概要
神奈川県横浜市港北区綱島西一丁目にある東急電鉄東横線の駅。駅番号はTY14。
東横線単独駅では最も利用者が多く、私鉄単独駅では本厚木駅・青葉台駅・志木駅に次いで多い。急行・各駅停車が停車する一方、通勤特急・特急(Fライナー含む)は通過する。
開業当初の駅名は「綱島温泉駅」。その名の通り当駅周辺は綱島温泉と呼ばれる温泉地であり、今でこそ日帰り入浴施設や銭湯が数件点在する程度であるが、箱根や熱海などの温泉地へのアクセスに時間を要した戦前には「東京の奥座敷」の異名を持つ程に歓楽街として有名であった。
昭和後期から現在に至るも周辺道路の拡張がなされておらず、慢性的な渋滞により当駅発着の路線バスの遅延が多発している現状がある。そのため、新綱島駅周辺の再開発地帯(後述)にバスターミナルを移行させる案が浮上している。
尚、駅から綱島街道を北へ10分位にアピタ横浜綱島がある他、駅ナカには東急ストアも存在する。
「新綱島駅」との関連性
現在、当駅から綱島街道を挟んだすぐ東側に相鉄直通線となる東急新横浜線の新綱島駅(開発当初は仮称だったが、後の駅名募集の結果正式名称になった)が建設されており、現在、2022年の開業に向けて再開発が行われている。
完成後に当駅と繋げる連絡橋を新設予定。
同新駅が開業すると当駅周辺の利用者が減少すると予測されるが、渋谷駅の東横線ホームや田園都市線ホーム間の距離ほど離れてない事から、当駅も渋谷駅と同じく東横線ホームと新横浜線ホームを一括管理する可能性もある。
ただし、2020年8月~9月に行われた同新駅の駅名募集では(自由記入欄も含めて)「綱島駅」が名称案から除外されているため、少なくとも駅名に関しては名称を別にする事が既定路線となっているようである。
駅構造
相対式2面2線の高架駅。急行停車駅の為、有効長は20m車10両。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は103,630人である。
- 東横線の駅では渋谷駅・横浜駅・中目黒駅・武蔵小杉駅・日吉駅・菊名駅に次いで7位で、自由が丘駅より多い。
- 私鉄単独駅でも本厚木駅・青葉台駅・志木駅に次いで4位。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 | 増加数 | 増加率 |
---|---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 99,302人 | ||
2009年(平成21年)度 | 96,846人 | -2456人 | -2.5% |
2010年(平成22年)度 | 96,108人 | -738人 | -0.8% |
2011年(平成23年)度 | 94,779人 | -1329人 | -1.4% |
2012年(平成24年)度 | 96,672人 | +1893人 | +2.0% |
2013年(平成25年)度 | 99,262人 | +2,590人 | +2.7% |
2014年(平成26年)度 | 98,765人 | -497人 | -0.5% |
2015年(平成27年)度 | 100,459人 | +1,694人 | +1.7% |
2016年(平成28年)度 | 102,364人 | +1,905人 | +1.9% |
2017年(平成29年)度 | 103,247人 | +883人 | +0.9% |
2018年(平成30年)度 | 104,395人 | +1,148人 | +1.1% |
2019年(令和元年)度 | 103,630人 | -765人 | -0.7% |