基礎データ
※プレッシャー: 自分が技を受けると、相手が使用した技のPP(攻撃可能回数)が2減るようになる。
※おみとおし: バトルに出した時、相手の持ち物が分かる。ダブル・トリプルバトルの場合、複数のポケモンの持ち物を見通せる。(XYから)
進化
ヨマワル → サマヨール(LV.37) → ヨノワール(「れいかいぬの」を持たせて通信交換)
概要
一つ目を持ったミイラの姿をしており、妖しげな手の動きと一つ目で相手を催眠状態にして操る能力を持つ。
身体の中身は空洞になっており、人魂が一つだけ燃えている。
口を開く事でブラックホールのようにあらゆる物を吸い込んでしまい、吸い込まれたものは二度と戻れなくなる。その後、どうなるかは謎。
因みに3世代のみ手の指が4本になっており4世代以降は5本指になっている。
ドラクエで言うところのゾーマやデスピサロと同じような身体障害者に配慮した理由でのデザイン変更と思われる。
リメイクのORASではそのうちの1匹がヨノワールに進化している。
対戦における性能
HP | A | B | C | D | S | 合計値 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
サマヨール | 40 | 70 | 130 | 60 | 130 | 25 | 455 |
ヨノワール | 45 | 100 | 135 | 65 | 135 | 45 | 525 |
進化後比較 | +5 | +30 | +5 | +5 | +5 | +20 | +70 |
HPが低いものの防御・特防が高く非常に打たれ強い。素早さを極限まで削っているためエビワラーと同じ、マスキッパより1高いだけの種族値からは考えられないほどのポテンシャルを持つ。
初の高耐久ゴーストであり、ゴーストタイプ=妨害のイメージはここから始まったと言える。
第4世代では進化先にヨノワールが追加されたが、強化ポイントはほぼ不得意だった攻撃面がほとんどで耐久はほぼ据え置き。トリックルームの習得も追い風となった。
サマヨールが強いことに変わりないため対戦ではヨノワールとサマヨールを同時に起用する光景がしばしば見られた。
第5世代では「しんかのきせき」というアイテムのおかげでレジスチルやルギアを超える超防御力を手に入れてしまう(アイテムの恩恵は受けにくいが)。かなり低いHも「いたみわけ」と好相性であり、特性同様、相手にプレッシャーを掛けられる。
しかも素の段階で耐久は確保されているので「メンタルハーブ」を持たせるのも一考である。
カビゴン等よりも遅いためヨノワールを差し置いてトリックルーム発動要員として採用する意義が出てくるのだ。
元はジュペッタの対…もといライバルであったのだが、もはやジュペッタなど眼中にないと言わんばかりの暴挙である。
しかもポケモン剣盾ではジュペッタを差し置いて登場するという暴挙に出る始末。
ただし戦闘面においては同じタイプで「ちからをすいとる」を持つガラルサニーゴというライバルが現れた。
シングルではガラルサニーゴの方が圧倒的に使用率が高いが、ダブルではS25かつ高耐久でトリックルームを使うサマヨールの方がよく使われている。というかガラルサニーゴが使用率で落ち着く一方サマヨールはダイマックスの仕様が追い風になり需要が爆増、そしてダブル環境トップメタの一角に上り詰めた。ヨノワールは泣いていい。
更にシーズン6使用率上位10が禁止指定の憂き目に遭うなかサマヨールはダブル11位と密かにスルーし、相変わらずダブル最メジャーの一角を張っている。
しかし、ここに来てピッピが大躍進し、奇石の奪い合いが発生している。
アニメのサマヨール
アニメでは、仮面ファントムを名乗る少年「キミマロ」の手持ちとして登場。
戦闘力はかなり高く、シュウのロゼリアを容易く倒し、サトシのピカチュウの攻撃を一度も喰らわず、一方的に攻めていた。
シダケタウンのコンテストにも参加し、ファイナルでハルカと対決。
圧倒的な強さで彼女のエネコを追い詰めるが、とどめの「はかいこうせん」を土壇場で完成させた「ふぶき」に押され、敗れた。