地球(ほし)を清める宿命の騎士、ゴセイナイト!
概要
ウォースター亡き後に出現した地球犠獄集団・幽魔獣の前に敢然と立ち塞がる謎の戦士。
その正体はかつて1万年前のゴセイジャーと共に幽魔獣と戦いこれを封印、氷の下で眠りながら地球のゴセイパワーを浴びて超進化した最強のヘッダー・グランディオンヘッダーであった。
当初は地球を汚す者を『地球汚染源』として決して許さず、時には人間の施設に攻撃することも厭わず、人間を守ろうという気もあまりなかった。
しかしひたむきに人間を守ろうとするゴセイジャーの心に触れ、少しずつ彼らと融和していく。
幽魔獣を滅ぼした後、地球を汚染しない敵である機械禦鏖帝国マトリンティスと対峙し一時は迷うが、天知望との交流で人間の未来を信じることを決意し、ゴセイジャーとの完全な協力体制を確立した。
マスターヘッドからもゴセイジャーメンバーへのフォローを頼まれており
時には厳しく叱咤激励することがあった。
普段はどこにいるのかは不明だが、望からもらった自身の似顔絵をビルの屋上の隙間に仕舞っていたこともある。
3種族全てのゴセイパワーを『ナイティックパワー』として使用することができる。
また、マトリンティス出現までは決して敵の攻撃に倒れ伏すことがなかった無敵の戦士でもある。
実はグランディオンヘッダーだった頃の所有者は後のブラジラであったが、
当時と姿が変わってしまっていたため当初は気づいていなかった。
一時はブラジラとなった彼に囚われて洗脳されダークゴセイナイトになった事があったが、
アラタの懸命な努力でダークゴセイパワーの呪縛から解放され、ゴセイジャーの仲間に復帰した。
ちなみに一部の図鑑には洗脳された彼の正式名称が『グランディオンヘッダーのダーク・ゴセイナイト』と表記されてる。
戦いが終わった後はゴセイパワーを再び蓄えるため、ヘッダー状態でいずこかへ飛び去った。
しかしながら、「last epic」において謎の電磁波において天装術が使えないトラブルで再びゴセイジャーと共に戦う羽目になり、ゴセイパワーを回復する暇すらなかった。
さらに『海賊戦隊ゴーカイジャー』とのクロスオーバー作品である「199ヒーロー大決戦」ではザンギャック先遣隊との戦いで大苦戦を強いられ、ゴレンジャーをはじめとする歴代のスーパー戦隊達と共に全ての力を使いザンギャック先遣隊を壊滅に追い込んだものの、全てのゴセイパワーを使い果たしグランディオンヘッダーの姿に戻ってしまった。その後は黒十字王との戦いの最中でナビィが偶然見つけた自身のレンジャーキーの力で一時的に元の姿に戻ったが、黒十字王が倒された後で自身のレンジャーキーをゴーカイジャー達に渡す形で、再びグランディオンヘッダーに戻り、ゴセイパワーの回復の為に再びいずこかに飛び去った。
『激走戦隊カーレンジャー』のシグナルマン以来の、人間態の存在しない追加レギュラーメンバーである。元がヘッダーであり、第3勢力的な立場だった時期があるなど、番外戦士にも近い性質を持つが、公式では正規の追加戦士の扱いである(次作が『ゴーカイジャー』だったのでクロスオーバーの事情もあったものと考えられる)。
テーマソングは宮内タカユキの歌う「ゴセイナイトは許さない」。(epic19のタイトルにもなっている。)
キメ台詞
「ここからは私のターンだ」
「終わりにしよう」
装備
レオンセルラー
天装術を発動させるための携帯電話型アイテム。ディスプレイにセットしたゴセイカードに記された番号を入力することで発動する。
バルカンヘッダー
レオンレイザーにセットして使用されるライオン型のゴセイヘッダー。
設定上は天装巨人にも合体できるが、劇中では武器としての使用が全てで、合体に使用される事はなかった。
レオンレイザー
ゴセイナイトの専用銃。剣型のレオンレイザーソードに変形可能。
更にレオンセルラー、バルカンヘッダーと合体することでダイナミックレオンレイザーとなり、必殺のナイトダイナミックを放つ。レオンレイザーソードの必殺技は宇宙刑事シリーズを思わせる『ナイトメタリック』。
余談
乃木坂46の井上小百合が乃木坂冠番組『乃木坂工事中』の企画「2次元キャラNo.1彼氏」でゴセイナイトを挙げている(正確には三次元なのだが)。「ゴセイナイトさま」と呼んでおり、相当な入れ込みぶりのようだ。
『アメトーーク!』の「スーパー戦隊大好き芸人」に出演した際にも、ゴセイナイトさまへの愛を語っており、こいつやこんなやつと一緒にプレゼンしていた。
魅力は「強さと孤独の裏に優しさが見える」ことらしい。
ちなみに、井上はスーパー戦隊シリーズの大ファンであり、乃木坂46お見立て会では『魔法戦隊マジレンジャー』のエンディングを熱唱したり(ダンス付き)、別の乃木坂冠番組『NOGIBINGO』では自作のヒーロー「さゆレンジャー」になったりしている。
これらのエピソードが東映スタッフの耳に留まり、『動物戦隊ジュウオウジャー』の第13話にゲスト出演することとなった。
また、彼のスーツアクターを務める岡元次郎氏はかつてウォースターの流星のデレプタのスーツアクターをも演じており、敵側から味方側につくことになった。
関連タグ
シグナルマン ビート・J・スタッグ/スタッグバスター ショウ・ロンポー/リュウコマンダー:同じく人間態を持たない追加戦士
歴代追加戦士