概要
山梨県大月市大月一丁目にあるJR東日本中央本線(中央東線)と富士急行の駅。
駅番号はJR中央本線がJC32、富士急行がFJ01。
東京駅方面からの中央線快速電車が来る最西端の駅である。また、中央本線の電車の一部は富士急行線に直通して河口湖駅まで乗り入れている。
特急「かいじ」「富士回遊」全列車と一部の「あずさ」が停車。「富士回遊」は「かいじ」との分割併合を当駅で行っている。
JR側の駅舎は丸太造り、富士急行側の駅舎は鳥居と両社個性のある駅である。
1日の乗車人数はJR側が約5100人で、山梨県内の駅では甲府駅に次いで2位である。
歴史
1902年10月1日に国鉄中央本線の駅として開業。
1903年1月17日、駅前に富士馬車鉄道が乗り入れてくる。
1929年6月19日に、馬車鉄道が廃止され、現在の富士急行線となる富士山麓電気鉄道が開業する。
1990年3月10日、中央本線電車の富士急行線への乗り入れ開始。(一部列車のみ)
1997年10月12日、大月駅列車衝突事故が発生。
駅構造、のりば
富士急行線のホームはJR線のホームと離れている。のりかえ改札が設けられている。
番線 | 路線 | 方面 |
---|---|---|
1・2 | 富士急行 | 富士山駅・河口湖駅方面 |
3 | 富士急行 | 富士山駅・河口湖駅方面(東京・新宿方面からの直通列車) |
3・4 | 中央本線(中央東線) | 甲府駅・松本駅方面 |
4・5 | 中央本線(中央東線) | 高尾駅・八王子駅・立川駅・新宿駅・東京駅方面 |
↑1番線に停車中のフジサン特急
大月駅列車衝突事故
1997年10月12日20時2分頃、E351系特急スーパーあずさ13号が、下り本線を約105km/hで通過中(約2分の遅延)、入換中の201系回送列車が約25km/hで側面から衝突した。
追突されたスーパーあずさ号は、脱線・横転し、乗車していた77名が重軽傷を負った。回送列車の運転士も怪我。
14日の朝7時頃まで不通となり、54,000人に影響が出た。
原因は回送列車運転士の信号の誤認。ATS(自動列車停止装置)は切られていた。
その後、JR東日本はATS関連を中心に対策を行った。
なお、事故車はE351系は代替え新造し、201系は修理され、引退まで使用された。
その他
- かつては、当駅を8時ちょうどに発車するあずさ2号が運行されていた。