曖昧さ回避
- 1970年3月14日から同年9月13日まで大阪府吹田市にある千里丘陵において開催された国際博覧会。正式名称は「日本万国博覧会」。テーマは「人類の進歩と調和」。
- 2025年5月3日から同年11月3日まで大阪府大阪市此花区にある夢洲において開催が予定されている国際博覧会。テーマは「人類の健康・長寿への挑戦」。正式な略称は「大阪・関西万博」。
- 2009年10月に発売された「あずまんが大王」の10周年記念企画として製作された本。
1970年大阪万博
日本の高度経済成長を象徴するイベントとして開催され、1964年の東京オリンピック以来の国家プロジェクトであった。
万博開催に先立って名古屋と大阪を結ぶ西名阪道・名阪国道・東名阪道の高速道路ルートの開通や東海道新幹線のひかり全列車の16両編成化が行われ、また大阪市内では路面電車から地下鉄への移行が急速に進むなど交通インフラの大規模開発が行われ、現代の大阪のインフラの基礎が築かれた。一方で、第二次世界大戦以来の芸術家らの国家イベントへの大規模動員が行われていたり、開催時期がちょうど70年安保闘争の時期だった事などもあり、文化芸術界からの批判や学生らによる反対運動などが巻き起こったりもした。
来場者数は6421万8770人に上り、2010年の上海万博(約7308万人)に次いで歴代2位である。
2025年大阪・関西万博
2018年11月23日にフランスパリで行われた誘致投票においてロシア(エカテリンブルク)アゼルバイジャン(バクー)日本(大阪)の三ヶ国に対して万博加盟国およそ170ヶ国が投票を行い最終的に日本が92票ロシアが61票となり開催権を勝ち取った。
第一回投票
日本 85票
ロシア 48票
アゼルバイジャン 23票
投票総数の3分の2に以下であれば、上位二ヶ国の決選投票になる
第二回投票(決選投票)
日本 92票
ロシア 61票
大阪では55年ぶり、日本では愛知万博以来20年ぶりの開催となる。
なお、本万博のオフィシャルパートナーにカジノ企業5社が名を連ねていること (大イベントの招致にギャンブルなどが関与しているのは東京ディズニーランドの招致にも見られた)、2018年6月に突如新興国に対して240億円のODA捻出が発表されたこと(日本の、ODAや姦計などを利用した「票買い」は捕鯨問題で過去に明らかになっている)から利権構造の存在を指摘する声や、経済効果を疑問視する声、環境や海洋生態系の破壊、周辺の文化経済への悪影響(参照)を懸念する声もある。
2020年8月25日に公式ロゴマークが発表された。
余談
現在の万博記念公園には野生のキツネ、タヌキ、ニホンザル、アライグマ、チョウセンイタチ、野良猫、野犬などが生息している。