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お医者さんカバンの編集履歴

2020-06-18 07:40:55 バージョン

お医者さんカバン

おいしゃさんかばん

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。

概要

藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場回はTC20巻収録「お医者さんカバン」。

聴診器を体に当てるだけで、どんな病気や怪我でも一発で正確に診断し、それを治療する為の薬や器具を出してくれる。更にレントゲン機能や顕微鏡も兼ね備えている。


上記の初登場エピソードでは、ドラえもんは「未来の子供がお医者さんごっこに使う玩具で、簡単な病気なら治療出来る」と言っている。

しかし玩具にしては非常に高性能で、風邪や火傷、おできや虫歯といった通常なら完治に数日かかる症状や、病院に通院しないと治せないような症状を瞬時に完治させることが出来るのだ。

これだけでも十分凄いのだが、原作「昔はよかった」の作中では結核を瞬時に完治させている。更に原作「お話バッジ」(カラー作品集1巻収録)では人間以外の動物の怪我も問題無く治療している。もはや現代の病院と変わらない治療を、現代より優れたクオリティで行っていると言えるだろう。


大長編及び映画版でもその性能を遺憾なく発揮しており、『創世日記』ではドラえもんとのび太が創った地球で伝染病が流行していたのだが、カバンが出した薬と消毒ガスの力で伝染病の流行を見事ストップさせた

他にも上記の『創世日記』や『翼の勇者たち』、『月面探査記』では地球に存在しない生物宇宙人の怪我を簡単に完治させている


更にアニメ版では原作以上の万能さを見せており、2012年版「おおかみ男クリーム」では、恐怖により気絶した人間に対し、気つけ薬で意識を回復させている。このことから、お医者さんカバンは精神面の病気や症状も治療出来ることが分かる(お医者さんカバンに限らず、原作でも「しあわせカイロ」や「ハッピープロムナード」等と言った、疲労困憊した精神を癒す効果があるひみつ道具が複数登場している)。

更に水田わさび版アニメオリジナルエピソード「のび太と星を流すクジラ」では、22世紀出身のドラえもんでさえ存在を把握していなかったホシナガスクジラが、敵の攻撃により瀕死の重傷を負っていたにも関わらず、小さな錠剤一粒で怪我を完治させている

それに加えて2020年版「のび太シンデレラ」では、ドラえもん達が「絵本入りこみぐつ」を使用して『白雪姫』の世界へ入り込み、毒リンゴを食べて昏睡状態に陥った白雪姫を治療し、昏睡状態から回復させている。このことから、お医者さんカバンは現実世界に存在しない病気や症状さえ治療出来ることが分かる。

また、同アニメオリジナルエピソード「ドラえもんの青い涙」ではロボットの怪我まで治している


これほどの性能だと「簡単な病気しか治せない玩具」という解説には疑問を呈したくなる。実際に原作「ペタリぐつとペタリ手ぶくろ」では、ドラえもんが「僕らの時代の科学では、治せない病気なんか無いんだ」と言いながら注射器型のひみつ道具(正式名称不明)を使用し、生まれた時から一生歩けない体だった男の子の病気を完治させている


上記のドラえもんの台詞と、原作後期や大長編・アニメ版のお医者さんカバンの活躍を見る限り、この道具はあらゆる病気や怪我を全て完治させることが出来る性能を誇ると考えて良いかもしれない。


正式名称は「お医者さんカバン」だが、大長編では「お医者カバン」や「お医者ごっこカバン」という名称になっていることもある。アニメ・映画版での名称は基本的に「お医者さんカバン」で統一されている。


『ドラえもん』を題材としたゲーム作品では、作品によって効果がアレンジされていることがある。

ギガゾンビの逆襲』で登場した際は多くの状態異常を回復しているが、最も肝心なHPの回復が出来ず、『ドラえもん』本編ほどの性能は発揮していない。

一方『魔界のダンジョン』で登場した際は、HP全回復に加えてアイテムの使用で治る状態異常を全て完治させる上に複数回使用可能という原作通り破格の性能を発揮していた。


唯一の欠点として、薬や器具が無くなってしまうと治療不可能となってしまう。上記の初登場エピソードでは、10回程度使用した時点で薬が無くなってしまい治療不可能となってしまった。一方『創世日記』では、町中の伝染病が無くなるまで消毒ガスを空からばら撒き続けているが、途中で薬が無くなったという描写は無い。その為、どれほどの使用量で薬や器具が無くなってしまうかは不明。

また、医療の負の側面とも言える麻薬効果等と言った、医療及び医薬品の闇については一切触れられていない。これは『ドラえもん』が子供向けの漫画である故に仕方ないと言えるだろう。


関連道具

  • どんな病気にもきく薬

別名「万病薬」。

試験管に入った錠剤で、飲むだけでどんな病気でも治療することが出来る。

ただし原作「ペロ!生きかえって」では、ドラえもんがこの道具について「薬だから効かないこともある」と言っている。

一方で『ドラえもん』を題材としたゲーム作品では、作品ごとに効果が変わる「お医者さんカバン」とは違い安定した回復効果を発揮している。

『魔界のダンジョン』で登場した際は、HP全回復に加えてほぼ全ての状態異常を完治させるという強力な効果を発揮している(ただし複数回使用可能であるお医者さんカバンに対し、こちらは1回使用すると無くなってしまう)。

更に『恐竜2006DS』や『新魔界大冒険DS』では、万病薬について「どんなに酷い病気にかかっていても、たちまち治してしまう薬」と説明されている。加えて『緑の巨人伝DS』でも同様の説明がなされており、アイテムとして使用した際は体力を全回復する上に状態異常も完治させるという強力な効果を発揮している。

上記のドラえもんによる「未来の技術なら治せない病気は無い」という発言と、お医者さんカバンの凄まじい性能、そして万病薬のゲーム版での説明及び非常に強力な性能を考えれば、この道具はあらゆる病気を全て完治させることが出来る効果と考えて良いかもしれない。

ただしあくまでも「病気を治す」ことを目的とした道具である為、怪我を治療することが出来るかは不明。


  • ウルトラスーパーオールマイティワクチン

あらゆるウイルスや黴菌を撃退し、それらによって引き起こされる症状(伝染病)を完治させることが出来る強力なワクチン。

原作「宇宙戦艦のび太を襲う」の作中では、宇宙からやって来た謎のウイルス型宇宙人達がのび太の体内に入り込み、のび太はその影響で高熱を出して倒れたのだが、ドラえもんがのび太にワクチンを注入して宇宙人達をいとも容易く撃退している。


  • 薬用栄養ドリンク

日本誕生』でタイムパトロールが使用したひみつ道具。

百薬混合・栄養満点・体力増強・気力充実といった効能があるドリンク剤で、飲めば猛吹雪等の過酷な状況でも生身で乗り越えることが出来る上に、瀕死状態の人間でも元気と活力に満ち溢れる状態まで回復させることが出来る

作中ではタイムパトロールが使用したドリンクの名称は不明で、厳密にはドラえもんが取り出したひみつ道具「レスキューボトル」の中に入っているドリンクが「薬用栄養ドリンク」とされている。

このレスキューボトルは原作及び映画版(リメイク版含む)では途中で破壊されてしまう為、中のドリンクを飲んだ人間がどのように回復するかは作中で描かれなかったのだが、2017年版「ぞうとおじさん」ではこのドリンクを象に飲ませており、飢餓で衰弱した状態から元気に動き回れる状態まで回復している。その為、タイムパトロールが使用したドリンクと、レスキューボトルに入っているドリンクは同じ物と考えることが出来る。

雲の王国』では「お医者さんカバン」が出した治療アイテムとして登場。従来の栄養ドリンクのような瓶タイプとなっており、グリプトドンの背中に乗っていた少年に飲ませている。


  • メカ救急箱

鉄人兵団』で登場したひみつ道具。

こちらはドラえもんやリルルのような、ロボットの損傷を直すことに特化した道具。

チューブ入りの薬剤や包帯等が入っており、ロボットの破損箇所に使用するとたちまちその部分が修復されていく。時間はかかるが、ロボットを完璧に修理することも可能となっている。


関連タグ

ドラえもん ひみつ道具

お医者さんごっこ かいふくのくすり エリクサー

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