データ
正式名称 | 宇宙戦闘ロボット ウルトラマンシャドー |
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身長 | 62m |
体重 | 6万5千t |
飛行速度 | マッハ21 |
走行速度 | マッハ6 |
水中速度 | マッハ1 |
ジャンプ力 | 1200m |
概要
ウルトラマンゼアスの前に現れた謎の黒いウルトラマン。その正体はレディベンゼン星人が対ゼアス用に製造した戦闘ロボットであった。
ウルトラマンゼアスを元にしているからか、ゼアスと酷似している部分が多い。
ゼアスとは違い本物のウルトラマンではないので、ウルトラマンの弱点である地球上では3分しか活動できないという時間制限は特に無いが、大ダメージを受けるとカラータイマーが点滅して動けなくなる。
その点は本物のウルトラマンとおおむね似ているが、飛行時はウルトラマンが平手の部分を伸ばしているのに対しシャドーは拳を握って飛行している。
最初の南極での戦いではゼアスをシャドーメリケンパンチとシャドリウム光線で倒したが、二度目の戦いでは、修業したウルトラマンゼアスのウルトラかかと落としとクロススペシュッシュラ光線に敗れ爆発四散した。
能力
シャドリウム光線 | 拳を握りしめ、腕をL字型に組んで放つシャドーの必殺光線。青白い光を放つゼアスのスペシュッシュラ光線とは対照的に赤い光を放っており、同等の威力がある。 |
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マインドコントロールビーム | シャドーの目から放つ洗脳光線でゼアスの敗北で希望を失った人々を洗脳できる。また洗脳された人々を引きとめようとすると、電流で弾き飛ばされてしまう。ただし希望を失っていない人間には効力が無い。 |
シャドーメリケンパンチ | 両手にシャドーメリケンを出現させ、敵の顔面にパンチを放つ左右交互に繰り出す事で連打可能な攻撃。ゼアスとの最初の戦いでは、この技でゼアスの片目を傷つけたことでその心に恐怖を植えつけ、勝利をもぎ取り、ダークラーを倒したミラクロンとの戦いでも、ラッシュを繰り出してボロボロに痛めつけた。しかし最終決戦では、空中戦で繰り出したものの、自分の力を信じる心を得たゼアスに難なくかわされてしまい、逆にウルトラかかと落しを繰り出すチャンスを与えてしまった。 |
シャドーメリケンラッシュ | 大怪獣バトルシリーズで使用。シャドーメリケンを装着し、敵に向かって拳型光弾を連打する。 |
シャドーメリケンミサイル | シャドーメリケンから連射する小型ミサイル。装弾数は800発。 |
防御シールド | カラータイマーに装備されているシールド。カラータイマーが狙われると自動的に出現し、カラータイマーを守る役割を持つ。カラータイマー目掛けて放たれた、スカイシャークのゼットン光線をも反射した。これはレディベンゼン星人がシャドーを製造する為ウルトラマンについて研究していた時、過去にウルトラマンがゼットンにカラータイマーを攻撃され倒された事を知っていた為と思われる。なおウルトラ戦士共通のカラータイマーという明確な弱点に対し、このような防御策を講じているのは歴代でもシャドーただ一人だったりする。 |
シャドーハイパーキック | 強力な回し蹴り。他にも、膝蹴りや急降下キック、蹴り上げ等のキック技を得意とする。 |
派生作品
漫画『ウルトラ忍法帖』では悪の空手家集団「荒神流」の総帥として登場。
ウルトラマンダイナの修業時代の仲間であり、その実力は10回戦って勝てたのは2、3回だったというほどの実力者。
後輩と組み手をして相手が降参したとしても「喋る気力があるなら攻撃しろ」と言うなど非常に厳しい指導を行う。これらの行いは師匠である5代目に認められたいが故だったが、5代目からは「兇拳」として認められず、後継者がダイナになった事を受け入れられずに5代目を殺害。極意書を強奪しダイナと直接対決するが、激闘の末に最大のライバルで最高の友であったダイナに倒される事を自ら選択した。
漫画『大怪獣バトルウルトラアドベンチャーNEO』ではレディベンゼン星人によって再建された2号機が登場。ロケットパンチが搭載されていたが、EXゴモラとレッドキングに破壊される。
未発売に終わった『ウルトラマン超闘士鎧伝』の第三弾「ハンター編」ではハンター軍団の一員である仮面の戦士影道騎士ダークシャドーとして登場。ハンターイルド、ダークラー、ハンターキリエロイドと合体しアイアンシャドーとなる。
『ウルトラマンフェスティバル2009』ライブステージではニセウルトラセブン、エースロボットと共に登場。自らはゼアスと交戦し、ゼアスの飛び蹴りも意に介さない強豪っぷりを見せつけた。ウルトラ戦士との光線の鍔迫り合いに押し負けて爆散したが、ウルトラ戦士の体力を削ぐ事には成功する。
ゼアス2以外ではスーツの出番が全く無い彼だが、少なくともこの時期までにはスーツが現存していた事が判明している。
余談
悪のウルトラマンは過去にも多数が登場しているが、宇宙人が化けた偽者であったり、人形に怨念が宿ったものであったり、シャドーと同じくロボットであったり、ウルトラマンという名称が入っていなかったりしたためにウルトラシリーズでは悪のウルトラマンとは認識されておらず、公式で唯一悪のウルトラマンとされているのはM78星雲出身であるウルトラマンベリアルとウルトラマントレギアのみである。
純粋にウルトラマンの名を関するのに悪のウルトラマンと認められていないとすると、ウルトラマンシャドーは気の毒な悪のウルトラマンの一人だといえる。
とはいえ、シャドーは出自的に考えればニセウルトラマンの類であるため、仕方ないといえば仕方ない面もある。
配色はゼアスを反転させたもので、当初は黒と銀で検討されていたが、格好良すぎるとの判断から黒と金に変更された。