概要
正式名称は『真(チェンジ!)ゲッターロボ 世界最後の日』。
1998年から発売された、バンダイのゲッターロボOVAシリーズ第1弾。全13話。
初の漫画版ゲッターロボの雰囲気を持った映像作品である。
最初の3話は監督のクレジットはなかったが、初報に準ずるのであれば今川泰宏が担当しているようである。
実際、本作は同じOVAであるジャイアントロボの反省を活かしてか。ロボットアニメとして映えるような作風が強い。また、合体シーンにおける作画誰が見てもヤバいことになっている。
たが、理由は不明だが川越淳監督が後の話を引き継いだ。一般的には「予算を使い果たしたため」というのが定説ながら、その後も今川がロボットアニメの監督を担当していることを考えても信憑性がやや怪しい俗説である。
初期の3話から大きく変わった作風や、そもそも量産されるゲッターロボといったぶっ飛んだ作風から賛否両論はあるが、ダイナミックで血潮のたぎる作風から根強い人気を獲得した。現在もリマスターDVDやBlu-rayBOXがたびたび発売されている。
また、近年ではやり尽くしたこともあってか『ゲッターロボ』『ゲッターロボG』の参戦が少なくなる中、『スーパーロボット大戦』シリーズではそれらに変わってゲッターの代表作として参戦回数が増えている。その場合はインベーダーの設定がOVAよりマイルドにされるケースが多い。
まあ『スーパーロボット大戦T』では初代ゲッターの続編ということになっているせいで、なんか色々カオスな事態になっているが(主人公が最後まで出てこないとか)。
ストーリー
謎の巨大生物:インベーダーと人類との戦争がゲッターロボの活躍によって終結した3年後、突如インベーダーが地球に襲来した。流竜馬の手によって死んだはずの早乙女博士も謎の復活を遂げ、浅間山を根城に量産型ゲッタードラゴン軍団を率い人類に対して宣戦布告。
解散したゲッターチームは再結成し、投獄されていた流竜馬も戦場に戻り大激戦を繰り広げることになった。
謎が謎を呼ぶ状況の中、不思議な少年ゴウの叫びに呼応しゲッタードラゴン軍団は真ドラゴンへ覚醒を始める……。