「綺麗にしてあげるわよ~!」
「まぁ~、魅力のない子ね~!」
CV:山口由里子
概要
ミケラが口紅と麒麟とラフレシアの3つのモチーフを融合させて作り出したトリノイド第20号にして、本編唯一の女性怪人である(劇場版にはヘキサノイドのハナビキニキビーナスも登場する)。
黒と金色のカラーリングの口紅の形をした3本の首を持ち、その内左右の2本は麒麟の頭をしている。両腕も同様に口紅となっている他、胸部には満開のラフレシアの花が咲いており、腰にもその花弁がある。自身の製造ナンバーである「20」の刻印の在り処は左腰。
上記の台詞と共に右腕に装備された巨大な口紅を相手の顔に塗り付け、その相手を「ルージュマジック」でラフレシアに変えてしまう。そして戦闘では「ルージュマシンガン」で強烈な弾幕を張って来る為、相手は為す術もなく逃げ回るしか無い。
後にリジュエルから強化して貰った際には身体からの無数の球の匂いの素をばら撒く「ラフレシアスパーク」と言う能力を獲得し、此処から繰り出される「ゴージャスラフレシアスパーク」なる技によって、より多くの女性をより広範囲に亘って捕捉し、より効率良くラフレシアに変えられる様になり、ますます手の付けられない存在となってしまう。
活躍
第38話「花咲けるアバレピンク」
仲代壬琴が他の女性に向く事がないようにする為、地上から女性の一掃を目論むリジュエルの意思を受けたミケラによって生み出される。
アナザーアースへ侵攻すると、持ち前の能力で大人や子供も関係無しに女性を次々とラフレシアに変えて行く。駆け付けたらんるも例外では無く、容赦無くラフレシアにしようとするが上記の台詞で不快になった彼女の反撃に遭い、アバイエローを先頭にアバレンジャーに圧倒された為
リジュエルの助力で撤退。
翌日、再び女性をラフレシア化させる作戦に動き出すが、其処へ例によってアバレンジャーが駆け付けた為に交戦に入る。
更に何と笑里が変身したピンクまで参戦するも、所詮は非力な一般人。バーミア兵を相手に何も攻撃出来ない彼女をあっさりラフレシアに変えるが、その事に怒るアバレモードのアバレンジャーに圧倒されてしまう。救援に現れたアバレキラーとリジュエルの助力で持ち直し、再度アバレンジャー側を苦戦させるも、暗黒の鎧を着たアスカの乱入によって再度撤退する。
第39話「がんばれ!アバレファーザー」
侵略の園に帰還後、リジュエルによってパワーアップを果たし、上記の新能力である「ラフレシアスパーク」を獲得すると、三度出撃してゴージャスラフレシアスパークを繰り出し、大勢の女性をラフレシアに変えて行くが、その最中にまたもアバレンジャーが駆け付けたので交戦。
リジュエルが3人を変身解除に追い込むと勝手に撤退し、自身も休憩しようとするが、奮起したアバレンジャーを単独で迎え撃つ事になる。
アバレモードとなった3人の攻撃に怯むも、負けじとルージュマシンガンで反撃するルージュラフレシアだったが、レッドが強化変身したアバレマックスによって大気爆裂マックスフィールドに引きずり込まれ、為す術も無く一方的に叩きのめされた末、スティライザー・オフェンスモードで身体を貫かれ、「さよならかしら~」と言い残して敗北。
直後に降ったジャメーバ菌を含む雨を破片が浴びた事で再生巨大化する。
巨大戦ではマックスリュウオーを連続キックで攻撃し、ルージュマシンガンでハチの巣にしようとするが相手は大したダメージも無く、逆に猛反撃の前に何も出来ず圧倒され、最期は爆竜必殺リュウオーバスターを喰らって爆散。それと同時にラフレシアにされた女性達も元に戻るのだった。
余談
モチーフは上記の通り口紅(仏訳は「ルージュ(rouge)」)、麒麟(英訳は「ジュラフ(giraffe)」)、ラフレシアであり、ミケラが制作に使用したカラーはそれぞれ口紅がマジックエキス入りいけない口紅色、麒麟がキリン科首長エキス入りサバンナジュラフ色、そしてラフレシアがラフレシア科寄生エキス入り世界最大フラワー色。
間違ってもポケモンのルージュラとラフレシアの合体ではないので悪しからず。
声を演じる山口女史は今作がスーパー戦隊シリーズ、延いては特撮初出演となった。
関連タグ
爆竜戦隊アバレンジャー 邪命体エヴォリアン ミケラ トリノイド
凶扇獣バドーギ:昨年に登場したキリンモチーフ繋がりの戦隊怪人。但し、こちらはキリンはキリンでも想像上の動物の方の麒麟。
花粉サイマ獣バイラ:『救急戦隊ゴーゴーファイブ』に登場したラフレシア繋がりの先輩。
口紅歌姫:『五星戦隊ダイレンジャー』に登場した、口紅モチーフの先輩怪人。女性たちを操り戦隊ヒロインと交戦した。