概要
Pixivでは特に、容姿端麗な女の子(少女)を描いた美麗なイラストに付けられるタグである。
同じく美しい女性を意味する「美女」よりも、年齢が低い(未成年)女性を意味する。
正確な言い回しは「容貌の美しい子供」全体を意味する「美少年」になる。
現在はもっぱら美少年の対義語のように用いられているが、この美少女は実はかなり近年に用いられるようになった造語であるため、広辞苑や国語辞典にはなかなか載せてもらえなかった。経緯は下記参照。
隠語から定着への歴史
もともとは1980年代あたりから、主に大友向けの「ロリコン」ジャンルを意味する隠語・俗語としてオタクの間で広まった造語であった。
特に同人誌や成年漫画のロリもの、80年代に誕生した「くりいむレモン」といったアダルトアニメ、OVAジャンルで爆発的に広まった可愛い少女を主人公とした美少女アニメなど、男性向けのロリコン創作ジャンルの総称としてこの「美少女」が界隈から波及し徐々に世間に定着していき、広く用いられるようになった。
法的にAVに出演が可能なAV女優などもみな「少女」とは呼べない年齢だが、実写アダルト業界においてもやはり「美少女」という呼称とジャンルが根付いている。
要するに、明確にペドフィリアに由来する派生俗語であり、このため当初はアングラなイメージが強く、公の場でおおっぴらに口にするのは憚られる言い回しであった。
長らく国語辞典に載せてもらえなかったのもこのためである。当時のオタク層…オッサン層はこのあたりの経緯は知っているが、オタクの地位が最底辺だった1980年代当時の黒歴史的な位置づけを思い出したくないなどの理由から、このあたりの経緯については今でも口を噤んだり曖昧にしたがる人が多い。(Wikipediaなどにも書かれていない)
しかしその後後藤久美子が「国民的美少女」のキャッチコピーで登場し、また当時絶大な人気を誇ったおニャン子クラブに対抗する形で「本来の正統的な美少女とは何か」という原点に戻るために『全日本国民的美少女コンテスト』が1987年より開催。
1990年代に入り『美少女仮面ポワトリン』『美少女戦士セーラームーン』の放送が始まると、かつての隠語要素も薄れ、ごく一般的に用いられる用語となっていった。
- アメリカ合衆国の国民的美少女コンテスト『ミス・ティーンUSA』(”おとな綺麗な8頭身女性”を”美少女”と定義している)
『2015年度ミス・ティーンUSA』(ルイジアナ州代表:キャサリン・ヘイク優勝)
※『ミス・ティーンUSA』とはミス・ユニバース機構(本部:アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン区ミッドタウン5番街トランプ・タワー)が主催するアメリカ合衆国の『国民的美少女コンテスト』(1983年度から開催)。詳細はミス・ワールド機構 公式サイト『Miss Teen USA』(外部リンク)の公式英語情報を参照の事。
別名・表記ゆれ
関連タグ
ジャンルとしての美少女
戦闘美少女(バトルヒロイン) 美少女プロレス / 美少女レスラー
題名
美少女仮面ポワトリン 美少女戦士セーラームーン 美少女戦麗舞パンシャーヌ 美少女遊撃隊バトルスキッパー HORROR美少女
特定の人物(自称を含む)
完全無欠の美少女 世界一不幸な美少女 世界の美少女 強くてやさしい美少女