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オリョールクルージングの編集履歴

2019-08-10 07:34:59 バージョン

オリョールクルージング

おりょーるくるーじんぐ

ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』第1期における攻略用語の一つで、2-3「東部オリョール海」を潜水艦隊で周回すること。2期においては本来の目的を達成し辛くなったために事実上消滅し、現在は事実上死語と化している。

概要

1期の東部オリョール海には、以下のような特徴があった

  1. 燃料マスが3つ、弾薬マスが2つで終点まで行けば燃料マスを最低1つは通過する
  2. 戦闘回数は撤退しなければ2~3回で、疲労の蓄積が緩やか。
  3. 対潜攻撃可能な敵艦がそれほど多くなく、ボスを含めてflagshipが出現しない。
  4. ボスマスでもハズレマスでも、任務の消化ができる(後述)。
  5. ボスマスでは、金剛型大井赤城加賀飛龍巻雲伊168といった比較的レアな艦娘がドロップする。

つまり、消費の少ない潜水艦のみで繰り返し出撃させると、出撃しているはずなのに燃料はどんどん貯まっていく事になる。これを利用して資材収集をし、収支を黒字にするという手法である。改造済の伊号潜水艦×5と呂500で2戦しても燃料消費は30を超えないため、6隻編成でも燃料の備蓄は十分に可能。ただし、弾薬は二戦で50前後消費(夜戦に突入したら更に増える)するので、弾が欲しい場合は遠征艦隊に頼るか出撃艦数の調整が必要となる。更に、ごく稀に燃料の消費量が獲得量を上回り赤字になる事もある。

提督の中には、改造すると資源消費が増す事を避けるために新たに潜水艦を確保し、改造しないで使い続けたり、入渠中の予備として同一艦娘の2体目・3体目以降~に入れ替えてまでクルージングを継続するパターンもある。

なお、伊168は改装を行っても艦種が変更されずコストが据え置きになるため、彼女だけは元々の耐久値の低さを底上げするためにも改装したほうがいいとされた。


また、この海域を含む2-1~2-5のボスに5回勝利するデイリー任務「南西諸島海域の制海権を握れ!」が進められるだけでなく、ハズレルートでは必ず補給艦と遭遇するため、同じくデイリー任務の「敵補給艦を3隻撃沈せよ!」やウィークリー任務の「海上通商破壊作戦(15隻)」「ろ号作戦(50隻)」等を並行して進められる。敵の爆雷による被害も滅多に受ける事はないので、非常に効率的なプレイだと言える。


遠征で長距離練習航海(弾+バケツ)・防空射撃演習(ボーキ)・海洋護衛任務(燃料+弾)を組み合わせれば、オリョクルと並行して各資源の黒字化とデイリー・ウィークリー任務を消化でき、任務報酬もローコストで確保することができる。


単艦オリョールクルージング

コストを最大限まで追及したのが単艦でのオリョクル、略して単オリョである。

旗艦大破でも出撃できた頃は頻繁に行う人もいたが、イベント海域の勝率制限や、旗艦大破での強制撤退により一時期は廃れた。

しかし、呂500実装により再び行われるようになった。

呂500が推奨されるのは以下に挙げる理由がある。

  • HP13のためHP7までは小破止まりで、HP7になったら装甲を貫通されない限りダメージを受けない。
  • 潜水艦のため修理費が安く燃費もいい。
  • 回避が潜水艦で最大。

これらの理由により、缶を積んで回避を高めて単艦で出撃させるという方法が確立した。

なお、単艦ならMVP確定のため、初戦撤退が連続しない限りいつまでもキラが剥がれず、さらに回避率が高くなるというメリットもある。


オリョクルも楽ではない

しかし、潜水艦娘は装甲も耐久値も控えめなため、安定した結果が得られるわけではなく、決して「気軽にクルージング」できる場所ではない。

個々のレベルが低ければもちろん、近代化改修MAXでもケッコンカッコカリ後でも以下のような事態が起こりうる。

  • 相手は単縦陣なのに、無傷から小破(稀ではあるが装甲が一番薄い伊168だと大破する可能性も)。
  • 一戦目の複縦陣でワンパン大破をもらい、成果ゼロのまま撤退(T字有利だと起こりやすい)。
  • 輪形陣のボスにおいて、開幕雷撃で対潜能力のある艦を取りこぼして全員中大破し敗北。

また、大破しているのを見落として出撃させ、轟沈させてしまったという報告も数多く上がっている。

潜水艦娘は建造・ドロップ共に出現率が決して高いものではなく、沈めれば容易に補充することは出来ない。

このため、小まめな入渠や疲労抜きは欠かせず、提督プレイヤー)も相応の苦労を重ねる必要がある。


また、建造可能な潜水艦の種類が潜水艦の総数に対して極めて少なく、イベント報酬など入手期間が限られている潜水艦娘も多い。

常設で手に入れられるのは伊58・伊168・伊19・伊8の4隻のみで、後ろ2隻は通常海域でもなかなかドロップしない。

実際にオリョクルを慣行する場合、この4隻セットで1艦隊として編成するケースも多く見られ、それにイベント限定艦や大型で入手出来る伊401、さらに数合わせ的に「まるゆ」まで入れた6隻編成を好んだ提督も少なくなかった。

1つの艦隊には同じ艦娘を2体以上編成する事は出来ないため、練度も種類も足りなくてオリョクル自体が実行不可能という提督もいる(主に着任が遅かったりして、イベントに参加出来るだけの戦力を有していない等)。

オリョクルを行えるまでの用意が整うまでは、遠征部隊に入れて練度を上げたりなどで準備を進める必要もあった。


ブラック鎮守府か否か

このようにプレイヤーにも相応の用意と苦労があるため、いわゆるブラ鎮プレイとは区別されるべきである。

しかし、遠征や自然回復など他にもっと安全で確実な資材稼ぎの手段があるのも事実である。

純粋に資材稼ぎを目的としたオリョクルは、艦娘だけでなく提督自身にもブラック社員並みの労力を要求されるため、むしろ提督自身の健康の為に控えたほうがいい。その間ずっとパソコンの前に向かい続けなければいけないのだから…。

疲労により正常な判断力を失い、潜水艦娘を失った提督も少なくない。

1日あたりのプレイ時間を長く取れない提督は、資源量が最大値未満の場合は時間経過による自然回復の方が安全かつ確実。


このため、現在では各種デイリー・ウィークリー任務の消化を主目的とし、ついでに燃料を稼げる手法と認識される事が多い。

また、共に苦労を重ねた仲から発展してケッコンカッコカリをする提督も見受けられる。


なお、大破しようが疲労しようが敗北しようがひたすら単艦で出撃させられた頃の単オリョは紛れもなくブラックである。


実際には

「燃料稼ぎ」の手段として名高いオリョールクルージングではあるが、1回あたりに稼げる燃料もたかが知れており、前述のように「キラ付け遠征」などはるかに効率的で安全な資源稼ぎの方法もあったのである。そのため純粋な資源稼ぎの手段としては比較的短期間で衰退していた節もあり、オリョクル全盛期にハマり込んだ提督たちの武勇伝(?)や、潜水艦達の酷使ネタなど、その名前だけがその後も独り歩きしていた感もあったのである。



事実上の消滅、第2期アップデート

そんな提督の定番となったオリョクルであるが、消滅の時は訪れた。


2期移行に併せて既存の前半海域の改変が行われる事になったのである


当然2-3も改変の対象となっており、アップデート以後の2-3は敵の編成やルートなど色々と変わっていた。

変更点は以下の通り。


  • 対潜攻撃力が高い駆逐艦後期型、能力が高いflagshipが出現するように(司令部レベルが高い場合のみ?)
  • ルートによっては資材が拾えない可能性が出るようになった(一方で此方のルートの場合ボスに行ける
  • Mマスにしか輸送ワ級が出現しなくなった。そのマスには後期型が出現する為、輸送艦狩りにはさらに不確定・不安定要素が増えた(以前は無印の軽巡ヘ級が出現する程度)
  • 道中から軽母ヌ級がいなくなり、代わりに空母ヲ級eliteがボスにのみ出現

つまり

  • 黒字化を目的とした補給艦デイリー・ウィークリー、い号作戦消化としてのオリョクルは大きく効率悪化
  • 資材稼ぎにもルートによっては赤字
  • 後期型の配備により単艦オリョクルは完全に消滅。そして事故・大破撤退の可能性大

…と、1期ほどの成果どころか、潜水艦の運用自体が不適切な海域になってしまったのである。


結果、オリョーラーにとっては何の旨みもない改変となってしまい、潜水艦たちに「オリョクル行ってこい」のブラック鎮守府ネタも、ついに過去帳入りとすることになった。

同時に5-5の潜水艦ルートも消滅するなど潜水艦そのものの運用が減り、1期のオリョクルで鍛え上げられてきた高練度(レベル100以上の嫁艦も多い)の潜水艦達はその練度を活かせず、手持ち無沙汰になる事が増えている。

また提督によっては通常建造やドロップで入手できる潜水艦娘を、それぞれ2~3人、またはそれ以上の人数で運用していたため、突然の失業状態に陥った潜水艦娘の扱いに困惑する者も少なくない。

後述するが、それに伴う新たな運用も編み出されている…が、そのような運用を好まない提督にとっては使い処に困る艦種になったのも事実である。


きっとそれすらもかけがえのない日々


ものごとは変化していくのが世の常だが、潜水艦実装以来、長らく親しまれてきたオリョールクルージングの衰退には、残念がる声も多かった。辛い思い出さえ、過ぎ去ってみれば懐かしさを感じるものかもしれない。



では、潜水艦娘たちに安寧の日々は来たのか?

残念(?)ながら、そうでもないようである。

市場の変化にいち早く対応できる企業が生き残るように、ブラック提督の行動も迅速であった。生存競争を勝ち抜くのは、環境の変化に対応できる者たちなのだ。

2期開始後、1日も経たないうちに新3-2にて応急修理女神を悪用した準大破進撃による資源荒稼ぎ法が編み出された。潜水艦であれば確実に資源マスに行ける為、早速「新キスクル」にゴーヤ達が駆り出される始末である。

また新バシー島海域でも、空母娘と潜水艦娘による赤疲労周回法が考案されており、ブラック労働を撲滅するのはなかなか困難なようである。

(ただし、現時点では調整段階のため運営による強制監査が入る可能性もある)


任務「あ号」「い号」「南西諸島海域の制海権を握れ!」の消化

艦これ2期の実装で、オリョール海を追われた潜水艦娘達の新たな任務になりつつあるのが、2-1こと「南西諸島近海」における上記任務の消化である。

この海域も最初の分岐で「空母が三隻以上」を含む艦隊の場合は「輸送ワ級エリート2隻と軽母ヌ級エリート一隻」が狙え、潜水艦のみの艦隊か「空母or戦艦」を含む場合はボスまでルート確定でき、道中マスとボス戦マスの2戦で「空母ヲ級エリートと軽母ヌ級エリート」合計4隻が狙える。

潜水艦のみの艦隊で周回は可能だが、敵艦隊に駆逐艦後期型が混じっている事があるため事故率もそれなりに高く、ドック送りにされる潜水艦達だけでなくバケツを消費する鎮守府にとっても、ある意味ブラックな任務と言えるだろう。


二次創作において

オリョクル自体は潜水艦であれば誰でもよいのだが、このタグを付けられる作品ではなぜか伊58が対象になっていることが多い。

ネタとして扱った作品では、実際のゲーム上の労力を顧みず作中で「おいゴーヤオリョクル行ってこい」等と、かなり軽い扱いにされているケースがほとんどである。

こうした実情から(「オリョクルはもういやでち!」発言に代表されるように)キャラヘイトやブラック運用と感じて不快に思う提督もいるので、作品に頻用するのは控えるべきである。


ご挨拶に行ってみた その4

あまりに調子に乗っているとアレの運用対象とされたり、上図のような事態に陥る可能性も…


関連タグ

艦隊これくしょん 潜水艦娘

オリョクル オリョールクルージング バシクル

  • 呂500・・・オリョールやバシーへの出撃を自ら提督に確認するような発言をしているが、これはUボートU-511)が元々通商破壊作戦を主眼にした設計で、艦これの通商破壊作戦にあたるオリョール・バシー海域の作戦に興味を持っているものと思われる。

デイリー任務消化に励むろーちゃん

ホワイトデー期間限定で「オリョール行ってくるの」というの母港でのセリフがある。

つまり、既に染まっていると言う事か…


  • 三重クル(三重クルージング)…三重県(にあたるマス)で燃料を大量に確保する事を目的とした、2期で生み出された新たな「クルージング」(ちなみに、現実の三重県には実際に製油所がある)。

類例(艦これ2期の情報が集まり次第、加筆修正をお願いします)

  • バシクル・・・第二期でオリョクルが事実上不可能になった事で一躍脚光を浴びた。一戦のみと言うのは変わらないが「空母三隻」を含むと輸送ワ級2隻と確実に遭遇可能で、その次のマスで少量ではあるがボーキサイトも拾って帰る事が出来る。
  • キスクル・・・同じくキス島沖(3-2)に向かうもの。鋼材が大量に拾えるが、1マス目にflagship級を含む水雷戦隊が出る為、事故率はかなり高い。2期では拾える資源が弾薬に変更された。
  • カレクル・・・鋼材を拾いにカレー洋制圧戦(4-2)に向かう。鋼材集めの効率はキスクルに劣るが、鋼材集めをしつつ補給艦撃破およびボス撃破で各種任務を消化したり、2-3や3-2では出ない雪風・伊58・夕雲といったレア艦を狙う事が出来た。2期では最短ルートでは鋼材が拾えなくなり、資源集めとしては消滅した。だが、ボスマスで輸送ワ級が確定で2隻、上手く遠回りできれば輸送ワ級がさらに3隻遭遇できることから、潜水艦を使う事に拘らなければウィークリー東方任務と、各種輸送艦任務の両面撃ちに関してはむしろ1期よりも効率が上がっている。数ある『クルージング』と称されたものが消滅する中で、カレクルは目的こそ変化したものの人気を急上昇させつつあり、2期バシクルのライバル枠との声もある。
  • 珊瑚諸島沖海戦・・・マップ5-2の作戦名。かつて5-4が実装されるまでランカー達が周回に利用していた。艦これ2期では、道中に白いタコヤキ型艦載機を装備した空母ヲ級を初め、重巡ネ級軽巡ツ級が大量に展開。高い回避と対空でこちら戦力をバンバン削ってくる。さらにボスマスでは装甲空母鬼装甲空母姫南方棲戦鬼がリストラされ、変わって空母棲鬼か空母ヲ級改フラッグシップが登場。その一方で1戦目が確定で空襲戦マスになった上にS勝利旗艦MVPで最低でも経験値が500ほど貰えるため、初戦撤退という意味ではキス島レベリングに近い立ち位置となっている。空襲戦の仕様上必ず旗艦がMVPになる事や燃料・弾薬の消費が安いことが長所で、潜水艦のみで編成すればノーダメージS勝利確定となるので潜水艦のレベリングに非常に有用となっている。

【かつて使われていたクルージングたち】

  • キス島レベリング・・・キス島沖に駆逐艦隊もしくは水雷戦隊以外で出撃すると、必ず敵艦が駆逐・軽巡・雷巡のいずれかになるマスに行く事を利用し、それらの攻撃を優先して受ける潜水艦を同伴して僚艦への被害を一切発生させることなく経験値を稼ぐ手法。以前は潜水艦を囮にする事や、場合によっては大破出撃させMVPを他艦に取らせた事などからブラ鎮扱いされる事もあったが、現在ではむしろ安定性・効率性が高い良いレベリングとして有名になっている。別に水雷戦隊での編成以外なら何でもいいので様々な艦種を混ぜこぜにしたりと、潜水艦が絶対に必要ではなくなっている。有名になり過ぎたせいか第二期のリニューアルの煽りを食らい、海域経験値が激減しレベリングの場としては使い物にならなくなった。が、上記のキスクルに取って代わられたのでこの中では恵まれている方。
  • サモクル・・・同じくサーモン海域(5-3)に向かうもの。ここに出撃させるのは資材ではなく戦果目的である。単縦陣がほとんどだがflagship級を含む水雷戦隊が出ること、2戦目は潜水艦主体で2/3で強制敗北となることというデメリットもあるが、高率でボスに到達でき、勝利できればかなり高い戦果が稼げる。戦闘での勝利が必要なので6艦出撃が基本。2期でも潜水艦を使った戦術自体は健在だが、戦果稼ぎとしてはもっと効率の良い方法が編み出された為、消滅
  • 東京急行・・・1期の5-4は、悪夢のマップ5-3をクリアした提督に用意された天国、とさえ言われた。レベリングに勤しむ初級~中堅提督から戦果稼ぎの廃人提督に至るまで、大いに賑わった。だが艦これ2期では一変、5-2同様、白いタコヤキ型艦載機を装備した空母ヲ級フラッグシップ、重巡ネ級、軽巡ツ級に加え、単縦陣の敵潜水艦、ボス前の分岐で索敵値を要求される等、相応の難関マップに改変された。一方、ソロモン諸島を突っ切る側のルート(夜戦ルート)において輸送ワ級が必ず複数で出現する場所「敵泊地投錨中輸送船団」ではかなり経験値が多く、燃料・弾薬比の効率も高い。しかし、重巡リ級が並ぶ夜戦マスを超えた先にある為「割に合わない」と言う考えが多勢であり「ここでレベリングしよう」と目論む提督は少ないようだ。
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