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光月トキの編集履歴

2020-08-13 17:33:48 バージョン

光月トキ

こうづきとき

漫画『ONE PIECE』に登場する人物である。

※この記事には、単行本未収録内容が含まれていますので、単行本派の方、TVアニメ派の方は閲覧しないことをオススメします。


















“月は夜明けを知らぬ君”

“叶わばその一念は”

“二十年(はたとせ)を編む月夜に九つの影を落とし”

“まばゆき夜明けを知る君と成る”

CV:潘恵子

概要

モモの助と妹・日和(ひより)の母親で、光月おでんの妻である。旧は天月トキ。

トキは800年前に生まれた人物であるらしい。歳自体は30年前時点で26歳。


能力

名称トキトキの実
解説自分や他者を未来へ飛ばせる(過去へは戻れない)
種類超人(パラミシア)系

未来の世界へ飛ばすという何ともチートな能力だが、過去の世界には戻れないという欠点がある。

後述の使用した場面が天守の最上層であり、飛ばされた未来では城は崩れ落ちていたためその時代に現れた瞬間空中に投げ出されていた。このため場所は移動せずあくまで未来の同じ位置に飛ばされるものと思われる。後述の襲われた時もそれで目的地に到着しようと考えなかったことからも伺える。

また、襲われた際に刀で抵抗しており、一応剣術も使える様子。


活躍

基本的に故人のため、彼女の活躍は過去に限定される。

また、その能力の特性上『過去の過去』という二重の回想が行われており、少し話がややこしくなる(下記の通りに回想は流れたが、先に説明が挙げられたのは最後の時期である20年前の時期の方である)。


30年前以降

30年前、トキは新世界のある島で人買いに襲われる。能力で未来に逃げようとしたところ、たまたま通りかかった白ひげ海賊団の船に掴まっていたおでんが、彼女の悲鳴を聞いて駆けつける。

おでんの手により一旦助かるも、再び襲われそうになる。今度は、おでんを探しにきた白ひげ達が撃退する。

彼女は両親の出身だというワノ国に強い憧れを抱いていた。おでんに対し「ワノ国に行きたい」と申し出るが、拒否される。

その後、2人は何とか白ひげの船に置いてもらい、おでん達と海を旅して回る。

ワノ国の者の気風からか、次第におでんとトキは惹かれ合っていき、結ばれる。旅の2年目に息子モモの助を授かった。

同じ年ロジャー海賊団と交戦、その後宴となる。相手の船長のロジャー偉大なる航路到達点の場所を突き止めるための古代文字を読み解く術を探していた。そこに、古代文字の読み書きを習得しているおでんの事を知る。ロジャーは白ひげに1年彼を貸してほしいと懇願した。おでん本人も願い出た事で、白ひげは渋りながらも承諾。トキ、モモの助、従者であるイヌアラシネコマムシと共に、ロジャーの船に乗り込んだ(もう一人の従者のイゾウは白ひげ海賊団に残った)。

そして更に2年経ち、娘の日和も授かった。航海は、ポーネグリフがある、ワノ国へ向かう。ワノ国到達はトキの悲願であった。ところが、到着時、彼女は体調を崩し、航海の中止を勧められる。彼女を心配したおでんも国に残ろうかと申し出る。しかし夫の夢をトキは尊重し「こんなところで断念するようなら離縁を申しでます」と半ば脅してまで思い止まらせる。

結果、トキと子供達は、イヌアラシ、ネコマムシと共にワノ国で船を降りる。イヌアラシ、ネコマムシは、彼女達をワノ国に受け入れさせる仲介を買ってでた。

ワノ国でトキは、民一人ひとりに親身に接して廻り、おでんの帰りを待ち続けた。その間、暴君として振る舞うオロチとカイドウの支配に耐えることになる。彼らの刺客から子供たちを庇い、脚を負傷する。

1年後におでんが帰国。トキが民に良くしていたお陰で、数年国を留守にしていた事を責められることなく、歓迎された。そして、国の衰弱やトキの傷跡を見ておでんは激怒。単身でオロチを討ちに向かう。しかし黒炭せみ丸やカイドウらに阻まれる。更に数百人の民が人質に取られていた。

オロチはおでんに「毎日裸踊りを続ければ、1日100人ずつ人質を解放する」「建造中の船が5年後完成したら、カイドウと共に国を出る」という条件を突きつける。民を犠牲にできなかったおでんはこれを承諾。この交渉は民衆には知られていなかった。国を救うために動かないどころか、毎日踊りを続けるおでん。民衆は彼に失望の目を向け「バカ殿」と罵るようになる。しかし、トキ達や同じワノ国の大名霜月康イエ、ヤクザの大親分ヒョウ五郎達は彼を信じ続けていた。一方オロチはこの約束を守る気はなく、国を弱らせるばかりであった。


20年前

オロチらの振る舞いに我慢ならなかったおでんは赤鞘九人男と共に戦いを仕掛け、国を解放しようとするも、敗れる。おでんは「ワノ国開国」の願いを周囲に託しつつ、家臣達を庇い、処刑される。

赤鞘九人男達は主君の家族を守るためにおでんの城へ向かう。トキは、燃えゆく城までたどり着けた錦えもんカン十郎雷ぞうお菊、そして息子モモの助の五人を、20年後のワノ国へ飛ばした。しかし彼女本人は、おでんを旅の終着点(愛する人)と考え、彼と同じ時代で死ぬために、時空を移動しなかった。日和も未来に飛ばすのは断念。彼女を河松に託して逃す。兄妹どちらかの身が脅かされても光月家の血筋を途絶えさせないための策だった。


自身は城から脱出、民衆の前に現れ、銃撃を受けつつ息絶えた。民衆に20年後まで耐える希望を与えようと、冒頭の台詞(「二十年を編む…」)を残した。

その呪いにも似た予言は、オロチの脳裏には20年間刻み込まれることとなる。

飛ばされた20年後の世界。モモの助達は年季の入った自分達の墓を見つけ、彼女の力が本物であったのを確信(雷ぞうは老け顔のため時を超えたとすぐ信じてもらえなかった)、再起を誓う。

また、トキは処刑前のおでんを密かに訪ね、最期の会話を交わしていた。その際、彼の刀天羽々斬をモモの助に、閻魔を日和にと受け取った。刀は天狗山飛徹に預けていた。


考察



なぜ20年の時間が必要だったのか?

前項の通り、モモの助、錦えもん、カン十郎、お菊、雷ぞうの五人を未来に逃がしたが、ただ彼らを逃がすだけならば、5年後でも10年後でもよかったはずである。

実際、モモの助たち五人以外の時を超えなかった者達はオロチと百獣海賊団に苦しめられる。しかもワノ国は汚染で果てていく。20年彼らの戻りを待つのは並のことではなく、加えて病や老いで衰えていく者達も現れる。その結果、多くの者が10年目で限界を感じ、せめて敵に一太刀喰らわせてやりたいと酒天丸の制止を押し切り鬼ヶ島へ向かい、全員殺されてしまう(現在まで生き延びた者にも、年齢を理由に参戦を断念しようと考える者がいる)。

それだけ20年後の再戦というのは厳しいもので、人々はなぜ20年の間が必要だったのかと疑問に思っており、おでんの忠臣の一人であった酒天丸ですら、荒廃する国を諦めの境地で見るしかなかった。


一方でおでんは、過去の回想においてロジャー海賊団の面々に、「20年後にワノ国を開国する」と宣言しており、時期的にトキの言動とおでんの目標は一致する。

また、処刑時のおでんの語りによると、ワノ国と世界が待つ、"800年の時を経て現れる、ある人物”の出現が20年後であり、それまでに、開国して彼を迎え入れる必要があるのだという。

そして、トキはワンピース世界で最大の謎とされる「空白の百年」の時代に生まれていることからも、彼女の行動の真意は今後、重要な意味を持つと思われる。





関連タグ

ワノ国

光月おでん モモの助 日和

錦えもん カン十郎 雷ぞう お菊


黒炭オロチ カイドウ


タイムスリップ

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