二階堂紅丸
にかいどうべにまる
"Do you understand?"
プロフィール
人物像
父がアメリカ人で母が日本人の日米ハーフである彼は二階堂財閥の御曹司(一人息子)で、多芸多彩な才能を持つ天才であり、何不自由なく育った環境のゆえかナルシストである。
ちなみにアメリカの大学を飛び級で卒業している。
元々は格闘技も紅丸の数多ある趣味の一つでしかなく、格闘とモデルの二足の草鞋を履いていた時期もあった。
だが全日本異種格闘技選手権にて草薙京に初めて敗北をしたことで格闘技に本格的に注力するようになる。
現在は気ままに過ごしながら格闘家としての活動やファッションモデルをしている。
草薙京とは前述の出来事からライバル関係にあるが、親友として友好的な関係を築いている。
その一方で、八神庵ほど露骨な執着はないが機会を見計らって草薙京との再戦を望んでいる。
エージェントのセスとは旧知の戦友だが、その詳細は明らかになっていない。
ちなみに何かと雷撃を纏った技を多く使用するが、体内で発電したりするわけではなく帯電しやすい特異体質によるもの。
性格
プライドが高く、ナルシストだが努力家でもあり、クレー射撃の腕前はオリンピック金メダル級である。自身が認める程のナルシストなので、努力する姿は決して他人には見せないが。
『'97』以降の京が失踪している間に矢吹真吾の面倒を見ており、ナルシストである反面に友情に篤く義理固い面もあり、これに関しては大門の影響を受けたためである。
旧SNK時代に発売されたドラマCDでは特に面倒見の良さや親友思いの一面が強調されている。
『'97』宿命編では草薙流の最終奥義を使いこなせずに悩む京の為にオロチ八傑集の誘いに乗ってオロチの力に身を染めて京に闘いを挑んだ。しかし体をオロチに乗っ取られそうになった時に紅丸の命懸けの行動に見下すオロチの言動への怒りで京は「最終決戦奥義・無式」を制御することができた。
美人と見れば片っ端からナンパを仕掛ける、根っからの女好き。シリーズによっては対戦前に女性キャラ用のアクションがある程。
KOFシリーズ派生作品の『KOF京』では普段は髪を下ろしてナンパしている姿が確認されており、作中ではナンパした女性を振り向かせる為に京に決闘を仕掛けてくる。
またKOF96ドラマCDでも冒頭からナンパしており京に呆れられていた。
容姿
髪を逆立てているが、これは戦う時だけで普段は髪を下ろしている。開発者によれば1時間かけてハードスプレーでセットしていると言う。嬉野秋彦氏による小説版でもスプレーがジェルを使用してのセットの設定になっている。カプエスにおいては女性ファイターとの対戦前に髪を下ろした状態から静電気で髪を逆立てるという演出もある。(一方のガイルには自分のヘアスプレーを薦めていた)
服装は『'94』~『2002』までは黒のトップスに白のボトムという組み合わせでシリーズによってトップスのデザインやピアス、手袋がマイナーチェンジしている。
『2003』~『XI』まではトップスが山吹色と黒の豹柄、ボトムが黒に変更され『XII』~『XIII』までは黒のへそ出しノースリーブに変更。『XIV』では黒のインナーで黒い稲妻模様が入った山吹色の光沢のシャツで黒のスキニーレザーパンツを履いている。
『XV』ではチームメイトであるシュンエイと明天君の二人のバランスに合わせて花の刺繍が入った黒のチャイナ服、白のボトムに変更された。
『CAPCOM VS SNK』シリーズでは『XII』に似た衣装で、両腕を覆うアームカバーと白のボトムというオリジナル衣装となっている。
シューティングって?
別に銃やらなんやらバンバン撃ってくるわけではない。…っていうかそんな奴格闘大会に出られるわけないだろ。他の格ゲーならともかく格闘大会よKOFは?
え、KOFでもぶっ放してくる奴いるだろって?いやアレ空砲だし…
おそらく現在「シュートボクシング」と名乗っている格闘技、もしくは初代タイガーマスクこと佐山聡が創設した「修斗」と想定される。
(ちなみに前者は最初「シューティングボクシング」となる予定だったようだが、佐山からingの重複のツッコミが入って変更したそうな)
どちらもプロレスの隠語のシュートが由来(これは『'99』でのマリーの勝利台詞にもある。…まあ某漫画のパクリだが)で、「見せ物としての台本が存在しない真剣勝負」という意味合いがある。
THE KING OF FIGHTERS for GIRLS(後述) ではSR【強く華麗に美しく】に付随するストーリーで「帯電体質と体術を組み合わせた唯一無二のもの(要約)」との説明が本人の口から語られている。
性能
火力こそチームメイトに一歩譲るがリーチの長さを活かした牽制能力が高く、攻守に役立つ技を多数持つ万能型。
特にしゃがみ弱キックがリーチ、判定、発生全てにおいて優秀かつキャンセルまで可能なのでわずかな隙に小足からのコンボが叩き込めるかで火力の向上が見込める。
『95』から無敵対空技の「スーパー稲妻キック」が追加され脆弱だった防御面が強化され、
『'96』以降はコマンド投げの「紅丸コレダー」「エレクトリッガー」を所有し、ガードを固めた相手への崩し能力も上がった。
その後は技が減ったりする時もあるが基本的にスピード系の打撃キャラである。しかしスピードを主体とするキャラには珍しくシリーズ共通事項として必殺技で突進系の技を持たないという問題点があり、一気に間合いを詰める術がないため、各種ジャンプやダッシュを駆使して間合いを詰める必要がある。ただし、機動力は高くジャンプ攻撃も比較的優秀なものが多いため接近に困ることは少ないが…どちらかと言うと中級者以上向けのキャラと言える。
モデル
見た目で解るだろうが…
ポルナレフである。
『'95』まで衣装がまるっきり一緒だったり(そうすると髪の色的にはOVA版に…)、『2001』ではイヤリングがまんまだったりと、あいつほどじゃないがかなり危ない橋を渡っている。
ちなみに開発当初はスタッフからもポルナレフ呼びされていた。
おたく・・・嫌い?
嫌いな物におたくを挙げているが彼の必殺技の大半は決してメジャーとは言えないアニメや漫画からインスパイアを受けたものになっている(最近結構メジャー級の奴からのインスパイアも受けたようだが…)。
…が、自重したのか『XIV』では紅丸コレダー→紅丸コライダー、反動三段蹴り→稲妻三段蹴りと言った具合に名前を改められた。
…真空片手駒?そんな技 もう使ってないよ…と思ったら『KOFAS』にて復活したのだが、真空旋回蹴りに改名されていた。やっぱり、今回もダメだったよ…
THE KING OF FIGHTERS for GIRLS
二階堂家の御曹司。自分の美学にこだわりを持ち、大切なものは「自分自身」。
向かうところ敵なしだった人生で初めて勝てなかった相手が京で、現在は良きライバル兼友人である。
女の子が大好きで、見かけると口説き始めてしまう。
格闘家として気ままに活動しながら、ファッションモデルを務めることもある。
(以上、プロフィールより)
女性向け作品となったKOFGでも京チームの一員として登場。
SNSモードで真吾のトレーニングに付き合ってあげているとの発言があり、面倒見の良さも相変わらずのようだ。
主人公のことは(名前)+ちゃん付け(ボイスでは「マネージャーちゃん」)の他、「子猫ちゃん」「(勝利の)女神様」と呼ぶ。
ヨミの素性を実家の捜査員を使って調査しようとするなど、本編におけるハイデルンやマリーのような役回りもこなす。
アンディと見分けが付きづらくなるからなのか、非戦闘時でもほとんどのシーンで髪を立てた姿で登場する。
高レアカードのイラストで髪を下ろすこともあるが、シナリオ立ち絵で髪が下りるのは私服バージョンのみとなっている(2020年バレンタインイベント開始時点)。