概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。稲妻状の光線を放つ光線銃。相手を傷つけずに気絶させる事が出来る武器。
原作短編ではマンモスに襲われそうになっていたのび太を助ける為にドラえもんが発砲している。
このことから分かる通り、威力を調節すれば大型の動物相手にも十分通用する。それだけでなく鉄人兵団等のロボットを倒すことも可能。しかし『アニマル惑星』に登場したニムゲのように、防護服等を着用して身を守っている相手には効かない場合もある。
映画版『新魔界大冒険』では迫り来る隕石を一撃で消滅させている。『映画ドラえ本 のび太の新魔界大冒険 ~7人の魔法使い~ 公式ガイドブック』では「生物以外の物体に対しては相当の威力を発揮する」と説明されている。すなわち、無生物に限定して言えば「空気砲」を遥かに超えた破壊力を持つと言える。
そして更に恐ろしいのは、上記の通り撃つ対象を間違えれば周囲を一瞬で更地にしてしまう破壊兵器が、22世紀ではデパートで普通に販売されており、子供の小遣いレベルの金額で購入出来るという事実である。おい規制しろよ!
大長編や映画版では、戦闘シーンでドラえもんがよく空気砲と共に取り出しているレギュラーひみつ道具である。
主に射撃を得意とするのび太が使用しているが、実は大長編・映画版で最初に使用したのはスネ夫で、『大魔境』にて犀を気絶させている。
『ドラえもん』を題材としたゲーム作品にも、空気砲と並ぶお馴染みの武器として登場していることが多い。威力や使いやすさは作品ごとに異なるが、『緑の巨人伝DS』に登場した際は「最強の武器」と説明されており、威力も作中に登場する武器の中でも最高レベルに設定されている。
なお、作品ごとに形状が異なり、原作でもアニメ版でもデザインが安定していない。現在、水田わさび版アニメ及び映画作品におけるデザインは、青色の光線銃となっている。
ドラえもんが取り出したひみつ道具ではないが、『宇宙開拓史』の登場人物・ロップルが所有する銃も「ショックガン」と呼ばれている。こちらも光線を放ち相手を気絶させることが出来る。
『T・Pぼん』ではタイムパトロールの常用武器になっており、こちらはかなりごつい外見をしている。
その他のショックガン
『宇宙戦艦ヤマト』では実弾兵器としてこの名が使用されたが、後にショックカノンに変更された。