概要
演:内山眞人
北崎が起こした大量殺人の被害者『小林義雄』が覚醒したオルフェノク。
ウサギの特質を備え、4km先の物音も聞き分けられる。ジャンプ力は25m。
元々全く戦闘に向かない動物がモデルなだけあり、臆病な性格のため、入念に作戦を練ってからブーメランで不意打ちする攻撃を得意とする。人質を取っていたとはいえ、ウサギ故なのかホースオルフェノクにもダメージを与えられるほどにキック力が強い。
人間でなくなったことに混乱と絶望を抱き、川への飛び降り自殺を図るも偶然居合わせた海堂直也によって救出される。その際互いにオルフェノクであることを知り、(人として生きるつもりだったが園田真理にプロポーズして玉砕したこともあって)オルフェノクの素晴らしさを説く海堂を「先輩」と呼び慕い、オルフェノクとして生きようとする。
ラッキークローバーに入るためコンタクトを取った結果「カイザギアとファイズギアを奪うこと」という条件を出され、達成のために動き出した。
オルフェノク態に変身し菊池啓太郎と真理の乗っている車を襲うことで乾巧と草加雅人を誘き寄せ、海堂と共に戦闘に乗じて奪おうとするも失敗。
その後(どこから調達したのか謎だが)警官に変装して道を封鎖、検閲と偽ってあっさりライダースギアを奪うことに成功する。(巧と草加は事の異常さに気づきすぐさま彼らを追いかけた)
ここまでは純朴な見習いの青年だったのだが、「ラッキークローバーに入れるのは一人だけ」と村上峡児に唆された結果、海堂に対して手のひらを返した挙句力に溺れ、長田結花を人質に取るという卑怯な手段も辞さないオルフェノクと化してしまう。
ライダースギアをスマートブレインに献上し功績を認められるも、結局人間らしさを捨てられなかった海堂の邪魔が入った挙句、花形によってベルトを取り戻した草加カイザのゴルドスマッシュによって灰化した。
その際、格闘で圧倒され、やっとの思いで腹部に来た蹴りを受け止めるものの、そのままゼロ距離でポインターをぶちかまされ技を発動されるという、(初使用というのもあり)ゴルドスマッシュの使用シーンの中でも印象的なシーンとして数えられる。
備考
演じる内山氏が後に影山瞬を演じたことにひっかけて、ファンからは『影山オルフェノク』と呼ばれることもしばしば。
また、ハイパーバトルビデオの『三本のベルト』のカイザがゴルドスマッシュを撃つシーンでは第25話の映像が使われており、そっち方面でもネタにされている。(俗に言う『オルフェノクはKO☆NA☆GO☆NA☆SA☆』とはこのシーンのこと)
スーツはオクトパスオルフェノクに改造された。
草加カイザとラビットが戦ったスタジアムは東映特撮では頻繁に使用されており、仮面ライダーディケイド第4・5話ではディケイドと(草加?)カイザが戦っている。
ちなみに耳に当たる部分が垂れていることからモデルはロップイヤー系統の種だと思われる。
ウサギは飼う前は可愛く大人しいイメージを抱きがちだが、飼ってみるとふてぶてしい態度を見せるようになる。劇中での豹変ぶりはこのウサギのイメージが反映されたのだろうか。
戦闘力が弱いとは言え、彼よりも実力が上のオルフェノクはベルト強奪に悉く失敗しているのに対し、姑息な手段と言えどベルトの奪還に成功しているという何気にデカい功績があったりする。
また、ウサギの怪人は希少…と思いきや、その総数はラビットオルフェノク以外に5体以上おり、かなりの数がいる。というかわかっている範囲でも男性怪人ばかりなので、ウサギの女性怪人がいた試しがないのだ。(メ・ウザー・ダ、ラビットイマジン、パンダラビットイマジン、ピンクラビットイマジン、レプス・ゾディアーツ)
関連タグ
影山瞬…手のひらを返した結果、出世しかけるも地獄のどん底に堕ちたという意味では共通。演者も同じ。
千樹憐…演者が同じだが、こちらは最後まで純粋であり続け、最後まで人々のために戦い抜いた人物。
サラマンダーイマジン…演者が同じ怪人