ディルムッド・オディナ(Fate)
でぃるむっどおでぃな
サーヴァント、セイバー。フィオナ騎士団ディルムッド・オディナ。
騎士として貴方に仕えさせて戴きます。
プロフィール
真名 | ディルムッド・オディナ |
---|---|
クラス | セイバー |
性別 | 男性 |
身長 | 184cm |
体重 | 85kg |
出典 | ケルト神話、フィオナ騎士団 |
地域 | アイルランド |
属性 | 秩序・中庸・地 |
好きなもの | 仲間たちとの語らい |
嫌いなもの | 主からの妬み |
ILLUST | Azusa |
CV | 緑川光 |
スキル「愛の黒子」はこの霊基では基本的に使用されない。制御が効いている。
概要
『Fate/Grand Order』に登場するセイバークラスのサーヴァント。レアリティは☆4(SR)。『Fate/Zero』のランサーとは同一人物の別側面という関係である。
第五章「北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム」予告CMにて初登場。公式でも実装を予定しているとのコメントがあったもの、ストーリー内で出番があったのはランサー版のほうでこちらは一切登場しないままだった。
実に約2年経過した後、なんとFate/Zeroコラボイベント『Fate/Accel_Zero_order』の復刻版である「LAP2」開催に伴い、☆4セイバークラスのサーヴァントとして実装が決定した。
過去に復刻版イベントで追加された浅上藤乃とは異なり、ピックアップ期間を過ぎても恒常召喚のラインナップに含まれている。
pixivイラストではランサーのディルムッドと一緒に描かれている事もある。
サーヴァントは何かの強い呪い、ないし本人の執着がない限り全盛期(肉体的の)の姿で喚ばれるため、見た目はランサー時と変わらない。
ランサークラスで召喚された場合については、ランサー(Fate/Zero)を参照。
FGOにおけるランサー版の概要も記載されている。
人物
忠義に篤く、誠実さを有する高潔な英霊。
基本的にはランサー時と同一人物だが、セイバーとして召喚された彼は『騎士』としての自覚が特に強くなっている。
強敵との戦いを楽しみ、求めている自分自身を憚らない。また、自覚的なのか無自覚的なのか、ランサー時よりも自己肯定感がやや強い。
霊基性能はランサーの時より増しているが、反面、召喚の難易度もあがっている。
召喚者の技量がどれほど優れていようと、特定の条件が揃わなければ霊基として成立せず、雲散霧消する事も。
イベントでは生真面目な印象の強かったランサー時と変わり、その猪突猛進さからコメディリリーフとしてのポジションを確立している。その際は健啖家として描かれることが多い。
元主君曰く「いささか勇み足」との評で、ランサーのときは冗談やナンパ癖で振り回されがちなのだが、セイバーになるとこの勇み足から逆に主君を無自覚に振り回してしまう。
真名
英霊ディルムッド・オディナはセイバーとランサーの2つのクラスに適性を持つことが明言されている。
逸話によれば、真に生死を懸けた冒険へと赴くディルムッドは魔剣モラ・ルタと魔槍ゲイ・ジャルグを持ち歩き、危険は少ないと判断した際には魔剣ベガ・ルタと魔槍ゲイ・ボウを持ったという。
───ディルムッドが死した時、
身に付けていた装備は後者であった。
前者の装備で山に入っていれば、魔猪は倒され、フィオナ騎士団最強の騎士は命を永らえていたかもしれない。
魔剣二振りを携えた彼は、
此度の現界をどのように捉えるというのだろうか?
答えは明快だ。
「すなわち、ただひたすらに騎士として在らん。」
これが魔剣二振りを携えたディルムッドの在り方である。
生前のように剣と槍を持てぬのであれば、常在戦場の覚悟で主人に仕え使命を果たす。例え霊基が変わったとしてもこの信念は変わらない。
能力
セイバーとして現界した彼は二つの剣『モラルタ』と『ベガルタ』を用いて戦う。
とはいえ生前では片方に槍、もう片方に剣という特殊な戦闘スタイルであったために、どちらのクラスで召喚されたとしても完全とは言い難い。
残念な事に、2つのクラス能力を付与する事が出来るスキル『二重召喚』は、よりにもよって三騎士内では適応できない。流石の幸運E。
仮にスキル『武の祝福』があれば剣と槍両方持ってくることも可能だが、ディルムッドはそのスキルを持っていない。望みを持つとしたらアイルランドの知名度補正でこのスキルが追加されることを願うくらいか..。(現状『武の祝福』をスキルとして持っているのはラーマのみ)
後に長尾景虎がランサークラスにも関わらず「毘沙門天の加護」で槍・刀・鉾など多種多様の武器を持ち込んできたので、ディルの境遇がまた気の毒なものになってしまった。
保有スキル
対魔力(A+) | セイバーのクラススキル。Aランク以下の魔術を無効化する。現代の魔術師では、魔術で彼に傷つけることはできない。本来はBランクであるところ、宝具の効果によってA+ランクまで引き上げられている。 |
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騎乗(B) | セイバーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。幻想種を除くすべての獣、乗り物を自在に操ることができる。 |
愛の黒子(B) | 魔力を帯びた黒子による異性の誘惑。ディルムッドと対峙した女性は彼に対する強烈な恋愛感情を懐く。対魔力スキルで回避可能。対魔力を持っていなくとも抵抗する意思を持って入れば、ある程度軽減することができる。(『FGO』では基本的に使用されない。制御が効いている。) |
激情の細波(B+) | ベガ・ルタ。第二宝具がスキルとして形になったもの。 |
魔力放出(跳躍)(A) | 神々に育てられたディルムッドは超人的な跳躍力を獲得している。セイバーとして現界した彼は、ランサー時よりも敏捷パラメーターが低下している代わりに本スキルを所有する。魔力を放出することで爆発的に機動性を上昇させ、総合的な攻撃力を底上げする。 |
フィオナ騎士の誉れ(B) | ディルムッドの類い稀なる覚悟。筆頭騎士としての精神性が形となったもの。 |
宝具
憤怒の波濤(モラ・ルタ)
- ランク:B
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~20
- 最大捕捉:1人
生死を分かつ境界線……見定める! はああああっ! ここだ!『憤怒の波濤(モラ・ルタ)』!
モラ・ルタ。
ディルムッド・オディナが操る多くの武具の中で最も強力なものを挙げるとすれば、この恐るべき魔剣を措いて他ない。
一撃必殺、初撃必勝。
抜き放たれた魔剣はディルムッドに確実な勝利を与え、敵対者に敗北と死をもたらす。
運命をも操るが如き魔剣モラ・ルタは、
ケルトにおける海と異界の神マナナンによって授けられた。マナナンこそは太陽神ルーに宝具フラガラック等を与えた神性であり、数多くの宝具を所有、提供する存在であった。
真名解放時には、セイバーのクラスでの現界によって顕れた人智を超えた超跳躍を利用した落下攻撃を遂行する。この時、モラ・ルタは伝説に語られる『マナナン神の脚』にも似て、三本の刃となって敵を寸断する。
激情の細波(ベガ・ルタ)
- ランク:B+
- 種別:対人宝具
- レンジ:1
- 最大捕捉:1人
ディルムッド・オディナが操るもう一つの魔剣。防御系宝具。
海神マナナンに授かった武具のひとつ。短剣の形をとる。ディルムッドはこの剣を主武器としてではなく、副武器として使用する。
防御宝具であり、自陣の防御力を引き上げると同時に、第一宝具である魔剣モラ・ルタを扱うディルムッドの総合的な戦闘性能を底上げする。
ゲーム内での性能
最大HP | 11362 |
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最大ATK | 10048 |
カード配分 | Quick×2/Arts×1/Buster×2 |
スキル1 | 魔力放出(跳躍)A/自身に回避状態を付与&自身のQuickカード性能をアップ&自身の攻撃力をアップ(1ターン) |
スキル2 | フィオナ騎士の誉れB/自身のスター集中度をアップ(3ターン)&スターを獲得 |
スキル3 | 激情の細波B+/自身の防御力をアップ&自身のNP獲得量をアップ(3ターン) |
宝具 | Quick/敵単体に超強力な攻撃&防御強化状態を解除&中確率で即死効果<オーバーチャージで確率アップ> |
クイック中心の自己完結型であり☆4でも上位に入る性能を誇る。
スキル、カードどちらもスターを稼ぎやすく全体宝具ではないがhit数が多いQ宝具であることからも星は結構出せ、これにより自身で稼いだスターでクリティカルを狙える。
回避と防御の二種類の防御バフを駆使して耐久も可能。
QとA両方ともNP効率が良好で礼装次第ではスキルとの合わせ技でジャック並のQ性能になる。
強いて言えば自力でクリティカル威力を上げる術を持たないので、その辺りを補えるサーヴァントと組ませるのが良いだろう。
余談
アイルランドにおける剣は鍔と柄と刃が一体化しており、刃は坡針形の葉っぱのような形状。ディルムッド(1、2臨)の剣のデザインは史実のデザインに寄せられていると思われる。 また、再臨絵と立ち絵で剣の長さが明らかに違うが(立ち絵の剣は再臨絵の倍以上長くなっている)、アイルランドの剣の長さは短い物で約40cm、長い物で約60cmとかなり短く再臨絵の剣の長さが正確。
関連人物
ランサークラスで召喚された場合の彼。自身の幕間『双剣、来たる』にて意外な形で関わることになる。
生前の主君。謙虚さはあるがあちらの彼ほど苦手意識は無い様子。それどころか、こちらのディルムッドの方が若干天然ボケ寄りの性格なため、逆にフィンがツッコミを入れる立ち位置になっている。
ケルト神話における先輩英雄。(彼が活躍する物語は「アルスターサイクル」と呼ばれる枠組みにあたり、ディルムッドが活躍する物語「フェニアンサイクル」より数百年前の出来事とされている)
敬称の一つである『光の御子殿』と呼び、共に戦えることを光栄に思っている。
ちなみに幕間の物語後半にて、主人公の提案で開催される「カルデア三番勝負」の最初のバトル相手がキャスターを除いた槍持ち三人だったりする。
かつての聖杯戦争での好敵手。同じクラスになった故か、再戦を強く望んでいる。
とある聖杯戦争の最中に邂逅した放浪者のサーヴァント。彼女からカルデアの話を聞かされたことがきっかけで、主人公達の元へやって来る。
元旦イベントでは敵として彼女の(非常に傍迷惑な)怨念が登場するのだが、NPCか自前の剣ディルムットでなければ止めを刺せない厄介なギミックが存在する。
両者の幕間の物語で共演。時おり剣の手ほどきを受けている模様。
生前主従関係で亀裂を生じてしまったサーヴァント。蘭陵王とは美貌で苦労したという共通点もあり、彼のマイルーム会話では妙な親近感を抱かれている。
後に両者ともCBCイベント「旧き蜘蛛は懐古と共に糸を紡ぐ」で (別人としてだが) 共演しており、蘭陵王とは脱出ゲームイベントでも共演している。