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キカイダー01の編集履歴

2021-05-13 18:15:02 バージョン

キカイダー01

きかいだーぜろわん

石ノ森章太郎原作のTV特撮ヒーロー番組、およびその主人公の名前。

概要

特撮版

人造人間キカイダー」の後番組として1973年放映開始。

キカイダージローも度々参戦、ダブルキカイダーとしてハカイダー四人衆や悪の組織シャドウと戦った。ビジンダーワルダーなどゲストキャラ(準レギュラーか?)の存在感も光っていた。

ただし予算は低い。放送中にオイルショックが発生し、後半は特に予算不足に悩まされていた。そのせいか敵のきぐるみは使い回しが多い。また、複数の脚本家が分業していたため、ストーリーに明らかに矛盾が生じる点が多々ある

なお、イチローのキャラクターが典型的なヒーローであるのは、池田駿介氏が原作を参照せず、ジローのということを踏まえて鞍馬天狗のようなそれまでの典型的ヒーローを演じたため


白いトランペットが奏でる風切るメロディが辺りに響き渡るその時、彼は現れるのだ。


チェンジキカイダー、ゼロワンッ!!


コミック版

ブログ絵・石ノ森章太郎先生誕生日&御命日塗り直し

まずコミック版の主人公キカイダーことジローである。

ダーク破壊部隊壊滅後、ハカイダーが四人衆として復活。

ピンチに陥ったジローの前に封印されていたゼロワンが目覚めるという展開である。

後に戦闘で右手を失い、ジローに改造されて右腕にマシンガンを内蔵される。

TVと違うのは良心回路がないこと。これによってキャラクターは特撮版とは大きく異なることとなった。どのくらい違うのかというと、アニメ版と漫画版のシーブック・アノーくらい違う。そのため楽天的でぶっきらぼうな性格であり、ジローよりも合理的ともいえる判断をくだし、それが粗暴に見えることもあった。

「片っ端から刺身カマボコにしてやるぜ、それとも焼き魚か?」「デンデンムシムシ(無視と掛けている)カタツムリときた!!」「ジローよくも貴様兄貴に向かってそんなことを!」「ヒャア、は、早く誰かなんとかしろ!」「ニャ、にゃにおうバカにすんな!」など、まず池田駿介氏の特撮版イチローなら口が裂けても言いそうにない軽いノリの台詞が多く、石ノ森先生の大好きな顔芸も相まって後半のコメディリリーフとしての役割も担っていた。

なお弟分として、ジローが無聊を慰めるために勝手に作ったキカイダー00がいる(設計自体はゼロワン以前のものと思われる)。正確に考えればの作った息子だから、っ子にあたるのだが。


アニメ版

「キカイダー01THE ANIMATION」 として制作された。コミック版により近い内容である。

しかしシャドウやビジンダーの設定は特撮ともコミックとも違う、アニメ独自のものとなっている。

主人公は01のはずであるがコミック版のラストを踏襲してるため、その、まあ、なんだ…。


イチロー

いちろー

特撮版では池田駿介氏が演じた。

アニメ版の声優は、森久保祥太郎氏。奇しくも原作者と同じ名の読みを持つ人物である。

本作の主人公であり、キカイダー試作機として作られたロボット。作ったはいいものの、使い勝手が良すぎるが故に悪の手に渡らぬよう仏像(特撮版では仁王像)の中に封印されていた(ゲーム『スーパーヒーロー作戦』では、イチローの完成度の高い良心回路は、学習次第でサブロー・ハカイダーの悪魔回路になりかねないため、危険性が確かめられるまで封印されたという設定がある)。

太陽電池で動くという今でいうエコロボットでもある。そのため、は活動が制限されるという欠点があり、真夜中でも平気で戦っていたジローはそこが改善されたと見ていい。

光明寺博士は音楽が好きだったため、イチローはトランペットを吹くのが、ジローはギターを弾くのが得意という機能が付属している。


ジローがPL学園の応援のように皮膚がパタパタひっくり返って変身するのに対し、イチローは万華鏡をモチーフとした幻想的な変身シーンが印象的。

変身後のゼロワンはキカイダーとは配色が逆(右が赤で左が青)で、頭の大きさも左右対称である。また、キカイダーに比べると体がゴツゴツしていて黒いラインも入っており、なおかつクリア部分が多いなど、より機械的な外見をしている。

特撮版の必殺技は一撃で郵便局をも吹っ飛ばす稲妻を纏った手刀「ブラストエンド」、高速回転しつつ敵の部隊を吹き飛ばす「ゼロワンドライバー」(『レッツゴー仮面ライダー』ではこちらを使用)。

コミック版やアニメでは全身から放つ強力なレーザー「サンライズビーム」を使用していた。


余談

イチローを演じた池田駿介氏は、書籍【キカイダー讃歌】を執筆する際に、原作者「石ノ森章太郎」氏の自宅へ訪問した。

池田氏は、原作を熟読して役作りに挑んだわけではなくイチローを鞍馬天狗をイメージして役作りに挑んでいたらしく、原作の存在を後から知ったという。原作を読んだ時に、自分がイメージしていたイチローと原作のイチローのイメージが大きく離れていたことにショックと後悔の念を抱いてしまい強いショックを受けて悩んでいたことを石ノ森氏に打ち明けた。

石ノ森氏は『原作は、あくまでも原作です。ドラマ版で活躍するキャラクターは、役者さんの個性に合わせればいいんですから』と回答した。この言葉を聴いた池田氏は、思わず涙したとのこと。


ジオウの夏劇場版仮面ライダーゼロワン登場シーンのエキストラ参加撮影では撮影時に(仮面ライダーの方の)ゼロワンの情報が未解禁であり、撮影現場ではキカイダー01が登場していた(当然ウォズの祝辞もキカイダーのものになっていた)。

この時エキストラは「ゼーローワン! ゼーローワン!」とコールしていたが、この時実際にはライダーではなくキカイダーの方の「ゼロワン」がいた事になる。

この様な変則的な撮影が行われたのは「仮面ライダーのゼロワンの情報を大っぴらに出来る段階では無いが、群衆がゼロワンの名前を叫ぶ場面は欲しいので代役を立てた」という趣旨が濃厚であり、一部では「情報漏洩を見越した公式がわざと偽の情報を流した」だの「ネタバレ防止やミスリードを狙ったものではないか」という声もちらほら聞こえるが、仮にキカイダー01だったとしても前例がある事から違和感なく受け入れただろうが。

さらにあちらもゼロワンドライバー(正式名称は飛電ゼロワンドライバー)という変身アイテムを使用し、地上波での「ゼロワン」放送開始と前後して、こちらの「01」もなぜか(順当に考えれば前作から配信すべきであろうところを差し置いて)東映特撮YouTubeにて配信を開始しているなど、昭和と令和で垣根を超えた奇跡の繋がりが生まれていたのである。

関連タグ

人造人間キカイダー イチロー ハカイダー ビジンダー 石ノ森章太郎

アニキ ヒートトリガー リエコ ワルダー

仮面ライダーゼロワン:同じ石ノ森章太郎原作のヒーロー。先述した通り何気に逸話が多い。

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