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概要

基本的には講談社で掲載されている(されていた)アニメ・特撮作品の小説化だが、稀に他社で掲載されていた作品の小説化や、設定やエピソードを持ってくるケースもある。

当初は『仮面ライダーシリーズ』のみだったが、2013年からは『スーパー戦隊シリーズ』が参入。2015年には『美少女戦士セーラームーンミュージカル』 と『プリキュアシリーズ』、2019年にはゲゲゲの鬼太郎も参入した。これらの作品には東映(東映アニメーション)作品という共通点があったが、2018年に円谷プロの『ウルトラシリーズ』が参入している。

ただし仮面ライダーやプリキュアと同じ東映製作のニチアサ作品であった『おジャ魔女どれみシリーズ』(おジャ魔女どれみ16シリーズ)に関しては、本レーベルではなく講談社ラノベ文庫の扱いとなっている。(本レーベル立ち上げ以前の企画作品であるため)

一部を除いて脚本家やプロデューサーなどの関係者が手掛けているため、小説として見るとやや記述が足りなかったり、逆に詳細過ぎたり、擬音が多かったりなどで批判を浴びることもあるが、概ね内容は好評である。

「小説仮面ライダードライブ」はシリーズ最速で重版がかかり、Amazonのランキングトップ10入りを果たすなど、話題を呼んでいる。

これらの小説は対象年齢が高めな作品が多く、子供向けとは言えない内容も少なくない。また、最近ではこのシリーズから派生した幼児向けストーリーなども展開されている(主にプリキュア)。

作品の移り変わりが激しく、現在は事実上プリキュアシリーズはリリース打ち切りとなっている。

作品の傾向

内容の傾向は大きく分けて3つ。

  1. 本編の総集編:一冊の本に本編一年分の内容を凝縮する純粋なノベライズ。さらに、中には新規のサイドストーリーを追加しているものもある(仮面ライダーカブト、ハートキャッチプリキュア!など)。
  2. 本編のアナザーストーリー:本編の世界観を再構築して別物にしたりというのが主(仮面ライダーアギト、仮面ライダー龍騎、仮面ライダーディケイドなど)。こちらは本編と設定が大きく異なるパラレルワールドとなっており、ある意味『ディケイド』で言うところのリ・イマジネーションライダーとも言える。
  3. 本編の番外編や続編:本編の空白を埋めたり、前日譚や後日談、アンソロジー風だったりと様々。これらは本編と地続きの世界観であることを匂わせており、いずれも完全オリジナルストーリーとなっている(仮面ライダークウガ、仮面ライダーWなど)。上記の1・2と違い、内容を理解するため事前に本編を視聴しておくことが望ましい。

作品一覧

仮面ライダーシリーズ

関連タグ

講談社 小説

講談社ラノベ文庫(『どれみ』シリーズはこちらが担当)

仮面ライダーシリーズ スーパー戦隊シリーズ プリキュアシリーズ一覧 セーラームーン

異形の花々』:井上敏樹による『仮面ライダー555』の公式ノベライズ。2004年8月発売。こちらも講談社より発売された。上記の『小説仮面ライダーファイズ』はこの作品に後日談を追加した物

仮面ライダー1971-1973』:初代ライダーを元にしたIF小説。かつて講談社から発売されたが、後にエンターブレインから完全版が発売された。

KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT 2WORLD 1HEARTS』:真野勝成による『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』(アメリカ版『龍騎』リメイク)の公式ノベライズ。講談社ではなくイースト・プレスから発売された。TVシリーズの直接の後日談となっている。日本国内でのみ発売。

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