概要
日常生活では、長さに対して幅が無視できるほど小さく、長さや方向が最も重要な存在意義であるようなものを指す。
現実世界の線には幅が存在しているため、「太い線」「細い線」「幅広の線」なども存在している。
英語は「ライン」(Line)。
その辺の性質により、「繋げるもの」という見方も「隔てるもの」という見方もできる。
何かしらの基準となる線は「軸」とも呼ばれる。
練習として、自在に線が書けるようになることが上達の一歩と言われる。
線の種類
- 直線…無限で真っすぐなもの。
- 曲線…曲がっているもの。
- 半直線…片側にのみ無限で真っすぐなもの。
- 線分…真っすぐで両端があるもの。
- 折れ線…線分を繋げたもの。
- パターン別:実線、破線、点線、鎖線、一点鎖線
- 太さ別:太線、細線
- 重複数別:一重線、二重線
- 色別:白線、黒線、赤線、青線
- 方向別:縦線、横線、斜線
- 位置別:上線、下線
- 用途別:垂線、垂直二等分線、接線、法線、漸近線、準線、緯線、経線、境界線/稜線、罫線、枠線
- 組み合わせ:効果線、平行線
線の使いみち
交通に関する線
鉄道路線や道路の名称を表すのに、名称のあとに「線」を付けて「東海道本線」「国道2号線」のように呼ぶ。
飛行機や船舶の航路も「羽田-千歳線」のように空港名に「線」を付けて呼びならわす。
ただし、単独で「線」と言った場合、路線や航路を表すことはまずないと考えたほうが良い。
電気に関する線
電気を流すワイヤーや、情報を伝えたりするケーブルなどのことも「線」と呼ぶ。
「電線」や「導線」、「回線」「配線」「架線」といった用語に見られる。
もとは金属でできた細長い針金を「線」と読んだことに由来する。