概要
『コンプガチャが無限の組み合わせを形作るように、現実における運命もひとつではない。』
『同じなのは欲望だけ。』
『全ての人間が欲望を背負い、その為に、多々買っている。』
『その欲望が背負い切れないほど大きくなった時、人は、課金をする。』
『課金Pの多々買いが始まるのだ。』
彼らの「多々買い(戦い)」は、愛するアイドルのために日々つぎ込まれる。
多々買いの一例
- 強力なアイドルを手に入れるためガチャを回す、回す、回す
- マラソンイベントの上位報酬を勝ち取るためスタミナドリンクを買い、飲み、走る
- マラソンイベントのポイントを3倍獲得する為にチョコや団子を食べる、食べる、走る
- プロダクション対戦イベントに勝つためエナジードリンクを飲み、叩く、叩く
- 新エリア解放につきとりあえずスタドリで走る
- 課金しないと落ち着かないのでポチる、課金、課金
多々買いに挑む者
身体はガチャで出来ている
血潮は課金で心はガラス
幾度のピックアップを越えて不敗
ただの一度もガチャスルーは無く
ただの一度も勝利もなし
担い手はここに独り
課金の丘で石を練る
ならば我がガチャに意味は不要ず
この身体は無限のガチャでできていた
…別に迎えてしまっても構わんのだろう?
挑んだ結果
多々買い続ける者
黒幕
第一のラスボス
希少確率で出来るカードやコンテンツ、キャラ、その他製品などが次々と出てくる中、それらを得ようと次々をお金をはたいて買っていくことを言う。
単にガチャ関連だけではなく、フィギュアやCDなど幅広いジャンル(という名の投資先)に使われている汎用性の高い言葉である。
近年はモバマスのみならず…。
など、課金前提でないとまず満足できない作品が続々と登場していた。
実際、タグ初出時点ではモバマス関連の投稿が殆どだったが、現在ではFGOの投稿件数が増えている。一番の要因は、多くのガチャ有りアプリゲームに課金上限(いわゆる『天井』)が導入され、どれほど運が無くとも、規定回数のガチャを引けば目玉商品が当たるよう調整が入ったのに対し、FGOは今なおその時流に逆らうように青天井スタイルを貫いているため。
なおグラブルは『アンチラ事件』をきっかけに消費者庁から公的査察が入って以降、相対的な課金が(無料のガチャ用アイテムの使用を含めて)9万円に達すると上限到達となるよう修正され、以降多くのアプリがこれに倣って上限枠の導入を積極化させている。
また、ミリマスは客単価はかなり高かったはずなのにサービス終了という鬼畜ぶりである。
その数だけ闇も多く存在している。
一方……
第二のラスボス
『艦隊これくしょん』は課金圧が低い、基本的に課金不要なゲーム、として登場時はソーシャルゲームの常識をくつがえすセンセーショナルさを見せた。
ところが、現状は「コレクション」するためには母港枠(カードのストック上限)がとっくの昔にデフォルトで収まらなくなっており、大量にではないが確実に課金させる状況。
とはいえ、現状でも5万円突っ込んでお釣りが来るので、「他と比較すれば」安いほうではある。問題点であるストック枠を増やす「母港拡張」も、初期プレイに諸経費込みで5,000~10,000円ほど用意すれば、後は継続的にプレイする気があるならイベント前に2,000円ほど突っ込んで事足りるのである。なにより使った額で何が手に入るのか「先が見える」点は大きい。
何より「コンプ要素にまったく課金が絡まない」システムは変わっておらず、マイペースで楽しむ分には依然としてお財布には優しい。……その分、リアルラックがモノを言う面が強いともいう。
もちろんイベント時の資源の大量投入や、特殊アイテム(増設補強、回収素材、お気に入りの艦娘と好きなだけ懇ろになれる)などの為に資本を大量投下する『米帝プレイ』と呼ばれるプレイスタイルをとるプレイヤーもいる。言い換えれば「リアルラックを物量でカバーする」方針である。
さらにコラボ相手の取扱商品の額が軽く5桁からなんてのもあったり……
もっともこちらは艦これの「資金源」として発想された手法(「ゲーム課金<グッズ販促」による資金確保)なので、むしろ捗ってもらわないと大本営的にも困る話でもある。
同様の事態になっているゲームには『艦これ』をインスパイアした『戦艦少女R』がある。
こちらは課金アイテムにエロい衣装がある。
ちなみに
『艦これ』よりさらに低い課金圧のゲームも現状では珍しくなくなってきた。
前2者は「まぁ、課金したければすればいいんじゃないの」というスタンスにしか見えず、課金よりもプレイ時間を要求している感じである。一番後者は「課金すんな!」というレベルで課金が使えない。
余談
元ネタは、『仮面ライダー龍騎』のキャッチコピー「戦わなければ生き残れない!」。
したがって当時このようなネタもあった。
「通りすがりの課金ライダーだ。覚えておけ。」
関連タグ
どう考えても需要がありそうな商品の数量限定、並びに供給薄、生産終了による転売の促進など犠牲になった子供達及び大きなお友達の数は計り知れない。
財団B同様、兵器(メカ関連)から少女(プラモ・フィギュア)、その他色々売っては作る企業。主にフレームアームズ・ガールやメガミデバイスが登場してからは、それが目立つ傾向に。
コンビニのキャンペーン各種
アニメやゲーム作品コラボの際、クリアファイル、アパレル等のグッズ争奪戦が行われる。作品人気によっては即日完売、キャラによっては対象商品が店頭から数分で蒸発した例もある。
夏は酷暑、冬は酷寒、ホールの中は男幕地獄。文字通り、命がけの多々買いである。
この多々買いに正義は、ない。そこにあるのは純粋な願いだけである。