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サイコガンダムMk-Ⅱの編集履歴

2021-06-17 19:39:15 バージョン

サイコガンダムMk-Ⅱ

さいこがんだむまーくつー

MRX-010サイコガンダムMK-IIとは、『機動戦士Ζガンダム』および『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場した巨大な可変モビルアーマー。

MRX-010 サイコガンダムMk-Ⅱ(PSYCO-GUNDAM Mk-Ⅱ)は、アニメ『機動戦士Ζガンダム』(TV版のみ、劇場版は登場しない)、『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場する、ティターンズ及びネオ・ジオンのニュータイプ専用モビルアーマー


パイロットはロザミア・バダムプルツーなど。


機体説明

サイコガンダムの後継機としてグリプス戦役末期に投入された巨大モビルアーマーである。

実験機的な色の強かったサイコガンダムの問題点を見直した上で再設計し、サイコガンダム同様ムラサメ研究所で開発が行われた。

カタログスペック上サイコガンダムと比較してみると、ジェネレーター出力は60%弱にまで抑えられているが、スラスター推力は大幅に向上しており、ある程度の軽量化もなされている。


コクピットはサイコガンダム同様頭部にあり、ボディが破壊されても脱出ポッドとして単独で飛行・離脱できる。

アニメに登場したサイコガンダムとしては3体目であるためか、設定画では「サイコガンダムMk-Ⅲ」とされている(ガンダム・ザ・バトルマスターとは無関係)。

1999年発行のサンライズ公式のΖガンダムフィルムブックではサイコガンダムを回収して組み立て直した改修機とされている。


オーガスタ研究所出身のロザミアがパイロットを務めているのは、ムラサメ研究所にすでに強化人間のストックがなく、またサイコガンダムでホンコンの街を襲撃したことによりムラサメ研自体が世間よりその責を問われたために連邦内での権限が弱体化していたため、ティターンズ主導の元でオーガスタ研スタッフに機体を貸与したとされている。


圧倒的な火力を誇りサイコガンダムと比べても強力な機体であったが、強化人間をシステムの一部とする思想はそのまま受け継がれており、機体が強化された分パイロットへの負担は増加していたようである。

その為かアクシズでの出撃時にはパイロットであるロザミアが精神に異常をきたし、随伴機からの命令を受けつけなくなり、制御できずに暴走していた。

またこの時の戦いではモビルフォートレス形態には変形していない。1/300で発売された本機プラモデルの機体解説によれば、ミノフスキークラフト発生装置(MS形態時のシールド部分)の調整が間に合わなかったために変形できなかったと記述されている。


本機と交戦したΖガンダムのパイロット・カミーユ・ビダンは、搭乗者のロザミアに先代のサイコガンダムのパイロット・フォウ・ムラサメのイメージが重なって見えたことに対し、小説版では本機に搭載されたサイコミュが前のサイコガンダムのコピーと仮定しており、随伴しているバウンド・ドック内のローレンとゲーツの会話から、本機のサイコミュ・システムはフォウを含めた今までの被験者のデータが累積されたものであることが判明している。

またこうしたサイコミュ・システムに累積された被験者のデータが残留思念のような形でロザミアの潜在意識に影響を及ぼしていたらしく、それがもともと薬物投与や刷り込みなどによる記憶操作などで情緒不安定だった彼女を更に不安定にしていたようである。


その後においてはグリプス戦役時に中破した機体をネオ・ジオンが密かに回収、修復し自軍の戦力とした。ダブリンへのコロニー落としの際に実戦にも投入されている。

回収の際に得られた機体のデータは、兄弟機体であるガンダムMk-Vのデータと共にドーベン・ウルフなどネオ・ジオンのモビルスーツ開発に生かされた。


機体データ

型式番号 MRX-010

所属 ティターンズ→ネオ・ジオン

建造 ムラサメ研究所

生産形態 試作機

頭頂高 39.98m

本体重量 187.8t

全備重量 283.9t

出力 19,760kW

推力 244,240kg

センサー有効半径 16,230m

装甲材質 ガンダリウム合金

武装 メガ粒子砲×20

腹部拡散メガ粒子砲×3

頭部メガ粒子砲×2

リフレクタービット複数

腕部内装型サイコミュ式ビームソード×2

指部ビーム砲×10


関連イラスト

見つけた♡お兄ちゃんサイコガンダムMK-Ⅱ


バリエーション

エクスペリメント

漫画『機動戦士ガンダムジオンの再興レムナント・ワン』に登場。

型式番号不明。

グリプス戦役時に開発されたサイコガンダムMK-Ⅱの派生機、巨大モビルアーマー

モビルフォートレス形態への可変機能があるかは分かっていない。

本機の開発は宇宙世紀0093年に地球連邦軍主導で行っており、ニュータイプ研究所のかかわりも一切不明。

サイコミュシステムが搭載されている他、新機能として「バイオパーツ」と呼ばれるものが搭載されている。

機体各部にアナハイム・エレクトロニクスが行ったZ計画からのフィードバックが見られ、SガンダムZZガンダムと同形状のパーツが見受けられる。

頭部はバイザー化され、サイコガンダムMk-ⅡというよりもSガンダムに近いデザインラインとなった。

また膝部ニークラッシャーはZZガンダムタイプのものに変更、射出可能な上腕部も大幅な形状変更が行われ円筒状のパーツに変更されている。

さらに胸部や背部など機体各部にアンテナ状のパーツが追加されているが機能は不明。

武装は原型機よりも少なくなっており、頭部小型メガビーム砲×2、メガビーム砲×16、ビーム砲(指)×10。

胸部にあった3連装メガ拡散ビーム砲やスカート部、膝部のメガビーム砲は撤去された。

宇宙世紀0093年3月、ロンド・ベル隊とシャア率いるネオ・ジオン軍ケルベロス隊との5thルナを巡る戦いに投入された。

関連機体

ORX-013 ガンダムMk-V

AMX-014 ドーベン・ウルフ

NZ-000 クィン・マンサ


余談

  • 改修前であるサイコガンダムはSDガンダムシリーズでは味方側にいる時が多いが、本機はプルツーが搭乗した時の暴れっぷりから悪役として登場することも多い。『SD戦国伝』や『SDコマンド戦記』では味方役になっている。基本的に味方時の人格はロザミィ、悪役時の人格はプルツーと考えた方が良い。
  • ファミコン作品の『SDガンダムガチャポン戦士4 ニュータイプストーリー』ではサイコG・2名義で登場しているが、サイコガンダムをサイコガンダムMk-Ⅱのカラーリングへ変更したグラフィックになっていた(なお、続編である『SDガンダムガチャポン戦士5 バトル オブ ユニバーサルセンチュリー』では原作に忠実なグラフィックで描かれている)。
  • スーパーファミコン作品の『SD機動戦士ガンダム2』での2人用モードでは最終ボスとして登場する。
  • 成井紀郎の漫画作品『SDガンダム劇場』に収録されている「鶴の恩返し」のパロディでは、オチでプルツーではなくプルがサイコガンダムMk-Ⅱに変身していた(当時のSDガンダムにおける「プルツー=悪役」の風潮の為と思われるが何故ロザミィでないかは不明)。
  • SDガンダムワールドヒーローズ』第10話にそのままの姿で登場。博物館の展示品だが動き出し、劉備ユニコーンガンダム達を助けた。元々はキャプテンシティがまだ出来た頃に湾岸警備に使用されたものであったらしい。

アルセーヌガンダムXにより、サイコロガンダムのような形態になると彼が集めた骨董品を元のあるべき場所へと戻していった。


立体物

『Zガンダム』放送時に発売された旧キットガンプラ1/300スケールで発売。

変形機能を再現している。


SDガンダムフルカラーシリーズにてラインナップ ※現在、入手困難


関連タグ

ガンダムMk-V ドーベン・ウルフ クィン・マンサ サイコガンダム

サイコガンダムMk-Ⅲ…異なる世界で作り出されたバリエーション機。

ガンダムTR-6:サイコ・ガンダムⅡ形態のバリエーションとして当機の手足をギガンティック・アーム/レッグ・ユニットとして接続している。

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