食人鬼

しょくじんき

食人鬼とは人を食う人型の存在。食人行為をおこなう猟奇殺人鬼なども該当する。

概要

食人鬼とは、人を食う人型の存在のことで、世界各地の神話・伝承に登場する人食い鬼や人型の魔物がそのように呼ばれる。

基本的にはそのありようから人とは相いれる存在ではないので、英雄によって退治されたり辺境に追放や封印されたりするが、人間そっくりなものはコミュニティを作りひっそりと暮らしており、人類社会の闇に暗躍する。

逆に支配階級になっている作品もあり、人は餌として飼育されているというディストピアが描かれる。

しかし、人との間に友情や愛情が生じてしまい苦悩したり、信条として食人を禁じているものが描かれる場合もあるが、その場合は食人衝動が抑えきれず自害したりするなど、悲劇に終わることも多い。

なお、殺した人を食べる猟奇的殺人鬼や、人を人と思わない凶暴な人格の独裁者や軍隊指導者のことなども指す場合がある。

約束のネバーランド/鬼滅の刃…いずれも食人鬼が主な敵手として登場する作品。

東京喰種シリーズ…現行人類と、食性として「人間の肉しかまともに食べられない」種族との戦い、共存、愛憎、その他もろもろを描いた作品。

EATER…魂を喰らって人間にすり替わる精神寄生型の食人宇宙生物と、霊能力者の母の助けで心が人間のまま育った主人公の戦いを描く。

死にたがり少女と食人鬼さん…少女と青年食人鬼の交流をギャグを交えて描く。

ケモノヅメ/蒼の封印…食人鬼と狩るものの禁じられた恋。

骸シャンデリア…死体も労働力として使われる世界のネクロマンサーとグールの絆の物語。