概要
JR西日本が運営する鉄道路線で、姫路駅(兵庫県姫路市)~和田山駅(同朝来市)間(65.7km)を結ぶ路線である。路線記号はJ。
1894年、播但鉄道により姫路~寺前(1998年電化)間で運行開始。
1906年、山陽鉄道が和田山まで全通させた後国有化。国鉄→JR播但線となる。
現在では寺前で系統が分断され、全区間を走破する列車は特急「はまかぜ」3往復のみである。
加古川線のように全線電化されなかったのは、生野~新井(ニイ)間の生野トンネルをはじめとした狭小トンネルが多いことが一因として挙げられる。
阪神・淡路大震災の迂回路として
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災で寸断されたJR神戸線の、迂回路線として非常に重要な役割を果たした。
1月20日から線内ノンストップ快速(キハ65形)2往復が走り、さらにキハ181系も駆り出された。
1月23日からは山陰本線/福知山線経由新大阪駅行き快速も設定され、HOT7000系も用いられて3月31日まで運行された。
また、ブルートレイン「なは」「あかつき」や貨物列車も播但線経由で運行されていた。