ライダータイム!仮面ライダーザモナス!
「どうせ俺たちには勝てないんだよねぇ……」
演/CV:斉藤秀翼
概要
『劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer』に登場する劇場版限定ライダー。
「歴史の管理者」クォーツァーの1人・ジョウゲンがジクウドライバーとザモナスライドウォッチで変身する。
身軽で高所からの奇襲やボウガンによる遠距離攻撃を得意とする。
モチーフは「仮面ライダーアマゾンズ」であり、名前もアマゾンズのアナグラムである(AMAZONS→ZAMONAS)。
バールクスやゾンジスと異なり特定の変身ポーズはないが、変身時に背後に現れる時計は頭部に似た形状であり、アマゾンズのライダー同様激しい爆炎に包まれて変身する。
容姿
背びれのような頭部に鱗状のアンダースーツなど全体的に魚類のようなデザインをしており、右肩からは翼のような形状のマントを纏っている。
「宇宙船vol.165」の特写によると、青く装甲が多い右半身はアマゾンネオ、赤い左半身はアマゾンアルファ、顔はアマゾンオメガ、全身のディティールはアマゾンシグマをモチーフとしているとのこと。
複眼は金色で「ライダー」と描かれており他のライダーより小さめ。
額には「12時00分」を刺しているような時計の針の意匠がある。
他のクォーツァーのライダー同様、ボディには金色の歯車の意匠がある。
ドライバーのウィンドウはゲイツリバイブなどと同様に「0000」と表示されている。
使用アイテム
ザモナスライドウォッチ
仮面ライダーザモナスの力を宿したライドウォッチ。
ライダーズクレストは「カメン」、西暦表示は「0000」。
レジェンドライダーのライドウォッチ
アマゾンシグマとアマゾンネオアルファのライドウォッチは所持していないが、これはシグマが倒された後のseason2の時点で力を奪ったためと考えられる。
クオーツァーが変身するライダーのライドウォッチ中では唯一どのウォッチも使用されなかった。(まあ実際に使用したらそれはそれでソウゴ達が大変なことになっただろうが…)
ボウガン
専用武器…なのだが劇中ではほとんど活躍の機会はなかった。
ちなみに雑誌「宇宙船」によると作り物ながら弓は引けるらしい。
タイムマジーン
オーラが使用していたものの同型であるキャッスルドラン型タイムマジーン。
必殺技
ザモナスタイムブレーク
飛び蹴りを放つ。
余談
ジョウゲンを演じる斉藤は過去に『獣電戦隊キョウリュウジャー』でイアン・ヨークランド/キョウリュウブラックを演じていた。
イアンは最終的に相棒の仇ともわかり合えており、「最後までわかり合える事なく互いに潰し合う」という「相互不理解」がテーマである「アマゾンズ」モチーフのライダーの変身者としては皮肉とも言える配役である。
専用武器がアマゾンズのライダーが使わないボウガンなのも、キョウリュウブラックの武器「パラサショット」のイメージからと思われる。
また、変身前のジョウゲンの服(ウォズと同じものではない方)は鷹山仁を意識した物であるとの事で、演じた斉藤氏は「生卵を自前で持ってくれば良かった」とコメントしている。
元ネタが元ネタな為か、「アマゾンズの三人が力と歴史を奪われた事で、彼らはむしろ幸せな結末を迎えているのでは?」と考察される事すらある。
その内、2人は出自の点からして存在ごと消えている可能性もあるが……。
(ジョーカーであるはずの相川始がカリスの力がライドウォッチになっても存在が消えていなかったことから、力を奪われても何らかの形で二人が生きている可能性はある。歴史も一緒に奪われてしまっていた場合はどうしようもないが)
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劇中における活躍(ネタバレ注意)
クリム・スタインベルトの依頼で旧スタインベルト邸に赴いたソウゴ達と詩島剛の前に現れたジョウゲンが変身。
1575年では武田軍の兵を引き連れて信長軍を率いるゲイツと争い、タイムマジーンで激突するが敗北し撤退した。
その後、全てのライドウォッチを集めたソウゴ達の前に他のクォーツァーと共に現れ、ソウゴに真実を告げ監禁する。
最後はジオウ・オーマフォームと仮面ライダーバールクスが交戦する中、集結した平成ライダーの最強フォームの必殺技を立て続けに受けてゾンジスと共に撃破された。
最終的にバールクスは『平成最後の劇場版ラスボス』になり、ゾンジスは『令和最初の劇場版のボス』となった為、真っ先に脱落したザモナスは普通の敵と言う、もの悲しい立ち位置になってしまっている。