリーが電脳世界を崩壊させる存在として電脳獣に目をつけ、それをインストールするための巨大なコピーロイドを作る為のものだった。
特命戦隊ゴーバスターズ
「痛いっシャー!衝撃を与えちゃダメっシャ!」
CV:高木渉
データ
製造モチーフ:プロジェクター
メタウイルス:「写す」UTSUSU(緑)
識別ナンバー:F-94
推奨動作環境:人混みの中
オーダー:人間の姿をコピーして混乱させる、メガゾードのカメラアイを作るのに必要なクリスタルを女優アンジー・スーから強奪する
概要
エンターが新型メガゾードのカメラアイを作るのに必要なクリスタルを、来日していた女優アンジー・スーから強奪すべく、彼女の記者会見会場に有ったプロジェクターに「写す」のメタウイルスをインストールする事で製造したメタロイド。全身が緑色で上半身は丸く、右腕にカメラが付いた姿をしている。「~シャ」、「フクシャ」が口癖。
能力はその名の通りのコピー能力だが、彼の場合は能力では無く外見の模倣であり、先ず右腕にあるカメラユニットで相手を撮影し、内蔵した全方位映像投影システムを作動させる事で相手の姿を完璧にコピー出来る。しかもコピーした人間の姿で活動している間はヴァグラス反応を消す事が出来る為、戦闘よりも隠密に特化したコピー能力と言える。
この様に外見を真似る事が得意なメタロイドなのだが肝心の戦闘力はからっきしで、劇中ではゴーバスターズに圧倒されてそのまま無様に敗北を喫しているが、裏を返せば彼はクリスタルの強奪が主目的で、その為だけに特化したメタロイドと言う事なのだから戦闘が苦手と言うのも無理からぬ話である。
活躍
新型メガゾードのカメラアイを作るのに必要な素材となるクリスタルのイヤリングを、来日中の大物女優であるアンジー・スーから奪うべく、エンターは記者会見の会場に有ったプロジェクトにメタウイルスをインストール。斯くしてコピーロイドは誕生した。
目的を果たすべく、自身の近くを歩いていた女性の姿をコピーしてゴーバスターズの護衛を潜り抜けるがやり方が不味く、あからさまな強行突破に走った為にリュウジに正体を見破られて交戦。
だが本人の戦闘能力は至って低く、ゴーバスターズ相手に大した抵抗も出来ずに圧倒されてしまい、偶然通り掛かったサラリーマンに姿を変えてその場は辛くも逃走する。
その後、記者会見のインタビュアーの姿で再び隙を狙うが、アンジーに成り済ましていたヨーコの返り討ちに遭う。
アンジーのマネージャーを庇うヨーコの耳から取れたクリスタル製のイヤリングを片方だけ奪い取ると、それをエンターに渡す事に成功する。
エンターが撤退した後、ブルーとイエローの2人と交戦するが、ブルーの関節技でカメラユニットを破壊された為に複写能力を失ってしまい、最期は2人がエネトロンをチャージして放ったイチガンバスター・スペシャルバスターモードの射撃を受け、「複写失敗っシャ~!」と言う断末魔と共に爆散した。
一方、彼がインストールされた4時間33分20秒後、コピーロイドのデータをαタイプのメガゾードにダウンロードしたコピーゾードが出現。メガゾード出現に備えていたレッドの駆るゴーバスターエースを外見共々完コピすると、そのまま本物と互角の戦いを繰り広げる。其処へコピーロイドを倒したイエローとブルーがRH-03ラビットとGT-02ゴリラに乗って参戦。「両方を攻撃する」というRH-03ラビットの荒っぽい戦術によって偽装が解けてしまい、最期は特命合体したゴーバスターオーのディメンションクラッシュを受け爆散した。
余談
モチーフはプロジェクター以外にもカメラやビデオカメラも含まれている。尚、テレビ朝日の公式サイトの説明文では製造モチーフが「テレビカメラ」と誤表記されていたが、後に修正された。
識別ナンバーのF-94は「複写」から来ており、ふ(Fu)く(9)し(4)ゃとなる。
記者会見で彼が変装したカメラマンは某戦場カメラマンを意識した格好だった。
コピーロイドが登場した今エピソードのキーパーソンであるアンジーは、容姿がヨーコと瓜二つと言う事で小宮有紗氏が兼役し、OPでも両方の名前がクレジットされた。
蛇足だが『特捜戦隊デカレンジャー』でも、デカピンク役だった菊地美香氏が容姿の瓜二つな人物の役を演じた回があり、こちらもOPで両方の名前がクレジットされた前例がある。
声を演じた高木氏は前作『海賊戦隊ゴーカイジャー』でもナノナノダの役で出演しており、こちらもアイテム強奪の任務に長けるが実力が伴わないと言う共通点が有る。更に放送時期の一緒だった『スマイルプリキュア』でもカメラ繋がりで映画監督の役でゲスト出演している他、翌年の『獣電戦隊キョウリュウジャー』でもデーボ・カントックと言うこれまたカメラモチーフの怪人の役を2年連続で演じる事になる。
関連タグ
ゴビース:同じくコピー能力を持つ戦隊怪人。但しこちらのコピー能力は戦闘用で寧ろコピーゾード寄り。
コピーオルグ:『百獣戦隊ガオレンジャー』に登場する怪人で、こちらもコピー能力&器物モチーフ繋がり。